見附市議会決算特別委員会会議録
〇招集日時 平成24年9月21日 午前10時
〇招集場所 見附市議会委員会室
〇会議に付した事件
1 議第62号 平成23年度見附市一般会計歳入歳出決算の認定について
2 議第63号 平成23年度見附市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
3 議第64号 平成23年度見附市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
4 議第65号 平成23年度見附市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
5 議第66号 平成23年度見附市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
6 議第67号 平成23年度見附市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について
7 議第68号 平成23年度見附市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について
8 議第69号 平成23年度見附市ガス事業会計利益の処分及び決算の認定について
9 議第70号 平成23年度見附市病院事業会計決算の認定について
〇出席委員(全員)
五十嵐 勝 木 原 大 輔
重 信 元 子 渋 谷 芳 則
大 坪 正 幸 押野見 淺 一
小 泉 勝 関 三 郎
高 橋 健 一 小 林 伸 一
亀 田 満 久 住 裕 一
佐々木 志津子 渡 辺 みどり
小 林 繁 男
〇委員外出席者
議 長 山 田 武 正
〇事務局職員出席者
事務局長 高 橋 和 徳
次 長 山 谷 仁
議事係長 大久保 英 輝
午前10時00分 開 議
〇佐々木志津子委員長 これより本日の会議を開きます。
現在の出席委員15人、全員であります。
1 議第62号 平成23年度見附市一般会計歳入歳出決算の認定について
2 議第63号 平成23年度見附市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定につ
いて
3 議第64号 平成23年度見附市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定につい
て
4 議第65号 平成23年度見附市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
5 議第66号 平成23年度見附市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
6 議第67号 平成23年度見附市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定につ
いて
7 議第68号 平成23年度見附市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について
8 議第69号 平成23年度見附市ガス事業会計決算の処分及び決算の認定について
9 議第70号 平成23年度見附市病院事業会計決算の認定について
〇佐々木志津子委員長 それでは、第62号議案から第70号議案までの9件を一括して議題とします。
各分科会の委員長から報告書が提出されておりますので、お手元に配布いたしました。
各分科会における付託決算の審査について、分科会委員長の報告を求めます。
まず、総務文教分科会、小林伸一委員長。
〇小林伸一総務文教分科会委員長 それでは、総務文教分科会での審査報告をいたします。
議第62号 平成23年度見附市一般会計歳入歳出決算の認定についてのうち、総務文教分科会関係部分でありますが、歳入関係では、市税等の滞納状況及び今後の徴収確保の見通し、取り組み状況について、起債の今後の見込みについて、不用額の処理状況などの質疑がありました。
次に、歳出の企画調整課関係では、地域交通体系整備事業の進捗状況について、広報費広告料の内容、効果について、J―ALERTシステム保守点検委託料について、自主防災組織についての質疑がありました。
総務課関係では、職員採用試験委託料について、県市職員スポーツ大会参加補助金について、公共施設環境整備業務委託料の内容について、交通安全対策施設整備費の件数などについての質疑がありました。
まちづくり課関係では、男女共同参画における電話相談業務委託料の内容及び推進体制について、地域ふるさとづくり活動交付金について、自治総合センター助成事業助成金について、地域サポーター登録状況について、市民ホームページ運営委託料の内容について、山の家施設修繕料に関連し、利用人数、活用方法などについての質疑がありました。
教育委員会関係では、調理業務委託料に関連し、食材の確保について、児童通学費補助金の内容について、学校補助金の役割、実績について、市内小中学校の避難訓練実施状況について、就学援助費支給の状況等について、放課後児童健全育成事業の現状と課題について、一時預かり保育の状況について、妊婦健康診査料、不妊治療費助成についての質疑がありました。
消防関係では、消防団員に対する報酬の状況について、消防団職員の定数の状況について、消防団協力事業所の確保に対する取り組みについて、立入検査実施状況について、住宅用火災警報器普及の取り組みについての質疑がありました。
その他、平成23年度決算に基づく健全化判断比率報告における将来的な推移についての質疑がありました。
以上で総務文教分科会報告を終わります。
〇佐々木志津子委員長 次に、産業厚生分科会、亀田委員長。
〇亀田 満産業厚生分科会委員長 それでは、産業厚生分科会の審査報告をいたします。
まず、議第62号 平成23年度見附市一般会計歳入歳出決算の認定についてのうち、産業厚生分科会関係部分でありますが、市民生活課関係では、自衛官募集の採用実績及び自衛隊協力会の活動内容について、消費生活相談員配置の成果について、住民基本台帳カードの普及状況について、生ごみプロジェクトの委託先及び今後の方向性について、粗大ごみ等の無料回収業者の件についてなど質疑がありました。
健康福祉課関係では、敬老会補助金の内容について、グループホームの設置に関連して障害者理解の状況について、高齢者遠隔見守りシステム実証事業の成果について、生活保護の医療扶助費の減少理由について、自殺対策について、健康運動教室の参加者の状況について、肺炎球菌予防接種事業の状況についてなどの質疑がありました。
産業振興課関係では、雇用対策の取り組みの状況、中部産業団地の採用状況、見附高校生の就職率について、農産物特産化事業の内容について、まちなか賑わい支援事業に関連して、軽トラ市の評価について、今町地区及び見附地区のまちなか賑わい支援事業の進展状況について、県農林水産業総合振興事業の内容について、生産組織育成事業の縮小の理由について、農業機械導入事業補助金の申請状況についてなどの質疑がありました。
建設課関係では、側溝修繕工事の箇所数について、道路除草実施箇所の考え方について、生け垣設置補助事業について、融雪施設新設に関する市の考え方について、防犯灯のLED化について、市民の森及び杉沢の森の利用状況についてなどの質疑がありました。
次に、議第63号 平成23年度見附市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定については、収納率低下の要因について、療養諸費増加の原因について、短期証、資格証の交付状況についての質疑がありました。
次に、議第64号 平成23年度見附市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてでは、質疑はありませんでした。
次に、議第65号 平成23年度見附市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についてでは、質疑はありませんでした。
次に、議第66号 平成23年度見附市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてでは、水洗化率の状況及び排水設備設置資金の貸し付け状況についての質疑がありました。
次に、議第67号 平成23年度見附市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定についてでは、質疑はありませんでした。
次に、議第68号 平成23年度見附市水道事業会計利益の処分及び決算の認定についてでは、質疑はありませんでした。
次に、議第69号 平成23年度見附市ガス事業会計利益の処分及び決算の認定については、質疑はありませんでした。
次に、議第70号 平成23年度見附市病院事業会計決算の認定についてでは、ケアプラザの収益が上がった要因について、給食材料費等の増加の理由についての質疑がありました。
以上で産業厚生分科会の報告を終わります。
〇佐々木志津子委員長 ただいまの分科会委員長報告に対して質疑はありませんか。
〔発言する者なし〕
〇佐々木志津子委員長 これにて質疑を終結します。
これより1件ずつ討論、採決を行います。
初めに、議第62号 平成23年度見附市一般会計歳入歳出決算の認定について討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇佐々木志津子委員長 これにて討論を終結します。
これより第62号議案を採決します。
本案は原案のとおり認定すべきものと決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇佐々木志津子委員長 ご異議なしと認めます。
したがって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定しました。
次に、議第63号 平成23年度見附市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について討論はありませんか。
〇渡辺みどり委員 ただいま議題となっております議第63号 平成23年度見附市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、私は日本共産党議員団を代表して反対の立場で討論いたします。
反対の論旨は6点です。まず、1点目、国保法第1条、この目的は「この法律は、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もつて社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とする」とし、第4条に「国は、国民健康保険事業の運営が健全に行われるようにつとめなければならない」と国の責任を明記しています。それは、国保の歴史をひもとくと理解できると考えています。国民健康保険は、戦前の1937年に設立されてから、歴史を経て戦後1961年に社会保障及び国民保健の向上、新国保法第1条を目的に掲げ、国保を他の医療保険に加入しない全住民に医療を給付する内容とし、制度の運営責任が国にあることを明記し、国庫負担を法で定めるとしました。新国保のスタートにより国民皆保険が実現します。これによって国保が加入者が費用を負担し合う、お互いに助け合う、いわゆる相互扶助の仕組みから生存権を明記した憲法25条に基づく社会保障の制度へと転換し、今に至っています。
2点目です。国保は、医療のセーフティーネット、最後のとりでです。そのため高齢者、無職者、病人、ワーキングプア、つまり医療が必要で、低所得の人たちがたくさん加入している医療保険です。したがって、保険税と医療機関窓口での支払いの負担能力が低い人たちを抱え込むことになり、制度上国庫負担が不可欠であります。
3点目、1984年にそれまでの国庫負担、いわゆる医療費掛ける45%から国庫負担、医療給付費掛ける50%に法制化される中で、国庫負担の割合が大きく後退しました。そのため国保の財政は厳しくなり、保険税の値上げが行われることになります。
4点目、平成23年度決算で明らかになったように、循環器の疾患、がん患者の増加等は医療費を大きく押し上げています。一方、経済状況の好転のない中で1人当たりの保険税額は低下し、収納率も低下しています。
5点目、国保財政の解決には国庫負担を1984年までに戻し、国保法第4条の国の責任を果たすことです。また、介護保険では市の負担が12.5%あるのに対して、国保では市の負担はほとんどありません。したがって、不足する分は法定外繰り入れをするのが当たり前のことと言えます。また、国保は特別会計だといっても市民の医療のセーフティーネットであり、市民全体の保健、検診事業や福祉政策と大きくかかわっています。十分に負担の公平性が貫かれているものであり、一般会計とリンクさせるのは当たり前のことです。
6点目、昨年の決算認定に当たって、失業で保険税が払われなくなり、保険証を持たないで病が重大になるまで医療を受けずにいたため、治療が遅れ、命を落とす事例があったことを示し、払える保険税にするため一般会計からの法定外繰り入れをと討論で述べました。しかし、平成23年度でもその教訓は生かされていません。今年度の国保特別会計の財政で基金も少なくなってきていることは事実です。一般会計からの法定外繰り入れを行い、国保税の値上げをしないように備えていくことが必要であるということを述べて、討論といたします。
以上です。
〇小泉 勝委員 ただいま議題となっております議第63号 平成23年度見附市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、原案賛成の立場で討論をさせていただきたいと思います。
見附市の国民健康保険料につきましては、平成18年度に改定が行われまして、それ以降今ほど委員ご指摘のとおり繰り上げ充用、法定外繰り入れ等をなされないまま来たわけでありますけれども、この間ずっと保険料が据え置きでありました。一方で、平成23年度の収納率というのが県内では上から3位、そして平成24年度の数字ですが、保険料は県内の下から3番目ということで、非常に低い保険料であります。国の制度ということで、制度自体の問題もご指摘のとおりあるものと認識はしておりますが、見附市における国保の会計の認定ということでありますので、原案のとおり認定すべきもの、適正に執行されたと考えますので、原案のとおりの認定をすべきものと考え、委員各位のご賛同をお願いし、討論といたします。
以上です。
〇佐々木志津子委員長 これにて討論を終結します。
これより第63号議案を起立により採決します。
本案は原案のとおり認定すべきものと決定することに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
〇佐々木志津子委員長 起立多数であります。
したがって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定しました。
次に、議第64号 平成23年度見附市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇佐々木志津子委員長 これにて討論を終結します。
これより第64号議案を採決します。
本案は原案のとおり認定すべきものと決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇佐々木志津子委員長 ご異議なしと認めます。
したがって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定しました。
次に、議第65号 平成23年度見附市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇佐々木志津子委員長 これにて討論を終結します。
これより第65号議案を採決します。
本案は原案のとおり認定すべきものと決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇佐々木志津子委員長 ご異議なしと認めます。
したがって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定しました。
次に、議第66号 平成23年度見附市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇佐々木志津子委員長 これにて討論を終結します。
これより第66号議案を採決します。
本案は原案のとおり認定すべきものと決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇佐々木志津子委員長 ご異議なしと認めます。
したがって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定しました。
次に、議第67号 平成23年度見附市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇佐々木志津子委員長 これにて討論を終結します。
これより第67号議案を採決します。
本案は原案のとおり認定すべきものと決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇佐々木志津子委員長 ご異議なしと認めます。
したがって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定しました。
次に、議第68号 平成23年度見附市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について討論はありませんか。
〔発言する者なし〕
〇佐々木志津子委員長 これにて討論を終結します。
これより第68号議案を採決します。
本案は原案のとおり可決及び認定すべきものと決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇佐々木志津子委員長 ご異議なしと認めます。
したがって、本案は原案のとおり可決及び認定すべきものと決定しました。
次に、議第69号 平成23年度見附市ガス事業会計利益の処分及び決算の認定について討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇佐々木志津子委員長 これにて討論を終結します。
これより第69号議案を採決します。
本案は原案のとおり可決及び認定すべきものと決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇佐々木志津子委員長 ご異議なしと認めます。
したがって、本案は原案のとおり可決及び認定すべきものと決定しました。
次に、議第70号 平成23年度見附市病院事業会計決算の認定について討論はありませんか。
〔発言する者なし〕
〇佐々木志津子委員長 これにて討論を終結します。
これより第70号議案を採決します。
本案は原案のとおり認定すべきものと決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇佐々木志津子委員長 ご異議なしと認めます。
したがって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定しました。
〇佐々木志津子委員長 以上で議案の審査は全部終了しました。
平成23年度見附市一般会計を初めとする決算議案の9件の活発かつ慎重なる審査、大変ご苦労さまでした。これにて決算特別委員会を閉会いたします。
午前10時22分 閉 会
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