見附市議会決算特別委員会会議録
〇招集日時 平成24年9月18日 午前10時
〇招集場所 見附市議会議場
〇会議に付した事件
1 議第62号 平成23年度見附市一般会計歳入歳出決算の認定について
2 議第63号 平成23年度見附市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
3 議第64号 平成23年度見附市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
4 議第65号 平成23年度見附市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
5 議第66号 平成23年度見附市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
6 議第67号 平成23年度見附市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について
7 議第68号 平成23年度見附市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について
8 議第69号 平成23年度見附市ガス事業会計利益の処分及び決算の認定について
9 議第70号 平成23年度見附市病院事業会計決算の認定について
〇出席委員(14人)
五十嵐 勝 木 原 大 輔
重 信 元 子 渋 谷 芳 則
大 坪 正 幸 押野見 淺 一
小 泉 勝 関 三 郎
小 林 伸 一 亀 田 満
久 住 裕 一 佐々木 志津子
渡 辺 みどり 小 林 繁 男
〇欠席委員(1人)
高 橋 健 一
〇委員外出席者
議 長 山 田 武 正
〇説明のため出席した者
副 市 長 清 水 幸 雄
会計管理者兼 齋 藤 勝
会 計 課 長
総 務 課 長 金 井 薫 平
まちづくり課長 池 山 久 栄
市民生活課長 長谷川 仁
税 務 課 長 星 野 豊 明
産業振興課長兼 岡 村 守 家
農業委員会事務局長
建 設 課 長 安 藤 善 紀
健康福祉課長 田 伏 智
病院事務長 大 橋 耕 一
ガス上下水道局長 平 賀 大 介
消 防 長 中 澤 博
教育委員会教育長 神 林 晃 正
教育委員会事務局 星 野 隆
教育総務課長
教育委員会事務局
中 田 仁 司
学校教育課長
教育委員会事務局
土 田 浩 司
こ ど も 課 長
監 査 委 員 上 野 勝
監 査 委 員 井 上 慶 輔
監査委員事務局長 高 橋 弥 一
〇事務局職員出席者
事務局長 高 橋 和 徳
次 長 山 谷 仁
議事係長 大久保 英 輝
午前10時00分 開 議
〇佐々木志津子委員長 これより本日の会議を開きます。
現在の出席委員14人、欠席届け出1人であります。
これより、先般の本会議において本委員会に付託されました決算の審査に入ります。
初めに、分科会の設置についてお諮りいたします。本委員会に付託された議案の審査については、2つの分科会を設置して審査することにしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇佐々木志津子委員長 ご異議なしと認めます。
したがって、2つの分科会を設置して審査することに決定しました。
次に、分科会の名称、分担区分及び委員の選任についてお諮りします。
これらにつきましては、お手元に配布の分科会名簿、分担表のとおりとしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇佐々木志津子委員長 ご異議なしと認めます。
したがって、お手元に配布の表のとおりとすることに決定しました。
次に、分科会の正副委員長の選任についてお諮りします。選任の方法につきましては、委員長において指名することにしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇佐々木志津子委員長 ご異議なしと認めます。
したがって、委員長において指名することに決定しました。
それでは、総務文教分科会委員長に小林伸一委員、同副委員長に関委員、産業厚生分科会委員長に亀田委員、同副委員長に小泉委員、以上のように指名したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇佐々木志津子委員長 ご異議なしと認めます。
したがって、分科会の正副委員長はただいま指名したとおりに決定しました。
次に、審査の方法についてお諮りします。本日の委員会は、まず主要な施策の成果等説明書に基づき関係課長から所管する部分について順次説明を求めることとします。
次に、第68号議案から第70号議案までの3件の企業会計の決算について関係課長から所管する会計について順次説明を求めることとします。
また、あすとあさっては各分科会においてその分担事項についての審査を行うこととします。その後、9月21日午前10時から委員会を開き、各分科会審査報告、質疑、討論、採決という順序で運営したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇佐々木志津子委員長 ご異議なしと認めます。
したがって、そのように運営します。
1 議第62号 平成23年度見附市一般会計歳入歳出決算の認定について
2 議第63号 平成23年度見附市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定につ
いて
3 議第64号 平成23年度見附市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定につい
て
4 議第65号 平成23年度見附市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
5 議第66号 平成23年度見附市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
6 議第67号 平成23年度見附市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定につ
いて
7 議第68号 平成23年度見附市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について
8 議第69号 平成23年度見附市ガス事業会計利益の処分及び決算の認定について
9 議第70号 平成23年度見附市病院事業会計決算の認定について
〇佐々木志津子委員長 それでは、第62号議案から第70号議案までの9件を一括して議題とします。
関係課長から主要な施策の成果等説明書に基づき順次説明を求めることとします。各課長の説明については、説明書の基本施策ごとにまとめて演壇で説明を行ってください。説明が終わった課長は、自席に戻ってください。また、次に説明する課長は挙手をお願いします。その際に説明者を指名しますので、指名後に演壇で説明を始めていただきたいと思います。
それでは、健康福祉課長から順次説明をお願いします。
〇田伏 智健康福祉課長 平成23年度決算に係る主要な施策の成果等についてご説明申し上げます。
1ページをお願いいたします。1、人と自然が共生し健やかに暮らせるまちづくり、(1)、日本一健康なまちを目指しますについてでございます。@、健康寿命を延ばすための健康づくりにつきましては、市民が病気や寝たきりにならないよう、予防を重視した取り組みであるいきいき健康づくり事業として、生きがい、運動、食生活、検診の分野ごとに横断的に事業を推進してまいりました。
ア、ハッピーリタイアメント事業では、例年同様250回を超えるイベント等を実施いたしました。
イ、食生活改善事業では、ごはんを中心とした日本型食生活のすすめを柱とし、地消地産を意識した食べ方を推奨しました。
ウ、小児生活習慣病予防事業では、新潟大学医学部と連携した健診を平成23年度も引き続き行いました。内容は記載のとおりです。
2ページに移りまして、エ、健康運動教室では、科学的根拠に基づいた運動プログラムと体組成等の変化情報の提供に栄養指導講座を加えることで寝たきりや生活習慣病の予防につながる運動の習慣化に努めました。また、オ、脳の健康教室事業では、平成23年度より介護保険事業所に対して補助金を交付することなどにより認知症予防に努めました。
カの健康教育、キ、健康相談は記載のとおりです。
3ページ、ク、健康の駅事業は、健康、医療、介護、福祉等の幅広い相談や情報発信など、健康づくりの拠点としての運営に努めました。
ケの心の健康づくりでは、心の健康状態をチェックできる心の体温計を導入しました。
コ、各種がん検診では、女性のがん検診の無料クーポン券を継続するなど、受診率の向上に努めました。
4ページをお願いいたします。サ、高齢者インフルエンザ予防接種、シ、高齢者肺炎球菌ワクチン接種の接種状況は記載のとおりです。
ス、国民健康保険では、年間平均被保険者数は1万111人となっております。保険税の収納率は、現年課税分は96%以上を確保したものの、全体では0.55ポイント減の83.66%で、療養諸費の費用額は、前年度比5.7%増の32億1,454万3,000円、1人当たりでは前年度より2万793円増の31万7,925円となりました。
次ページ、セ、特定健康診査・特定保健指導の状況では、特定健康診査の受診率は目標の55%に対して45.7%、特定保健指導では目標の40%に対して36.6%という結果となりました。
以上でございます。
〇大橋耕一病院事務長 A、地域医療体制の確立を図りますについて説明いたします。
多様化する医療需要に応えるとともに少子高齢化社会に対応するため、市立病院並びに地元医師会の協力を得て地域医療体制の充実に努めました。
ア、休日在宅当番医の利用状況ですが、医師会にお願いして休日に診療してもらっているものでございます。平成23年度の受診者数は、内科、小児科2,816人、外科1,219人、計4,035人で、前年度に比較して366人の増となっております。事業費は525万円でございます。
イ、中越こども急患センターの利用状況ですが、平成18年度に長岡市に設置したものでございます。平成23年度の受診者数は4,272人、うち見附市民は343人で、前年度に比較して総数で428人の減、見附市民で8人の増となっております。平成23年度は、前年度と同様、事業費負担はございませんでした。
ウ、長岡夜間急患診療所の利用状況ですが、2次救急、3次救急医療機関の負担を軽減させるため、平成20年度に長岡市に設置したものでございます。平成23年度の受診者数は1,040人、うち見附市民は43人で、前年度に比較して総数で56人の減、見附市民で9人の増となっております。平成23年度は、前年度と同様、事業費負担はございませんでした。
エ、新潟県医師養成修学資金貸与事業ですが、医師確保のため、県と市で2分の1ずつ負担して修学資金を貸与しております。平成23年度中に1名辞退したため、事業費は前年度に比較して60万3,000円の減となりました。
オ、市立病院についてでございます。診療業務の状況ですが、平成23年度の延べ患者数は6万6,658人、内訳として入院2万8,453人、外来3万8,205人となっております。前年度に比較して延べ患者数6,083人の減、入院1,796人、外来4,287人と、ともに減となっております。また、病床利用率は82.7%で、5.5ポイントの減となりました。
地域別利用状況でございますが、記載のとおり89.9%が見附市民の利用となっております。
医業収益の収納状況ですが、調定額23億1,401万9,992円、収入済額19億8,977万9,032円、不納欠損額ゼロ円、未収額3億2,424万960円となり、収納率は86%となっております。
介護老人保健施設の業務状況ですが、入所は延べ利用者数3万1,833人で、前年度に比較して1,945人の増、収入は介護報酬、利用料合わせて3億9,777万6,855円で、前年度に比較して3,040万2,064円の増となりました。通所は延べ利用者数4,672人で、前年度に比較して41人の減、収入は介護報酬、利用料合わせて5,083万3,009円で、前年度に比較して72万7,338円の増となりました。居宅介護支援は、延べ利用者数804人で、前年度に比較して20人の増、介護報酬は1,285万4,000円で、前年度に比較して289万1,300円の増となりました。
以上で説明を終わります。
〇田伏 智健康福祉課長 (2)、誰もが生き生きと暮らせるまちを目指してについてでございます。
@、高齢者サービスの充実に努めます、アの後期高齢者医療制度では、市内の被保険者数は前年より182人増の5,942人で、広域連合への療養給付費負担金として3億3,059万6,000円を支出しており、保険料の収納率は99.49%となっております。
イ、一般高齢者施策及びウ、地域包括支援センター、次ページをお願いいたします。エ、老人措置費、オ、緊急対応用短期入所事業、カ、日常生活用具給付・貸与状況、キ、老人いこいの家利用状況、ク、敬老会の状況は記載のとおりです。
ケ、介護保険事業では、年度末の認定者数は前年比57人増の1,784人で、65歳以上の第1号被保険者に対する割合は16.0%となりました。また、給付の状況では前年度比1億2,302万6,000円増の29億1,721万4,000円の給付を行いました。次ページをお願いいたします。市内介護施設の整備状況は記載のとおりです。
A、障害者の自立支援に努めますでは、ア、相談支援事業及びイ、自立支援給付、ウ、地域生活支援事業、エ、障害に関する理解・啓発事業は記載のとおりですが、詳細につきましては11ページ、表のとおりでございます
12ページをお願いいたします。B、地域福祉の充実を図りますでは、記載のとおり、ア、ボランティアの連携を支援し、地域での福祉活動の充実を図るとともに、イとして、低所得者や母子、父子家庭に対する福祉の充実に努めました。保護につきましては、前年度末の保護世帯が126世帯、187人となりましたが、公正な法の適用と自立助長の指導に努めました。ひとり親医療費助成と児童扶養手当の受給状況は記載のとおりです。
以上でございます。
〇長谷川 仁市民生活課長 続いて、12ページ、下の段をお願いいたします。基本施策(3)、人に心地よい環境づくりに取り組みますについてでございます。
@、循環型社会を構築し、ごみゼロシティを目指しますにつきましては、平成21年3月に策定をいたしました環境基本計画を機に、市民、事業者、行政相互のパートナーシップを構築するため、環境ポータルサイトへの各種情報を掲載し、引き続き環境施策の見える化を図ることで市民の環境に対する行動意識の高揚に努めました。また、時代のニーズに応え、燃えるごみ有料袋に5リットル極小サイズを加え、資源化可能な紙ごみの混入を防止するとともに、古紙類等の地域回収、プラスチック製容器包装の資源回収を実施することにより、ごみは4区分14分別を対象とし、資源のリサイクル向上や生ごみ処理機購入者への経費助成を継続実施することによりまして循環型社会の構築に努めました。さらに、当該年度は焼却にのみ頼ることなく微生物特有の自然分解による生ごみ処理が持続可能か否かを検証するため、北谷南部みつばコミュニティの協力のもとに生ごみが消えるプロジェクトを実践し、減容率99%の結果を得ることができました。詳細は記載のとおりです。
13ページをお願いいたします。ウ、廃棄物処理対策では、ごみの減量化を市民が共有すべき大きな課題として周知するため、毎月のごみの排出状況を速報値としてポータルサイトに掲示し、常時市民、事業者へのごみ排出抑制を促すことに心がけました。また、最終処分場の延命化を図るため、分別収集と再資源化を徹底し、適正な廃棄物処理に努めるとともに、引き続き山形県米沢市との環境保全協定に基づき焼却灰の一部を排出処分いたしました。
エ、し尿処理体制の充実につきましては、し尿収集量は年々減少傾向にありますが、可能な範囲で効率的な収集に努めてまいりました。
A、省資源・省エネルギーを進め、地球温暖化対策を図りますにつきましては、電気の使用量の推移や消費電力の節約目標の設定など、家庭における省エネ行動の見える化を促進するため、省エネナビモニターを公募するとともに、住宅用太陽熱、太陽光発電システムの整備に係る補助制度の継続と廃食用油の拠点回収によるバイオエタノール燃料の活用策を創出し、新エネルギー導入に係る促進策を進めることができました。また、電力不足による計画停電対策として、LED電球購入費補助制度を時限的に創設の上、家庭における節電対策を講ずることができました。
イ、公害では、苦情申し立てに対する早期処理に心がけ、快適な環境づくりを推進するよう努力いたしました。
ウ、住みよい生活環境づくりと生活環境対策では、地域住民と連携をし、害虫による伝染病予防、発生予防のための防疫対策、防除薬剤散布を行い、生活環境の保全に努めました。
エ、狂犬病予防及び畜犬登録につきましては、記載のとおりです。
B、自然と人々の生活が一体となるふるさとづくりに取り組みますにつきましては、森林地域の荒廃を防ぎながら、緑化の推進及び環境保全に努めました。
以上です。
〇安藤善紀建設課長 引き続きまして、15ページをお願いします。(4)、個性あふれる景観づくりを推進します、@、市民ぐるみの景観づくりを推進しますでございますが、商店街アーケードへのハンギングバスケット、街路樹イルミネーションを初め、各種緑化景観活動を市民ぐるみで市内一円に展開いたしました。
ア、快適空間づくり事業などにより市民とともに道路や公園等の景観づくりを進めますにつきましては、41の市民団体より取り組みをいただき、県道、市道の植樹帯など43カ所の公共用地の緑化活動を行っていただきました。
イ、市民・企業の力を生かした公園の管理運営を推進しますにつきましては、大平森林公園では指定管理者により各種イベントが企画運営され、またその他の公園では地域団体などとの協働により公園づくりを推進しました。
A、個性的な空間を整備しますにつきましては、公共施設の統一デザイン案内看板の整備を進め、特色ある個性的な空間整備を推進しました。
以上でございます。
〇清水幸雄副市長 16ページをお願いいたします。2、安全安心な暮らしやすいまちづくり、(1)、災害に強いまちづくりを推進しますについてですが、@、公共施設、住宅等の耐震診断を促進しますにつきましては、木造住宅の耐震診断及び耐震改修の補助事業を実施いたしました。震災を受けた後ということもあり、耐震診断の利用件数が増加しております。
A、災害への対応能力の向上に努めますにつきましては、防災訓練においては東日本大震災被災地支援や避難者受け入れのただ中であったため、例年より小規模な訓練内容といたしましたが、総人口の26%を超える市民の参加を得ての訓練を実施することができました。また、緊急情報メール登録につきましては、当面の目標としておりました1万件の登録を達成することができました。
次に、自主防災組織結成の推進ですが、複数町内を統合して再結成された自主防災組織があり、組織数は減となりましたが、参加町内は1つ増加となっております。
B、災害に強い社会基盤整備を図りますにつきましては、市街地の浸水対策として見附処理区では街渠側溝の改良を継続し、今町1号雨水幹線整備についてはボトルネック箇所の解消が平成23年度で完了いたしました。引き続き上流部の整備を進めることとしております。また、田んぼダム事業につきましては、平成23年度新たに650ヘクタールに調整管の設置を実施いたしました。
以上でございます。
〇中澤 博消防長 17ページをお開きください。(2)、消防、救急体制の整備についてご説明いたします。
初めに、@、消防力の充実についてでございますが、消防情報通信網の構築を図るため、そのベースとなります消防本部庁舎の増築を行いました。消防車両等の整備においては、消防署の指揮隊車を更新、消防団につきましては小型動力ポンプ1台を更新、機動力の向上を図るため、防災積載車4台を新規に配備いたしました。また、消防団員活動の理解と協力を得るため、消防団員協力事業所の確保、推進に努めてまいりました。さらに、消防職員、消防団員の各種災害対応能力の向上を図るため、県消防学校等に入校させ、専門的な知識と技術の習得に努めてまいりました。
次に、A、火災予防についてでございますが、市内の各種事業所、危険物施設、高齢者世帯等への立入検査を実施し、防火安全管理の徹底と指導を行いました。また、火災死者撲滅を図るため、町内や各種団体等に対し住宅用火災警報器の設置、普及推進を図りました。立入検査、住宅用火災警報器の普及状況、火災発生状況については各表のとおりでございます。
次に、B、救急、救助体制の充実についてでございますが、救急業務の高度化と市民ニーズに対応するため、救急救命士1名を養成いたしました。また、救命率の向上を図るため、市民に対する積極的な救命講習等を開催してまいりました。救急救命士養成状況、救急出動状況、救助出動状況、救命講習会の実施状況については、次ページ、18ページにわたる各表のとおりでございます。
次に、18ページをお願いします。C、消防、防災教育についてでございますが、地域の総合防災力を向上、強化するために、市防災訓練や消防団各分団演習は地域コミュニティや町内会など住民参加、協働型の実践的訓練を推進し、自主防災組織に対しましても個別に各種訓練の指導、支援を行ってまいりました。また、少年期の防災教育といたしまして、小学生を対象とした防災博士初級認定講座を平成23年度は地域コミュニティと協働で大人も含めた中で実施をしてまいりました。自主防災組織の訓練、防災博士初級認定講座の実施状況については、各表のとおりでございます。
以上でございます。
〇金井薫平総務課長 同じく18ページをごらんください。(3)、地域の安全安心の確保に取り組みます、@、地域防犯体制を整備しますについてでございます。犯罪のない安全で安心なまちづくりのために、市民を挙げて子どもたちを守るため、防犯訓練を4月、上北谷小学校において実施しました。また、住民の自主的な防犯活動を支援するために、青色灯防犯パトロール活動や防犯組合地区連合会に対し活動費の支援及び負担金を支出いたしました。
A、交通安全対策に取り組みますについてでございます。見附市交通対策協議会と連携し、年間活動計画を策定して、幼児から高齢者までの幅広い各種交通安全施策に積極的に取り組み、9月には新規事業として自転車安全利用講習会を開始しました。また、運転に不安のある高齢者が免許証を返納しやすいように支援制度を継続して行い、高齢者の事故防止に努めました。また、道路交通安全環境の整備のためにカーブミラーの整備及び修繕を行いました。
B、安心な消費生活を支援しますについてでございます。消費者団体と連携し、消費生活に関する講座や講演会の開催、消費生活推進事業の支援を行いました。また、消費者保護の推進のために消費生活相談の担当職員を配置し、体制の強化を図りました。
以上でございます。
〇安藤善紀建設課長 19ページをお願いいたします。(4)、利便性の高い交通体系づくりを推進します、@、公共交通機関の利用向上を図りますでございますが、ア、コミュニティバス事業でございますが、運行ルートの変更や通勤通学に合わせた増便により、利用者が増加いたしました。
イ、デマンド型乗り合いタクシー運行でございますが、交通空白地域解消のため、デマンド型乗り合いタクシーを運行し、バスとの連携により効率的な運行体系の実現に努めるとともに、運行地区の拡大を行いました。
ウ、利用しやすい施設等の整備でございますが、市役所前のバス停に上屋を設置いたしました。運行状況等につきましては記載のとおりでございます。
A、快適で安全な道路網の整備と維持管理を推進しますでございますが、効率的で快適な道路ネットワーク形成のため、道路改良工事、舗装工事などを引き続き実施いたしました。
市道の整備状況につきましては、整備された道路の市道認定等により、平成23年度中、市道総延長が1,438メートル増加し、平成23年度末に36万341メートルとなっております。道路、橋梁の整備状況については記載のとおりでございます。
20ページをごらんください。道路改良状況につきましては、補助事業で5路線を事業費1億9,039万円、単独事業で7路線を事業費3,130万円となっており、整備促進を図っているところでございます。また、道路舗装状況につきましては単独事業で1路線行っており、事業費は2,482万円であります。
以上でございます。
〇平賀大介ガス上下水道局長 (5)、快適性に配慮したライフラインなど住環境整備に努めます、@、汚水施設整備を推進しますでございますが、見附処理区の浸水対策にかかわる合流式下水道改善のため、葛巻処理場に雨水滞水池を設置するための詳細設計を行いました。また、施設の老朽に伴う更新について、葛巻処理場の汚泥濃縮設備の改築を行いました。さらに、今年度の公共下水道の整備は、市街化調整区域を今町地区、見附地区、新潟地区、葛巻地区、名木野地区に分けて整備を行うとともに、宅地開発に合わせて整備を行い、新たに14.4ヘクタールが水洗可能区域となり、これにより見附市全体の普及率は91.6%となりました。また、前年度に引き続き水洗化可能な地域に対し説明会を開催するなど、水洗化の促進を図ったところでございます。さらに、今町終末処理場の管理棟などの耐震補強工事や沈砂池ポンプ設備改築工事の実施設計を行いました。内容については、下の表をごらんいただきたいと思います。
次ページをお願いします。A、ガス・水道の安定供給を図りますでございますが、ガス及び水道につきましては、安全かつ安定供給を念頭に健全な経営に努めました。また、青木浄水場の更新計画を実施しています。内容については、下の表をごらんいただきたいと思います。
B、暮らしを守る雪対策を推進しますでございますが、冬期間の道路交通確保のため、市道において今年度5,529メートルの融雪施設整備に努めました。内容については、下の表をごらんいただきたいと思います。
C、誰もが快適に暮らせる住まいづくりを推進しますでございますが、市営住宅の双葉町外壁クラック補修工事、ビル陰テレビ共聴設備撤去工事など施設修繕を行うとともに、入居者の生活環境を守るための啓発文書の回覧を行いました。
以上でございます。
〇岡村守家産業振興課長兼農業委員会事務局長 22ページをお願いいたします。3、産業が元気で活力あるまちづくりについて説明いたします。
(1)、新しい産業の進出支援でございます。@、県営中部産業団地等への企業誘致につきましては、中部産業団地に1社の進出がありました。また、A、新事業展開の支援につきましては、1件の事業に補助金を交付して企業支援を行いました。
(2)、既存産業の育成支援ですが、@、頑張る農林業者に対する育成支援では、ア、農地・水・環境向上対策事業で市内3地域における農村環境の保全等に努める共同活動及び向上活動に対して支援を行ってまいりました。
また、イ、農業生産基盤整備事業では、農業経営の基盤となる農地、農業用施設整備等に支援を実施しております。
次ページをお願いいたします。ウ、数量調整円滑化推進事業でございますが、平成23年産米の生産目標数量は前年度より減少したところでございますが、農業者間の調整等により生産目標を達成することができました。また、農業者戸別所得補償制度により交付金を農業者へ交付いたしました。
エ、農業経営基盤強化促進事業、次ページのオ、経営体への農地利用集積につきましては、記載のとおり担い手への支援や農地利用集積などを継続して実施したところでございます。
カ、地消地産事業では、学校給食における米消費を推進するため、米粉パンの提供に係る費用に対して補助金を交付するなどの事業を行いました。
キ、森林整備支援につきましては、記載の事業を引き続き実施いたしました。
次ページをお願いします。A、頑張る商工業者に対する育成支援でございますが、ア、地域商業の活性化支援事業では、販売促進イベント、空き店舗活用事業などへの支援を実施しました。また、まちなか賑わい創出のための提言に基づき、町なか交流施設の調査を行いました。
イ、地域産業の販路開拓支援事業では、インターネットショッピングモール「どまいち」のPRや、表参道新潟館ネスパスでのイベント開催などにより、首都圏等への販路開拓に努めてまいりました。
ウ、企業の経営基盤の強化支援事業でございますが、各種制度融資の実施と信用保証料の補給により企業経営の安定化に努めました。
次ページをお願いいたします。エ、繊維産業振興支援では、業界団体が取り組む事業や販路開拓事業などに支援を行いました。
(3)、雇用対策推進でありますが、ネーブルみつけ内の雇用情報コーナーにおいて相談業務等を引き続き実施いたしました。また、国の雇用創出事業によりまして新規雇用の確保に努めました。
以上でございます。
〇土田浩司教育委員会事務局こども課長 27ページをお願いします。4、人が育ち人が交流するまちづくりについてですが、(1)、子育て環境の充実に努めますについて説明いたします。
@、仕事と子育てが両立できる環境を整備しますでは、仕事をしながら安心して子育てができる環境を整備するため、保育園において就学前のお子さんの保育の実施や小学校入学後の放課後児童クラブ、依頼会員と提供会員の相互援助活動を行うファミリーサポートセンター事業を実施しました。保育園におきましては、児童数が減少する中、保育園の入所児童数は平成22年度に比べて48人増加しております。
次に、A、子育て支援体制を整備しますでは、保護者の子育ての悩みや不安を解消し、子どもたちが伸び伸びと健やかに成長するための体制を整備することとしており、子育て支援センターで保護者の交流の場所の提供や子育てに関する相談に応じています。遊びの広場の利用や一時預かりの利用状況については、この表に記載のとおりでございます。
28ページをお願いいたします。妊婦健康診査料助成については、妊娠届け時に妊娠週に応じて受診票を交付しており、平成23年度の届け者数は43人増加しました。
乳児健診につきましては、対象者数の増減はありますが、受診率については4カ月健診で微減しましたが、97%から98%と高い受診率を維持しております。
それから、すくすく健康相談、母子保健推進員活動、新生児及び妊産婦訪問指導につきましては記載のとおりでありますが、対象者数の減少に伴い、減少となっております。
子どもの医療費助成制度につきましては、平成23年9月から入院の助成対象を中学生まで拡大したことから、申請者数及び助成対象者数が増加しましたが、助成件数及び助成額は減少しました。
また、紙おむつ用ごみ袋交付事業、子育て応援事業を実施しました。なお、紙おむつ用ごみ袋交付申請につきましては、これまで年度単位で交付していたものを一括交付することとしたため、申請数が減少しております。
以上でございます。
〇星野 隆教育委員会事務局教育総務課長 続きまして、(2)、ライフステージに応じた学びの環境づくりに取り組みます、@、教育水準向上のため教育環境を整備しますについて説明いたします。
まず、ア、主要な施設整備でございますが、見附市今町小学校におきまして校舎、屋内体育館の改築工事に引き続き、既存体育館の解体、グラウンド外構工事を行い、今町小学校改築工事は完了いたしました。このことにより市内全ての学校の耐震化が終了いたしました。また、対象学校の暖房用GHP入れかえ工事や南中学校のガス灯管入れかえ工事を行い、安全で快適な教育環境づくりを推進しました。さらに、アースプロジェクト事業として葛巻、新潟、上北谷小学校でグラウンド芝生化や市内全ての学校でのグリーンカーテン事業等に取り組みました。
29ページをお願いいたします。イ、コミュニティスクールの推進への取り組みに関する事業でございますが、コミュニティスクールの導入に向けて各種調査、検討を行いました。
ウ、学校評価・情報提供の充実・改善に向けた取り組みに関する事業でございますが、学校における自己評価の実施と公表、学校関係者評価の実施と公表、自己評価結果及び学校関係者評価の設置者への報告について、大学や地域住民と連携しながら研究を進めてまいりました。
エ、生徒指導・進路指導総合推進事業でございますが、別室登校支援員を南中学校を主たる勤務場所とし、不登校児童生徒の教室復帰に努めました。
オ、学校支援地域本部事業でございますが、地域と学校とで心身ともに健やかな児童生徒を育てる仕組みづくりのため、各学校に教育コーディネーターを配置し、学校応援体制の整備を図りました。
カ、わくわく体験塾でございますが、児童生徒が興味や関心を持つような内容を取り入れたりして、学ぶことの楽しさ、意欲を高めることを目的に107回の講座を開催いたしました。
キ、見附子育て教育の日でございますが、家庭、地域、学校、保育園、教育委員会が健やかな子どもの育成を目指し、それぞれの立場で考え、成果を発表する取り組みのために見附子育て教育の日を定め、活動いたしました。
30ページをお願いいたします。ク、わくわく見附アクションプランでございますが、各学校の地域特性に合わせて支援を行い、外部人材の活用や異世代との交流や実体験を積む機会を提供いたしまして、地域で生きる子どもたちの育成を図りました。
ケ、学校補助員の拡充でございますが、発達障害の児童生徒が増加する中で、学校、学級のスムーズな運営や子どもたちの安全確保を図るため、補助員を配置いたしました。
コ、食育対策事業についてでありますが、日本型食生活推進の取り組みとして玄米御飯を導入したり、栄養教諭による食育事業を実施したりいたしました。
以上でございます。
〇池山久栄まちづくり課長 同じく30ページでございます。A、生涯学習の支援についてでございます。
ア、生涯学習推進事業でございますが、学習人材バンク活用事業におきましては、学校教育の場へ講師を派遣するとともに自主講座開設を推進いたしました。
イ、社会教育事業でございます。成人式を開催し、まちづくりや市政への関心と理解を深める機会といたしました。また、各公民館、ふぁみりあ、図書館、文化ホール、総合体育施設等で計314の事業を行っております。
ウ、公民館の活動でございます。市民の多様な学習要求に応えるとともに、子育て、家庭教育の支援を柱として事業展開してまいりました。また、健康をテーマにしたものや郷土を理解する講座など、地域の視点からの事業展開に努めてまいりました。利用状況等につきましては、次ページ記載のとおりでございます。
31ページ、エ、図書館の活動でございます。小学校への読書啓発、支援を重点的に行ったほか、タイムリーな話題や人物に焦点を当てるなどして一般向けにも読書の啓発促進に努めました。利用状況等につきましては、記載のとおりでございます。
続きまして、次ページのB、芸術・文化の充実、継承に努めますでございます。アの文化ホール施設管理事業でございますが、再公募により新指定管理者となり、事業計画に基づく適切な施設管理とともに、自主事業、共催事業、市民文化活動支援事業等を実施いたしました。利用状況は記載のとおりでございます。
イ、文化振興事業につきましては、船橋音楽プロデューサーによる小中学生音楽鑑賞会を開催したほか、いきいきうたごえサークル講座を5地区公民館で立ち上げました。
ウ、美術展開催事業でございます。市展及び市民書き初め展を開催し、多くの市民から会場に足を運んでもらいました。
33ページになります。エ、文芸祭開催事業では、文芸協会と共催により文芸祭を開催し、市民の文芸活動を支援いたしました。
オ、児童生徒、市民の文化財に親しむ機会の提供につきましては、民俗文化資料館「伝承館」において文化財の特別展の開催や現地での文化財解説等を行いました。
C、生涯スポーツ活動を推進しますについてでございます。生涯各期に応じたスポーツ活動の普及のために、スポーツ関係団体への協力、さらには総合型スポーツクラブの支援に努め、市民の健康保持、増進を促進いたしました。また、大学と連携した陸上教室を開催いたしました。体育施設利用状況につきましては、記載のとおりでございます。
次ページをお願いいたします。34ページです。(3)、市民と行政の協働を推進しますについてご説明いたします。@、地域自治の運営を支援しますでございますが、平成22年度に見附第二小学校地区及び北谷北部地区でのコミュニティ設立準備会を立ち上げ、平成24年度の設立に向け検討を重ねるとともに、既設コミュニティとの情報交換会を開催するなど、支援に努めました。また、今町田園地区ふるさとセンターをデイサービスセンター坂井園隣接地に整備したほか、葛巻地区ふるさとセンターの建設に着手し、継続事業で整備を行いました。
A、まちづくりへの市民参画を推進し、協働する仕組みをつくりますでございます。自主的なまちづくり活動を行う7団体に市民活動補助金を交付するなど、市民活動の支援に努めたほか、ボランティア活動の活性化を図りました。
B、市民と行政との情報の共有化を図りますでございます。市民運営団体にホームページの運営を委託し、市民の地域情報交換の場としてさまざまな情報発信を行いました。
(4)、交流人口の増加を図りますでございます。@、近隣地域や全国各地との連携と交流を推進しますについてでございますが、ア、定住促進対策事業では、とっておき百選や見附さぽーた等を通じて首都圏を初め県外在住者へのPRに努めました。また、独身男女の出会いのイベントに対する助成を引き続き行いました。
イ、市民交流センター事業では、人と人の出会いや交流を促進するため、市民交流サロンや多目的広場などでさまざまなイベントを実施いたしております。
次ページをお願いいたします。ウ、まちの駅ネットワーク事業でございますが、市内36カ所のまちの駅サテライトのネットワークにより、まちの駅フェアやスタンプラリーなどを実施し、まちの活性化を図りました。
エ、観光事業につきましては、広域観光フェアへの参加や大凧合戦、越後見附太鼓等に対する補助金交付を通じて観光PRに努めました。
また、観光交流資源の調査及び交流拡大事業の検討を継続し、オの首都圏交流事業では、コシヒカリオーナー制度やいいとこ見つけ隊事業を行っております。
A、国際交流を推進しますでは、ベトナムダナン市との相互交流の一環として、中学生12名の派遣とダナン市からの4名の学生等を招致するとともに、県内大学の留学生との交流事業を開催いたしました。
以上でございます。
〇金井薫平総務課長 36ページをお願いいたします。5、行政経営計画、(1)、行政運営の見直しを進めますについてでございます。
@、社会情勢に即した組織機構を構築します。平成23年度は、市民の利便性などに配慮し、わかりやすい組織体制を目指して、市の重要施策であるスマートウエルネスみつけの推進のため、企画調整課内に健康づくり戦略室を設置し、職員の配置を行いました。そして、健康福祉課では健康に係る業務の専門性を高めるために健診・予防係を設け、また業務の連携強化と効率化を図るために高齢・障害福祉係を設置するなど係の分離、統合を行いました。
A、民間活力の導入を推進します。自律推進プログラムに基づいてこれまでより市民サービスが低下しないことを基本原則として指定管理者制度の推進を図り、指定管理者と連携し、適正管理に努めてまいりました。
B、事務事業の広域的取り組みによる効率化を目指します。3市1町による長岡地域定住自立圏構想に参画し、共生ビジョンに基づき生活機能ネットワーク、圏域マネジメントに関する取り組みを行いました。
C、定員管理及び給与の適正化を図りますについてでございます。業務量に見合った適正職員配置のため、業務の見直し、民間委託、指定管理者制度や非常勤職員等の活用により、職員数の適正化に努めました。この結果、人口1万人当たりの職員数は県内20市で最も少ない58.3人となりました。また、給与制度につきましても制度は国に準じ、給与水準は地域の情勢に合わせるとの方針から、県の制度に準じた対応といたしました。
D、市民サービスの向上に努めます。市民の利便性とサービス向上を目的に、毎週日曜日の午前中、市役所本庁で住基、戸籍、印鑑登録等の証明書の発行業務やパスポートの受け渡し業務を行いました。
次に、収入の確保に努めますについてです。@、税収の確保を図ります。税収確保のため、口座振替の推進や特別徴収事務所の拡大を図るとともに、8月から10月までの期間を市税等徴収強化月間とし、徴収強化に取り組み、収納率の向上に努めました。その結果、平成23年度は平成22年度の92.6%から0.9ポイント上昇して93.5%となりました。また、前年度に引き続き新潟県地方税徴収機構に参画し、職員1名を派遣して滞納額の圧縮に努めました。
A、市所有財産を有効に活用します。市有財産の効率的な維持管理に努めながら必要に応じて財産の貸し付けを行い、財産の有効、有益活用に努めました。また、財産管理経費についても補助事業を活用し、実施し、経費削減に努めました。
次に、(3)、支出の適正化に努めますについてでございます。@、事務事業の見直しを図ります。市が実施している事業に対し、客観性、信頼性を高めることを目的として、公募市民及び有識者から成る外部評価委員会を開催しました。平成22年度に実施した施策の中から事業規模や各担当課のバランス等を考慮し、評価を行いました。外部評価委員会からの報告書に基づき、行政評価委員会での検討の後、平成24年度の事業計画作成に反映いたしました。
以上でございます。
〇清水幸雄副市長 38ページをお願いいたします。6、災害救助・災害復旧事業について説明をいたします。
(1)、平成23年7月新潟・福島豪雨では、農地農業用施設、治山林道施設及び公共土木施設を初めとした被害があり、災害復旧事業費として2億5,256万9,000円、災害救助費として3,440万5,000円、被災者支援費として2,430万8,000円、合計3億1,128万2,000円の事業経費となりました。また、平成24年度への繰越額は合計で8億3,292万8,000円となっております。
次に、(2)、東日本大震災被災者支援についてですが、福島県からの被災者を中心として避難者の受け入れを積極的に行いました。避難所の設置、借り上げ仮設住宅の対応など合計事業費として1億1,409万3,000円の経費を執行いたしました。
以上でございます。
〇佐々木志津子委員長 以上で主要な施策の成果等説明書に基づく決算の説明は終わりました。
ここで、午前11時15分まで休憩します。
午前11時05分 休 憩
午前11時15分 開 議
〇佐々木志津子委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、第68号議案及び第69号議案をガス上下水道局長から説明を求めます。
〇平賀大介ガス上下水道局長 まず最初に、水道会計及びガス会計について、このたび地方公営企業会計制度の見直しに伴い、今年度の決算では資本制度見直しが実施されたことから、利益の処分、資本剰余金の処分、資本金の処分を剰余金処分計算書(案)のとおり処分し、あわせて決算の認定をお願いするものでございます。
それでは、水道事業会計からご説明しますので、28ページをお願いします。3、業務のうち(1)、業務量からご説明いたします。年度末給水人口でございますが、平成23年度末は5万4,717人で、前年度と比較して384人減少しております。同様に年間配水量、1日平均配水量も減少していますが、年間取水量が増加している要因は、昨年の新潟・福島豪雨による高濁度の原水を取水したため、捨て水も多くなったものでございます。なお、給水人口の市別構成では見附市が77.4%、長岡市が22.6%でございます。
次に、年度末給水栓数でございますが、平成23年度末は1万9,202栓で、前年度より105栓増加いたしました。
次に、年間有収水量でございますが、平成23年度末年間配水量742万2,680立方メートルに対し、年間有収水量675万2,599立方メートルで、有収水量率は91%となりました。
次に、次ページをお願いします。(2)の事業収入に関する事項でございますが、事業収入合計は10億3,224万195円で、前年度に比べまして1,351万4,946円の減額となりました。その内容といたしましては、営業収益1,618万5,054円の減と営業外収益336万3,508円の増、特別利益69万3,400円の減によるものでございます。
次に、(3)、事業費に関する事項でございますが、事業費合計は8億1,283万6,472円で、前年度に比べまして614万3,263円の減額となりました。その内容といたしましては、営業費用653万6,263円の増、営業外費用546万9,436円の減、特別損失721万90円の減によるものでございます。この結果、収支差し引き2億1,940万3,723円の当年度純利益を上げることができました。
次に、9ページをお願いします。3、平成23年度見附市水道事業剰余金処分計算書(案)をごらんいただきたいと思います。未処分利益剰余金2億1,940万3,723円は、先ほど申し上げました当年度純利益でございます。この剰余金を減債積立金に1億1,000万円、建設改良積立金に1億940万3,723円を積み立てるものでございます。
次に、資本的収支についてご説明しますので、4ページをお願いします。資本的収入の決算額は9,767万6,660円で、企業債1,700万円、負担金8,067万6,660円であります。
次に、資本的支出でございますが、決算額は3億7,774万6,777円でございます。このうち建設改良費2億3,716万4,201円で、この内訳につきましては後ほどごらんいただきたいわけでございますが、24ページから27ページに記載したとおり、建設工事、改良工事等に充当したものでございます。また、4ページ下段の欄外に記載したとおり、収入不足額2億8,007万117円の財源調達につきましては、記載のとおり留保資金及び消費税調整額をもって補填させていただきました。
以上でございます。
続きまして、ガス事業会計をご説明しますので、56ページをお願いします。3、業務、(1)、業務量からご説明します。まず、一般用と工業用を合わせた前年度との比較では9戸減少し、年度末で1万2,202戸となりました。また、年間販売量では一般用及び工業用はともに減少し、合わせて前年度との比較では44万626立方メートル減少して、年度末で1,580万8,118立方メートルを販売しました。
次に、(2)、事業収入に関する事項でございますが、事業収入合計は13億8万1,823円で、前年度に比べまして679万215円の増額となりました。その内容といたしましては、営業収益710万1,543円の減、営業雑益694万8,474円の増、営業外収益497万2,284円の増、特別利益197万1,000円の増によるものでございます。
次ページをお願いします。(3)、事業費に関する事項でございますが、事業費合計は12億5,822万9,032円で、前年度に比べまして3,752万8,803円の増額となりました。その内容といたしましては、営業費用3,029万6,675円の増、その他営業費用758万800円の増、営業外費用50万4,050円の減と特別損失15万5,378円の増となり、この結果、収支差し引き4,185万2,791円の当年度純利益を上げることができました。
次に、39ページをお願いします。3、平成23年度見附市ガス事業剰余金処分計算書(案)をごらんいただきたいと思います。未処分利益剰余金4,185万2,791円は、先ほど申し上げました当年度純利益でございます。この剰余金を減債積立金に500万円、建設改良積立金に3,685万2,791円を積み立てるものでございます。
次に、資本的収支について説明しますので、34ページをお願いします。資本的収入の決算額は6,109万3,185円で、全額負担金でございます。
次に、資本的支出でございます。決算額は3億7,107万1,503円でございます。このうち建設改良費が3億4,043万7,315円で、この内訳につきましては後ほどごらんいただきたいわけですが、52ページから55ページに記載したとおり、建設工事、改良工事等に充当したものでございます。また、34ページ下段の欄外に記載したとおり、収入不足額3億997万8,318円の財源調達につきましては、記載のとおり減債積立金、建設改良積立金、留保資金と消費税調整額をもって補填させていただきました。
以上で説明を終わります。
〇佐々木志津子委員長 次に、第70号議案を病院事務長から説明を求めます。
〇大橋耕一病院事務長 平成23年度病院事業会計決算についてご説明いたします。
まず、60ページ、収益的収入及び支出につきましては、病院事業収益22億2,899万6,591円に対し、病院事業費用22億2,813万5,047円の決算額となりました。
次に、62ページ、資本的収入及び支出につきましては、資本的収入5,243万8,461円に対し、資本的支出1億2,205万4,358円の決算額となり、資本的収入額が資本的支出額に不足する額6,961万5,897円は、記載のとおり補填財源で補填をいたしました。
建設改良費の内訳につきましては、76ページをごらんください。病院にトイレを増設したほか、老健の浴室の改装工事を行いました。また、自動結晶板凝集能測定装置、胆道ファイバースコープほかの備品を購入いたしました。
それでは、76ページの病院の業務量でございますが、入院は延べ患者数2万8,453人、1日平均77.7人で、前年度に比較してそれぞれ1,796人、5.2人の減少となり、また料金収益は1人1日平均3万661円と前年度より521円増加しましたが、総額では前年度より3,930万3,688円減収の8億7,240万1,405円となりました。外来は、延べ患者数3万8,205人、1日平均155.3人で、前年度に比較してそれぞれ4,287人、18.1人の減少となり、料金収益は1人1日平均1万6,507円と前年度より1,457円の増加となりましたが、総額では前年度より885万7,328円減収の6億3,066万5,154円となりました。病床利用率は、前年度より5.5ポイント減の82.7%となりました。
次に、老健の業務量でございますが、入所は延べ利用者数3万1,833人、1日平均87.0人で、前年度に比較して1,945人、5.1人の増加となり、介護報酬収益、利用料収益とも前年度より増収となり、それぞれ3億4,568万5,339円、5,209万1,516円となりました。通所は、延べ利用者数4,672人、1日平均12.9人で、前年度に比較して41人、0.2人の減少となりましたが、介護報酬収益、利用料収益とも前年度より増収の4,736万730円、347万2,279円となりました。居宅支援につきましては、延べ利用者数は前年度に比較して20件の増の804件となり、収益は前年度より増収の1,285万4,000円となりました。
次に、77ページをお開きください。事業収入に関する事項でございます。医業収益の入院収益、外来収益の減収の主な要因は、患者数の減少によるものです。その他医業収益の増収は、老健の利用者数の増加によるものです。医業外収益の補助金の皆増は、トイレの改修工事に係る県補助金であります。負担金交付金の増収は、繰り出し基準に医師確保対策分が追加されたことによる一般会計からの繰出金が増加したことにによるものです。
以上、事業収入は前年度に比較して839万2,809円、0.4%減収の22億2,687万8,138円となりました。
次に、事業費に関する事項でございますが、医業費用の給与費、経費の減少はオーダリングシステム導入にかかわる手当、消耗品費、修繕費等の減が主な要因です。材料費の減は、患者数の減によるものです。また、医業外費用も減となりました。
以上、医業費用は前年度に比較して8,686万4,170円、3.7%減少の22億5,156万5,650円となりました。その結果、差し引き2,468万7,512円の経常損失を計上することとなりました。
65ページをお開きください。欠損金計算書でございますが、7億5,425万7,038円を欠損金として翌年度に繰り越すこととなりました。
以上で説明を終わります。
〇佐々木志津子委員長 次に、議会報告第10号 平成23年度決算に基づく健全化判断比率等の報告について清水副市長から説明を求めます。
〇清水幸雄副市長 平成23年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の状況につきまして説明申し上げますので、お手元の報告書1ページをお願いいたします。
(1)、総括表の実質赤字比率につきましては、これは一般会計における赤字額が標準財政規模に対してどの程度の割合になるか示した数値でございますが、一般会計は赤字になっておりませんので、数値の記載はされておりません。また、評価欄の各比率は、早期健全化や財政再生が必要となる基準値を示しております。
次に、連結実質赤字比率につきましては、当市の全ての会計の赤字額と黒字額を合算して赤字が生じた場合に、その赤字額を標準財政規模と比較しての割合を示した数値ですが、これも赤字は生じておらず、数値記載はされておりません。
次に、実質公債費比率ですが、一般会計が負担する公債費や公債費に準ずるものを含めた実質的な公債費相当額が標準財政規模に占める割合を示しております。比率が11.2%となっており、早期健全化基準が25%でありますので、比率的には余裕のある状況であります。
次に、将来負担比率でございますが、これは一般会計の地方債現在高などの状況を比較する比率でございます。これも標準財政規模と比較いたしまして現状を示しているもので、比率が103.9%ということで、早期健全化基準が350%ですので、この比率も低い状況となっております。
次に、2ページから5ページにつきましては総括表で説明しました各比率の算出表でございます。
次に、6ページをお願いいたします。資金不足比率の状況でございますが、この比率は公営企業会計に区分されている各会計の中で、資金不足額がその事業規模に対しましてどの程度かをあらわすものですが、いずれも資金不足がございませんので、数値は記載されておりません。
以上で説明を終わります。
〇佐々木志津子委員長 次に、ただいま議題となっております各会計決算についての審査意見書及び健全化判断比率等の審査意見書が監査委員から提出されておりますので、監査委員から説明を求めます。
〇上野 勝代表監査委員 それでは、平成23年度見附市の決算にかかわる審査意見書につきまして、監査委員を代表いたしまして概要をご説明申し上げます。
見附市決算審査意見書、それから健全化判断比率及び資金不足比率審査意見書をごらんください。ここの1ページをごらんいただきたいと思います。まず、一般会計・特別会計歳入歳出決算及び基金運用状況審査意見書でございます。第1は審査の対象、第2は審査の期間、第3は審査の方法、そして第4は審査の結果でございますが、各会計の歳入歳出決算書及び附属書類等は、いずれも関係法令に準拠して作成されており、予算の執行につきましても適正に執行されていることを認めました。
次に、以下につきましては審査の結果及び意見でございます。
恐れ入ります。意見書の51ページをお開きください。基金運用状況でございます。土地開発基金を初めとする4つの定額運用基金の状況でございます。
それから、54ページをお開き願います。若干意見を述べたいと思います。現在の景気動向は、復興需要等を背景として緩やかに回復しつつあるとする一方、先行きについては欧州政府債務危機をめぐる不確実性が依然として高い中で、世界景気に減速感が広がり、金融資本市場を通じた影響も含め、我が国の景気を下押しするリスクとなるなど、依然として厳しい状況が続くものと思われます。市の財政においては、平成21年度から続いた市税の落ち込みが平成23年度で下げどまりを見せたものの、自主財源全体としては依然として伸び悩む厳しい財政状況となっております。また、財政指標の経常収支比率は依然として高い数値を示していることから、現下の不透明な経済情勢ではありますが、市税はもとより各種負担金、使用料及び手数料等の自主財源の確保に努めていただくことをお願いするものであります。
次に、70ページをお開き願います。公営企業会計決算審査意見書でございます。同じくこの第1は審査の対象、第2は審査の期間、第3は審査の方法、第4は審査の結果でございますが、各会計の書類はいずれも地方公営企業法などの関係法令に基づいて作成されており、計数は正確であり、当年度における経営実績が適正に表示されているものと認めました。以下、その概要及び意見でございます。
次ページをお願いいたします。水道事業会計の状況でございます。
続いて、84ページをお願いいたします。このページ下段の審査意見でございます。区域内人口は減少傾向にあり、水需要の伸びは期待できないものと思われます。一方、浄水場施設の更新など多額の設備投資を控えていることから、今後の経営環境は厳しい状況が予想されます。今後も市民に安全で良質な水を安定して供給することを基本として、長期的な視野に立った計画的な投資とその財源の確保を図り、一層の健全経営に努力されることを望むものであります。
次に、94ページをお願いいたします。このページ以降、ガス事業会計の状況でございます。
恐れ入ります。続いて、106ページをお開き願います。このページ下段の審査意見でございます。売り上げ原価を初めとする営業費用が増加傾向にある一方で、一般用では供給戸数が横ばいに、また工業用では1戸当たり年間販売量が減少傾向にあります。今後も経費節減を初めとした事業の合理化を推進することで健全な経営基盤を維持強化し、安全かつ安心なガスの供給に努められることを望むものであります。
次に、116ページをお願いいたします。このページ以降、病院事業会計の状況でございます。
恐れ入ります。続いて、128ページをお開き願います。下段の審査意見でございます。見附市立病院経営改善計画に基づき、さまざまな経営改善が実施され、平成23年度は経営改善計画に掲げる単年度黒字化に向けて前進されることは評価するところであります。病院経営においては、さまざまな課題が山積しておりますが、今後とも地域に根差した公立病院、介護老人保健施設としての使命を果たすため、経営改善と質の高いサービスの提供に一層尽力されることを望むものであります。
続きまして、137ページをお願いいたします。今ほどご説明がございました決算に基づく健全化判断比率審査意見書でございます。第1は審査の概要、第2は審査の期間、第3は審査の結果でございますが、健全化判断比率及びその算定の基礎書類等はいずれも適正に作成されており、比率は早期健全化基準を下回り、良好な状態にあることを認めました。
次ページをお願いいたします。決算に基づく資金不足比率審査意見書でございます。第1は、審査の概要、第2は審査の期間、第3は審査の結果でございますが、記載の全公営企業会計の資金不足比率及びその算定の基礎書類等はいずれも適正に作成されており、資金不足額は生じていないことを認めました。
以上で平成23年度見附市の決算にかかわる審査意見書についての説明を終わります。
〇佐々木志津子委員長 以上で本日の日程は全部終了しました。
あす、あさっては各分科会の審査を委員会室で行いますので、ご参集願います。
本日はこれにて散会します。
午前11時44分 散 会
決算特別委員会分科会名簿・分担表
|
総務文教分科会
|
産業厚生分科会
|
分科会委員
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木 原 大 輔
|
五十嵐 勝
|
重 信 元 子
|
渋 谷 芳 則
|
大 坪 正 幸
|
押野見 淺 一
|
関 三 郎
|
小 泉 勝
|
高 橋 健 一
|
亀 田 満
|
小 林 伸 一
|
久 住 裕 一
|
佐々木 志津子
|
渡 辺 みどり
|
小 林 繁 男
|
分 担
|
総務文教委員会の所管事項
|
産業厚生委員会の所管事項
|
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