平成23年第2回(3月)見附市議会定例会会議録(第5号)

議事日程 第5号 平成23年3月14日(月曜日) 午後2時開議 第 1 一般質問    
一 般 質 問 事 件 表
順位    質  問  者    質 問 事 項
 1番 五十嵐   勝 議員 1.まちなか賑わいづくりについて

 
11番 亀 田   満 議員
 
1.見附市における定住促進について
2.公民館等公共施設の利便性の向上について

 
 3番 重 信 元 子 議員
 
1.交通環境の整備について
2.子育て支援について


 
17番 井 上 慶 輔 議員

 
1.街路樹等の維持管理について
2.除雪体制について
3.「海の家」について
16番 小 林 繁 男 議員 1.産業が元気で活力あるまちづくりについて


本日の会議に付した事件  議事日程と同じ
出席議員(17人)    1番   五 十 嵐     勝        2番   木  原  大  輔    3番   重  信  元  子        4番   渋  谷  芳  則    5番   大  坪  正  幸        6番   押 野 見  淺  一    7番   小  泉     勝        8番   関     三  郎    9番   高  橋  健  一       10番   小  林  伸  一   11番   亀  田     満       12番   久  住  裕  一   13番   佐 々 木  志 津 子       14番   山  田  武  正   15番   渡  辺  み ど り       16番   小  林  繁  男   17番   井  上  慶  輔
欠席議員(なし)
説明のため出席した者        市     長    久   住   時   男        会 計 管理者兼    池   山   廣   喜        会 計 課 長        企 画 調整課長    岡   村   守   家        まちづくり課長    田   伏       智        総 務 課 長    金   井   薫   平        市 民 生活課長    長 谷 川       仁        税 務 課 長    星   野   豊   明        産業振興課長兼    清   水   幸   雄        農 業 委 員 会        事 務 局 長        建 設 課 長    田   辺   一   喜        健 康 福祉課長    池   山   久   栄        病院事務部次長    徳   橋   敬   一        ガ ス上 下水道    平   賀   大   介        局     長        消  防  長    岡   村   勝   元        教 育 委 員会    神   林   晃   正        教  育  長        教 育 委 員 会    野   水   英   男        事  務  局        教 育 総務課長        教 育 委 員 会    中   田   仁   司        事  務  局        学 校 教育課長        教 育 委 員 会    星   野       隆        事  務  局        こ ど も課長        監 査 委 員    高   橋   和   徳        事 務 局 長
事務局職員出席者        事 務 局 長    齋   藤       勝        次     長    佐   藤   貴   夫        副 参 事 兼    山   谷       仁        議 事 係 長
               午後 2時00分  開 議
山田武正議長 これより本日の会議を開きます。
  現在の出席議員17人全員であります。

山田武正議長 初めに、このたびの地震に伴う見附市の被害状況及び対応について市長から報告があります。
  久住市長。
               〔久住時男市長登壇〕
久住時男市長 3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災において亡くなられた方々に哀悼の意を表しますとともに、被災の真っただ中におられる皆様に心からお見舞い申し上げます。
  かつて災害を体験した見附市は、できる限りのご支援をお約束するとともに、どん底の中からも人は立ち上がることができる力をお伝えしていけたらと願っております。既に数々の支援を実施や計画しているところでございますが、巨大災害でありますので長期の支援が必要となることは明らかであります。市民の皆様におかれましても今後そのご協力も必ずや必要となりますので、ご支援、ご協力のほどを心からお願い申し上げます。
  本日の本会議におきまして、山本副市長が欠席しております。大震災支援関係市長会議というのがこの2時より長岡市で開催され、5市の市長が会議を行うことになり、私の代理で出席させましたので、議会の皆様のご理解とご了承をお願いしたいと思います。
  お手元に支援体制に加えての資料がございます。後ほど担当の課長から説明いたしますが、ここに記載されている以外、昨夜からけさにかけても幾つか計画されたところでございますので、その点だけ私のほうからつけ加えさせていただきたいと思います。支援体制の中にも最後に書かれておりますが、今申し上げました大震災の支援関係市長会議は、かつて中越震災を含めて被災を受けた5市の市長が連携をして、現在災害の真っただ中にある市に基礎自治体としての体験を伝えるということを決意いたしまして、きょうの夕方4時から各市の特に私どもにとっての発揮できる力は現在は避難所の支援ということになろうかと思いまして、各市の保健師を含む職員を派遣するということでスタートいたします。きょうの4時ごろをめどに各市から行って、私どもは宮城県の市長会を経由して、先ほど名取市というところにターゲットを絞っての支援というふうに報告を受けたところでございます。また、けさからは県を通じましてでございますが、上下水道局の技師の派遣ということを依頼されまして、派遣を決定したところでございます。また、県を通じて被災者の受け入れというときに、見附市はそういう体制にあるかということで問い合わせがございましたので、当面私どもができる対応としては海の家で受け入れさせていただく、その用意はあるということでご報告したところでございます。また、このペーパーに対する説明は担当の課長からいたさせますので、これからもご支援のほどをよろしくお願いします。
  ご報告とさせていただきます。ありがとうございます。
山田武正議長 企画調整課長。
               〔岡村守家企画調整課長登壇〕
岡村守家企画調整課長 それでは、これまでの市の対応ということでお手元の資料に沿いまして説明させていただきます。
  東北関東大震災等の対応ということでございますが、3月11日午後2時46分、東北地方太平洋沖地震ということでマグニチュード9.0、宮城県の栗原市で最大震度7ということで観測されたところでございます。見附市の震度は4ということで記録されております。この地震を受けまして、市のほうでは中央公民館と今町公民館に避難所ということで不安に思われる高齢者等の方の対応ということで、自主避難される方のために2カ所で避難所を開設いたしました。中央公民館で最大で44名、今町公民館で最大5名ということで、合計最大49名の方が避難をされてきたところでございます。次の日の12日には、午前3時59分に新潟県の中越地方、あと長野県の北部でございますが、地震が発生ということでマグニチュード6.6、長野県の栄村で最大震度6強ということでございました。あと十日町市、津南町で震度6弱ということでございます。この地震におきましても見附市では震度4ということで記録されております。このようなこともあろうかと思いますが、引き続き自主避難の方は泊まられているところでございますが、今町公民館につきましてはその時点では避難者はいられなかったということでございます。そういったことから、翌13日の日曜日の正午に今町公民館の避難所をまず閉鎖させていただきました。そして、午後5時には中央公民館の避難所を閉鎖したところでございます。このような経緯につきましては、緊急メール、ホームページ等で紹介をさせていただいております。
  次に、市内の被害状況でございますが、人的被害はございませんでした。建物等の被害につきましては、非住家の外壁の一部が落下するなど3件ということでございます。ライフラインにつきましても特別な被害はございませんでした。
  3番の被災地への支援ということでございますが、11日の金曜日には消防のほうから県からの要請で緊急消防援助隊ということで3名を派遣しております。お手元に岩手県とありますが、宮城県に訂正をお願いしたいと思います。石巻市のほうへ派遣をされて活動をされておるということでございます。今後も継続して派遣をするということでございます。
  続きまして、12日の日にはガス上下水道局におきまして日本水道協会の新潟県支部からの要請によりまして、十日町市のほうへ給水の応援に出動しております。職員4名ということで行っておりますが、これにつきましても当初は松代という方面ということだそうですけれども、その後松之山のほうに行っているということでございます。これにつきましても今後もいましばらく継続というようなことでございます。
  続きまして、3月13日日曜日でございますが、北関東・新潟地域連携軸推進協議会、見附市も参加している協議会でございますが、ここからの要請によりまして茨城県のひたちなか市のほうへ飲料水1,200リットル、2リッターボトルで600本を職員2名で持っていきました。その下の14日につきましては、先ほど市長のほうから報告がありましたとおり、名取市のほうへきょう4名派遣ということでございます。
  以上でございます。
山田武正議長 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
山田武正議長 発言もないようですので、本件については終了します。

日程第1、一般質問
山田武正議長 このたびの東日本大震災等のため、日程を変更しましたので、本日の一般質問を継続します。
  1番、五十嵐議員の発言を続けます。五十嵐議員、発言席にお着きください。
               〔五十嵐 勝議員発言席に着く〕
五十嵐 勝議員 私もかつてない経験をさせていただきましたが、若干質問といいますか、重複するかもしれませんが、ご容赦願いたいと思います。
  まず、中央公民館のところだったと思うのですが、中央公民館というネーミングそのものが悪いというわけではないのですが、もうちょっと市民に親しんでいただけるような名称を公募したりとか、愛称といいますか、そんなこともちょっとご検討いただきたいと思いますので、その辺の見解からお答え願います。
山田武正議長 久住市長。
               〔久住時男市長登壇〕
久住時男市長 まちなか賑わいへの提言に基づきまして、一体的に中央公民館、また今後本町荘の改築等を含めて、その会議の中でやはり大きな役割を担っているというご指摘もございましたので、またできるだけ多くの人に使っていただき、またはたまり場になるような形のものを考えていく中でそういう親しみのある、または使いやすいという名称についてもひとつ考えていきたいと思います。
  以上です。
山田武正議長 五十嵐議員。
五十嵐 勝議員 中央公民館、今現在市の職員によって運営されているわけなのですが、私も社会教育法を調べますと中央公民館の役割というのは中央公民館そのものの運営もそうなのですが、見附市ですと今町とか葛巻とか北谷の公民館も統括していくというような役割を担っているというふうに思うわけなのですが、民間感覚のお話しさせてもらうとマネジメント志向がどうなのかなとか、それから財務面の視点ではどうなのかとか、成長、発展の視点とかモニタリングの知識とか蓄積とかどうなのかなとかということもあります。それから、市の職員の場合何年かでかわられたりするわけですので、専門的な部分についてはどうなのかなというふうに思いますし、今現在の館長を初め皆さん本当に一生懸命やっておられるのは重々私も公民館を利用する立場として認識はしておるのですが、1つは一般質問の中で同僚議員も指定管理者のお話がありましたが、現在その効果、費用面とか、それから利用者の増とか考えると指定管理者というのも一つの考え方なのかなというふうに思われる部分が私は個人的に思っているのです。調べたら島根方式というのがあって、運営は市で、それから維持管理は指定管理者というようなやり方、官民が入ってくるというような形の自治体もあるように聞いておりますし、そこで非常にうまくいっているというような話もいろいろ調べますとあるようです。そういったことも含めて、官民相互乗り入れの形で運営というようなのも第1段階で考えてみられたらどうかなというふうに思うのですが、その辺の見解をちょっとお聞かせください。
山田武正議長 まちづくり課長。
               〔田伏 智まちづくり課長登壇〕
田伏 智まちづくり課長 お答えいたします。
  行政改革大綱の中で指定管理者の導入ということをうたってまいりまして、一通り導入できたということで一段落したというような状況でございます。今後公共施設におきましてもやはりマネジメント力だとか、あるいは専門性あるいは市民間の活力というのをもっと導入していく必要があるかと思いますので、そういったものを今後やはり公民館に限らず、また広く検討、研究していく必要があるというふうに考えております。
  以上でございます。
山田武正議長 五十嵐議員。
五十嵐 勝議員 十分検討していただきたいなと私は思うわけです。どうしても週末を含めた時間外勤務とか専門的なサービス、先ほど申し上げたとおり一生懸命やっておられるのですが、やっぱり民間に比べると笑顔の対応とかその辺がどっちかというと苦手なことであろうかなというふうに思いますので、その辺ぜひ検討していただきたいと思います。
  それから、公民館を利用するのというのはおおむね定例的に利用しているサークルとか同好会みたいなものがあろうかと思いますし、そのほかこういう年度がわりのときには子ども会とか町内会とか、そういったような集会も多いと思うのですが、そういった後で懇親会等か何かやられる場合も多いかと思うので、もちろんいろいろ考えなくてはならない部分もあるのですが、そういった団体の目的とか勘案した上でアルコールを含めた飲食を認めるなどの柔軟性もあってもいいのかなというふうに思うのですが、その辺どうお考えでしょうか。
山田武正議長 まちづくり課長。
               〔田伏 智まちづくり課長登壇〕
田伏 智まちづくり課長 お答えいたします。
  今後は弾力的、柔軟的に対応していきたいというふうに考えております。
  以上です。
山田武正議長 五十嵐議員。
五十嵐 勝議員 では、中央公民館の問題はそれくらいにして、空き店舗の利用とか、いわゆるまちなかの賑わい、こちらのほうにちょっと移りたいと思います。
  先日アルカディアで行われた笑顔あふれるスマートウエルネスみつけを目指してという中でも、久野先生が歩くことで見えてくる今まで見過ごしにされてきた街角とかお店、そういったことが歩くことによって見えてくるのではないかということで、見附市民はもっと歩きなさいというようなお話しされていて、私も我が身が余り歩いていないなと思ってちょっと反省させられた次第なのですが、そういったことも含めて、例えば高齢者とか障害者の方がそういったまちを歩くときにはもっともっとお休みどころといいますか、ちょっとベンチとか、そういったような草花を植えてあるような空き地があろうかと思いますので、もちろん地権者の了解を得た上なのでしょうけれども、その辺をもっともっとふやしていこうと。あるいは、これにはもちろん地域のボランティアとか、そういった人たちの維持管理が必要かと思うのですが、その辺のところってどういうふうにお考えでしょうか。
山田武正議長 久住市長。
               〔久住時男市長登壇〕
久住時男市長 直接のご質問ではないので、一般質問での質問があったところだと思いますけれども、商店街どのぐらいの後背地といいますか、いう形で計算されるかというのは普通私ども500メーター15分というのが一つのエリアで、日常的に歩いて買い物に来られる住んでおられる方という形になるのだろうと思いますが、たしか久野先生の国交省のデータでも人はどのぐらい歩いて通うことができるかと、70代で1キロと意外と多かったということを記憶しております。いずれにしても、500メーターから1キロぐらいにどれだけの人たちがお住まいになるかというのが一つの政策だし、それが基本的に商店街の見込める固定客という形になるのだろうと思います。そのためにもまた商店街ににぎわいを持つ、また商店街をいろんな方が歩いて楽しむという空間づくりというのが今ご指摘のように大事なことになるのだろうというふうに思いますので、今までも花をハンギングバスケットとか、それからベンチも取りつけたつもりでございますが、ただまだまだそれを楽しんでもらえるような空間づくりについてはこれからも知恵を絞りながら、または地元のご協力をいただきながら整備をしていくということになると思います。いずれにしても、商店街の中にどれだけの空間、またそういうものに使える空き地があるのか、またそれを地元でちゃんと整備をしたときに維持管理についてご協力いただけるのか、こういう形のをこれから進めながら一つ一つでございますが、そういう空間づくりになっていけばというふうに思って努力するつもりです。
  以上です。
山田武正議長 五十嵐議員。
五十嵐 勝議員 次に、空き店舗の利用についてなのですが、やる気のあるオーナーへの相談の窓口になっていただけるような形で、例えばウエブサイトで相談コーナーをつくってくるとか、あるいは場合によっては年に1回とか2回ぐらいは説明会とか相談会の開催とか、1人ではやりづらいのだけれども、仲間がいればできるかなというようなこともあろうかと思いますので、そういった仲間づくりといいますか、そういったような支援体制なりそんなことは、若手起業家とかそういった支援プロジェクトみたいなことって具体的にはまだなっていないのかもしれませんけれども、その辺どのようにお考えでしょうか。
山田武正議長 産業振興課長。
               〔清水幸雄産業振興課長兼農業委員会事務局長登壇〕
清水幸雄産業振興課長兼農業委員会事務局長 お答えいたします。
  現在の空き店舗の利用できる情報等については、市のホームページを通して開示をしているところなのですけれども、積極的にそれをPRしているかというとそこまでに至っていない部分もあろうかと認識しております。提言の中にもありましたけれども、町なかを元気にするそういった人たちの輪をもっと行政も商店街も含んで応援していこうという部分についても提言の中に盛り込まれております。したがいまして、このたび店舗の利用に関して飲食業の方あるいは介護事業者の方を想定した支援の枠も広げさせていただいたところでございますので、それを利用していただきやすいようにさらに手を挙げやすい環境を今議員おっしゃるような形で研究することも必要なのかなという思いで今おりますので、今後さらにその辺を充実できるように取り組んでいきたいと、現在かように思っております。
  以上でございます。
山田武正議長 五十嵐議員。
五十嵐 勝議員 中部産業団地みたいなわけにはいかないのかもしれませんけれども、できればそういった起業家に対して固定資産税とかいわゆる税制優遇、その辺も考えていかないと今の時代だと厳しいのかなというふうにも思うのですが、その辺の考え方をちょっと聞かせていただければと思うのですが。
山田武正議長 産業振興課長。
               〔清水幸雄産業振興課長兼農業委員会事務局長登壇〕
清水幸雄産業振興課長兼農業委員会事務局長 お答えいたします。
  まちなかにお店を出そう、あるいは何らかの事業を開始しようという方の思いの部分については、そういった方と直接お話をする、あるいはそういった予定を組んでいる方とお話をする、そういった中で希望なりがあるわけですので、その辺をもう少し具体的にお聞きする段階で市の施策としてどういう組み立てをするのか、その辺はそういう時期を通して考えていきたいと、そのように思っております。
山田武正議長 五十嵐議員。
五十嵐 勝議員 ぜひその辺積極的に取り組んでいただければというふうに思います。
  最後になりますが、公共交通の利便性、先回も私質問させてもらったのですが、もし仮に年に何回かこういったまちなか賑わいのためのイベントを行うような場合には目的別にコミュニティバスを走らせるとか、そういったようなことも積極的にちょっと考えていかないとだめなのかなというふうに思うのですが、これもいろいろと私も全国の事例を見るとまちなか賑わいや公共交通の活性化に成功した場合の効果というのが総理府のので出ているのですが、これは都会だから余り見附市には当てはまらない部分もあるかと思うのですが、CO2の排出量が削減できたとか、歩行者との共存が実現しやすく、市街地が快適な歩行者のまちとして活力を再生できたとか、それから自宅にこもりがちだった高齢者がまちに出るようになったとか、小さいかもしれませんけれども、さまざまな効果はそれなりにあるというふうに統計が示しております。一般的にまだまだこの公共交通体系については非常にうまくいっていない部分も多々あろうかと思うのですが、こういった目的別にコミュニティバス等を走らせるというか、シャトルバスみたいな形で何か大きいイベントがあるときにはそんなことも考えていただければ、市民花火大会なんかもそうなのですが、そんな形でやっていただくこともまた参加者をふやすといいますか、まちのほうに入ってきていただける一つのきっかけになるのかなというふうに思いますので、その辺はどうでしょうか、お考えをお聞かせください。
山田武正議長 企画調整課長。
               〔岡村守家企画調整課長登壇〕
岡村守家企画調整課長 公共交通の関係での質問でございますが、現在でも大きな祭り等のイベントのときにはシャトルバス等も出したりしておりますし、コミュニティバスの臨時増便とかそういったものもしていると思いますので、そういったことで必要があれば臨時増便等も考えられるかと思います。
山田武正議長 五十嵐議員。
五十嵐 勝議員 私も冒頭に申し上げたとおり、このまちなか賑わいづくりについてはこれからの行政が取り組まなくてはならない課題の環境問題とか少子高齢化とか健康福祉とか定住人口の増加、地元商店街や地域コミュニティの活性化など、いろいろな要素がここの中に入っていると思うので、ぜひ見附市で成功してほしいなというふうに思っております。このまちなか賑わいづくりの実現に向けた行動を大いに期待していますが、最後に市長に一言その決意のほどをお聞かせ願えればと思います。
山田武正議長 久住市長。
               〔久住時男市長登壇〕
久住時男市長 ご指摘のように非常に全国でも大きな課題であって、なかなか成功例を見ても限られているということでございまして、いずれにしても行政だけではなくて、一番市民の皆さんのご協力も得る、またご理解もいただくと同時に、やっぱり運営をする地元の商店街の皆さん、またなかなかそういうものに対してご協力いただく、またはそこを貸していただくとか、そういう面での受け入れ態勢も大事なことでございます。その面も含めて、一緒になって取り組みができるというその態勢ができれば何とかなるのではないかと思います。その面をまたお話し合いをしながらご理解賜るという形のもので、ひとつぜひ全国に例のない再生ができたというふうな形を目指して頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
山田武正議長 五十嵐議員。
五十嵐 勝議員 では、以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
山田武正議長 1番、五十嵐議員の質問は終わりました。

山田武正議長 次に、11番、亀田議員の発言を許します。
  11番、亀田議員。
               〔亀田 満議員登壇〕
亀田 満議員 3月定例市議会開催に当たり、通告しました2点について質問いたします。
  まず、最初の質問でありますが、見附市における定住促進についてお尋ねします。本年1月中旬に平成22年の国勢調査の速報値が発表されました。平成22年10月1日現在、新潟県人口は237万4,922人で、平成17年の前回調査と比べて5万6,537人、2.3%の減少となりました。見附市は4万1,874人で、平成17年の前回調査と比べて794人、1.9%の減少となりました。しかしながら、県内20市で見ますと見附市の人口は15番目で、前回調査の16番から順位が1つ上がりました。また、見附市の減少率は県の2.3%を下回るとともに、20市の中でも減少数は一番少なく、減少率では新潟市、燕市に続き3番目に少なくなっております。このことは、平成16年の豪雨災害、中越大震災の2度の大災害があり、他市町村の被災地で大幅な人口減少があったことを考えると産業団地の誘致策、調和のとれた都市計画を初めとし、市の施策の方向性が間違っていなかったものと市長初め市当局の努力を高く評価するものであります。
  さて、見附市の人口が減っていることは間違いない事実であります。人口減が続くと、限界集落と言われる65歳以上の高齢者が地域の50%を超えるまちとなって地域が崩壊すると言われています。人口の定住や転入は都市基盤、交通、教育、福祉、医療などの視点からの住民の総合評価の効果であり、短期的な視野でなく中長期的な視野で着実な施策の展開が必要であります。少しでも当市の人口をふやしていくためには積極的な定住促進策が必要と考えますので、以下の項目についてお尋ねします。見附市の現在実施していますネスパスでの定住促進PR、若い男女のしあわせみつけパーティーの実施など、見附市の定住促進に係る施策の成果についてお聞かせください。また、来年度以降取り組んでいく具体的な施策があればお聞かせください。
  次に、農業体験などを通じた田舎暮らしのPRをして、都会の方が見附に移住する仕掛けづくりについて市ではどのように考えておられますか。
  次に、神奈川県の横須賀市で実施されている定住の地として横須賀市を選んでくれた子育て世帯に支援するファーストマイホーム応援助成金、結婚を機に新居を求める新婚世帯を支援するスイートホーム応援奨励金などの補助金制度は大変応募者が多く成果を上げているようでありますが、見附市においても横須賀市と同じような定住補助金制度を検討してはいかがでしょうか、市長のお考えをお尋ねします。
  若者が見附市に定住するためには何といっても就労の場の確保が必要です。市として就労の場の確保のために来年度どのような政策を進めていかれるか、具体的な取り組みについてお伺いします。
  次の質問でありますが、公民館、公共施設の利便性の向上についてお尋ねします。現在町部の町内会をまとめていくために、嘱託員の皆さんはさまざまな苦労を重ねておられます。特に最近では区長、班長など役員の順番を持ち回る町内が多く、会議を1つ開くにしても会場手配や資料づくりに大変苦労している現状であります。見附市では、公民館利用について社会教育施設という位置づけで長年にわたって町内会、老人会、子ども会などの会議後の懇親会における飲酒などの行為は認められていません。町部の町内会では集会所を持たない町内会も多く、総会後の懇親会は飲食店等で行わなければなりません。見附市では地域コミュニティ活動に力を入れておられますが、町内会は地域コミュニティの中でも最も核を占める基礎組織であります。町内活動において市の公共施設を使いやすいものとすることは非常に重要なことではないかと考えます。私が調査したところ、宮城県登米市では地域の活性化を図るため、公民館を社会教育施設から地域住民の自主的な学びの場や地域づくりの活動の拠点となるコミュニティ施設と再定義している市もあります。今後公民館を地域コミュニティの拠点として位置づけることで、地域で生産した野菜や特産物の販売、公民館を初めとして市公共施設を市民に密着した使いやすいものとするためには、以下数点にわたり市長の見解をお尋ねします。
  まず、公民館を社会教育施設として位置づけるのではなく、地域コミュニティの拠点として施設利用におけるさまざまな制約を取り除くことについて市長はどのようにお考えでしょうか。過去において中央公民館で商店街の方が物販やイベント開催のために借用の申し出をしましたが、民間業者の営利行為を理由に借用を断られたとの話を聞きました。展示即売会、イベント等の会場として借用することについてどのような基準で対応されているかお尋ねします。
  次に、市役所の食堂なども町内会などの会議を行うために十分な広さがありますが、休日、祝日に町内会などに開放して市民から利用していただくことなども考えられますが、市長のお考えをお尋ねします。
  以上で私の質問とさせていただきます。
               〔亀田 満議員発言席に着く〕
山田武正議長 久住市長。
               〔久住時男市長登壇〕
久住時男市長 亀田議員の定住促進の質問にお答えします。
  国勢調査の結果では、見附市の人口も減少傾向にあります。人口の減少は残念ではありますが、その減少率はご指摘のように県下20市で小さいほうから3番目となっており、比較すればよいほうにあり、県内の順位は前回調査より向上しております。現在実施している事業の成果についてでございますが、しあわせみつけパーティー事業は平成20年度から実施しており、本年2月までに計8回開催し、延べ396人の参加者を得ています。今までに52組のカップルが誕生しておりますが、成婚に至ったとの連絡は2組となっております。
  次に、定住促進のPRについてでありますが、東京表参道のネスパス新潟館で毎年実施している見附のとっておき百選では、見附の魅力を紹介し、交流事業への参加を促しております。また、首都圏在住者である見附サポーターとの交流を深めることで物産販売の促進やふるさと訪問の機会づくり等を進めているところであります。また、新年度にはおおむね40歳を迎える出身者の皆さんにふるさとを顧みる機会をつくるため、同窓会の開催を支援するふるさと見附同窓会事業を実施いたします。さらに、首都圏においてもとっておき百選の開催に合わせて、見附サポーターを初め見附を応援してくれる皆さんに広く呼びかけ、一堂に会してもらう東京見附デー事業を開催したいと考えております。
  次に、農業体験を通じた田舎暮らしの仕組みづくりについてでございますが、今年度地元の生産組合と共同でコシヒカリオーナー制度に取り組みました。本事業では、首都圏在住者を中心に19世帯32人のオーナーが参加し、春の田植え、夏の野菜収穫、秋の稲刈りを楽しんでおります。また、JTBとの連携事業として首都圏在住者に見附の魅力を発見してもらういいとこ見つけ隊事業を実施しています。本事業では、上北谷まちづくり協議会の協力を得て農業体験や交流会を開催しているところですが、見附で開催した秋ツアーには13名が参加、東京で開催した冬のイベントには32名の参加がありました。今後これらの事業の延長線上に農業体験や自然体験とタイアップした短期、中期の滞在を可能とする仕組みづくりを検討していきたいと考えております。
  次に、定住補助金制度についてでありますが、横須賀市のマイホーム応援助成制度は住宅ローンの一部を助成するという制度でありまして、助成総額が9億円を超えるほどの反響があったとのことであります。一方で市外からの転入者は全体の27.6%にとどまるなど、問題点も指摘されているようであります。しかし、県下でも4市で定住促進を視野に入れた住宅補助制度が導入されていることから、今後当市においても必要であれば検討していきたいと思います。
  次に、就労の場の確保についてでありますが、企業設置奨励条例による各種助成金や税制上の優遇措置により企業誘致に引き続き力を入れて取り組んでまいります。また、若い世代の就労を支援するため、市内の企業をアピールするインターンシップや就職活動中の学生に向けた情報発信など、就職活動支援事業を新年度に実施することとしております。
  次に、公民館の利便性の向上についてであります。公民館を本来の業務とあわせて地域コミュニティの拠点として位置づけ、今後は町内会などの地域活動での施設利用については柔軟に対応してまいりたいと考えております。
  次に、公民館における民間業者の営利行為についてでありますが、社会教育法において禁止されていることから、営利行為についての許可は行っておりません。ただ、関係課との協議により、市の産業の活性化など重要なものと位置づけられる場合に限り認めているところであります。
  次に、市役所食堂の利用についてでありますが、一般開放を前提としていないため、現状では防犯及び冷暖房設備などの施設管理上の問題はありますけれども、今後検討してまいります。
  以上です。
山田武正議長 亀田議員。
亀田 満議員 ありがとうございました。今ほどしあわせみつけパーティー事業、今若い子が結婚もできないで大分年とったのもおりますけれども、これは平成22年から実施された、今まで52組のカップルが誕生して、成婚されたのは2組、その辺の中身の事情というのは個人的な問題ですのでわかる範囲であったらお答え願いたいです。
山田武正議長 企画調整課長。
               〔岡村守家企画調整課長登壇〕
岡村守家企画調整課長 しあわせみつけ出会いパーティーの関係でございますが、成婚に至った2組は、1組は残念ながら市外にお住まいの方でございますが、もう一組は市内の在住者ということでございます。
  以上でございます。
山田武正議長 亀田議員。
亀田 満議員 カップル52組のうち成婚が2組、その辺のあとの50組の追跡調査というか、その辺難しいのですけれども、その辺の事情というのは行政のほうで押さえておられますか。
山田武正議長 企画調整課長。
               〔岡村守家企画調整課長登壇〕
岡村守家企画調整課長 残りの50組の状況ということでございますが、今現在では特に追跡調査というのは行っておりません。ただ、ご成婚されて市内にお住まいをされるような方につきましては市のほうからお祝い品を差し上げるような、そういったお話をさせてもらっているところでございます。
山田武正議長 亀田議員。
亀田 満議員 成婚して住むところ、いろいろその辺の問題もあると思いますが、それについてやっぱり横須賀市でやっているマイホーム補助金制度、見附市でも検討をなさるということでございますが、ぜひ本格的に、横須賀市と同じような方法ではなくていろいろな方法で何とか補助金が出るような方法でやってほしいと思いますが、その辺の考え方として。
山田武正議長 久住市長。
               〔久住時男市長登壇〕
久住時男市長 今50組のことをお話しいただきましたけれども、なかなか個人的に追跡するというのは難しい状況ということもありますけれども、ただせっかく私どもが企画をしてそういう形で出会った人たちでございますので、ぜひそのフォローを何とかする、または逆に私どもがきっかけをつくりはするけれども、その後一生懸命カップルが成婚していただくような形で応援をする、市の中でもそういう人材がおられましたらそういう方々にかかわってもらうことで後押しをするというような仕組みが何とかできないかなと、そんな形で担当の者と話をしているところでございますが、それと今御指摘の住宅の支援ということでございますが、ただ当市が人がふえるというのが近隣市から動くというのが中心になりますと当市がいい政策、そういう支援をするということは、逆に近隣市にとってもそういう形で財政的に厳しい中、お互いにサービス競争といいますか、そういう形で向こうがこれだけやるのだからうちもこうだというふうにお互いに体力を消耗するという形になる心配があって、皆さんが東京なりかなり離れたところから来られるという面では制度的に意味があるかと思いますが、近隣の自治体のほうから動くというところに対して余り制度的に優遇を出すとまたそういう近隣の自治体とのバランス、そういうものにも絡んでくるのだろうと思いますので、多少慎重にそういうものを考えていきたいというふうなところが今考えているところでございます。
  以上です。
山田武正議長 亀田議員。
亀田 満議員 ありがとうございました。いろいろ検討していただくように要望としてお願いします。
  次に、就労の場の確保についてでありますが、これは実際に言いまして今現状で私たちの年代の県外に出ている子とか、みんなこっちに帰ってきたいという、見附へ戻りたいという子が結構おります。ただ、そこで一番問題なのが職場の問題、就労の場が本当にあるかどうかという問題です。たしか市も設置条例とかいろんなので手を打っておられますが、そういう人たちのかなりの人数が帰りたいというようなお話を聞いております。その辺を現状を把握して、もっと強い雇用の促進をいただければいいと思いますが、その辺について一言お願いします。
山田武正議長 産業振興課長。
               〔清水幸雄産業振興課長兼農業委員会事務局長登壇〕
清水幸雄産業振興課長兼農業委員会事務局長 ご質問にお答えいたします。
  今ほどの市長の答弁の中にも市内の企業をアピールするために、インターンシップなども平成23年度にそういった事業を取り入れていきたいという答弁をさせていただいたところでございます。このインターンシップにつきましては、市内の企業に協力を得まして、例えば大学生あるいは専門学校生の夏休み期間中などを利用しまして、実際の企業のお仕事を体験していただくと、そこで例えば企業サイドから何らかのテーマを出していただいて、その参加者がグループワークなどを通して企業の理念の理解であるとか、あるいはお互いの就職に向かっての意識の向上を図る、こういった効果が期待できるわけでございますので、そういったインターンシップを取り入れる事業を計画しているところでございます。また、毎年の成人式などで例えば大学生あるいは専門学校生などを対象にしまして、就職情報を市のほうから積極的に発信するためのメール登録などをまずお願いしたいと、そういった事業も新年度に検討して進めていきたいと、かように思っているところでございます。
  以上でございます。
山田武正議長 亀田議員。
亀田 満議員 ありがとうございました。今お話しになった内容はわかるのですけれども、大学生、学生を中心にという20歳ぐらいの人、そうではなくて県外にもっと長く勤めていて地元に帰りたいという人たちのPRとかそういうのがまだまだ足りないと思うのです。確かに大学生あたりが集まったときにみんなやる、成人式。そうではない30代ぐらいの人たちが帰ってきたい、はっきり言うと人口増加にももちろんなりますので、必ずそういう人たちは嫁さんもいるし、1人で出て何人か連れてくるというような形、これは人口の増加にもになると思います。ただ、そういう人たちに対しての就職の紹介とか何かが本当にできていないと、そういう人たちが戻ってきて見附に住みたいというのも一つの方法だと思いますので、新年度から実施されます就職活動支援事業、この辺もその辺を組み入れた中でしっかりと支援事業をやってほしいと思います。その辺の考え方、産業振興課長。
山田武正議長 産業振興課長。
               〔清水幸雄産業振興課長兼農業委員会事務局長登壇〕
清水幸雄産業振興課長兼農業委員会事務局長 お答えいたします。
  一般的には年齢が加わるにつれて就職の事情というのはなかなか厳しくなるというのが一般的な考え方であろうかと思いますけれども、私どももその就職支援につきましては私ども内部だけではなくて、そういった支援を専門にしている企業の工夫あるいは能力をおかりしてこういった事業の組み立てをしてまいりたいと考えておりますので、その中において今議員ご質問の内容についても検討を加えて研究を進めていきたいと、かように思っております。
  以上でございます。
山田武正議長 亀田議員。
亀田 満議員 ありがとうございました。産業振興課長が言われるように、ちょっと強力に推し進んでもらいたいと思います。
  それから、あと公民館の公共施設の利便性についてなのですけれども、公民館の本来の業務とあわせて地域コミュニティの拠点として位置づけ、使用もその辺は柔軟に考えますということなのですけれども、先ほども前段議員がこれを質問されておりましたが、はっきり言うと中央公民館については地域がほとんど使っておりません。子ども会も使わないし、老人会も使いません。町内会もほとんど使わない。というのは、その後の懇親会の飲酒が本当にできないのです。軽くやって、その中でまた地域の話が出ますので、そういう町内会とか何かは必ず飲酒が伴うと思いますが、前ははっきり言いまして地区労がありましてあの辺、嶺崎、本町2丁目、あそこは地区労が水害のときやられてからもうだめになりましたが、それまでそこを使わせてもらっていたわけなのです。もう地区労がございませんので、それで中央公民館をお願いするような形にしても、それはもうストップさせられますので、皆さんほとんど今は使っていないと思いますが、その辺柔軟な対応をされるということですが、その辺の話は柔軟だけではなくてその辺もオーケーか、はっきりとちょっとお聞かせ願いたいのですけれども。
山田武正議長 まちづくり課長。
               〔田伏 智まちづくり課長登壇〕
田伏 智まちづくり課長 お答えいたします。
  地域コミュニティというのは市の重要課題というふうに考えておりますし、中心市街地においても同様でございます。会場等がなくてコミュニティの活動に支障になるということのないように、また公民館がそういったコミュニティの活性化といいますか、組織に役立つものであれば大いに使っていただきたいと思いますし、その後のまた懇親会等でそういったコミュニケーションが図られるということであれば許可をするという形で考えていきたいというふうに考えております。
  以上です。
山田武正議長 亀田議員。
亀田 満議員 ありがとうございました。もう一つ実は中央公民館のほうで私も質問の中へ入れてもらいましたけれども、商店街の方々があそこでイベントをやりたいと、営利目的だということで断られたという話がありました。ただ、商店街活性化のためにもぜひそういう問題はクリアしてもらってぜひ使わせてほしいと。はっきり言うとこっちのほうへネーブルありますけれども、本町商店街はこっちまでかなり遠いと思いますが、中央公民館あたりでやっぱりやる気がある中でやられるなら商店街活性化のためにもぜひ使わせてもらいたいと、これはその辺のお考えはどうでしょうか。
山田武正議長 まちづくり課長。
               〔田伏 智まちづくり課長登壇〕
田伏 智まちづくり課長 お答えいたします。
  法律の縛りがあるわけでございますけれども、営利と活性化という部分のそのバランスといいますか、その辺を考える中でまた今後そういったものは判断させていただくことになろうかと思います。
  以上です。
山田武正議長 亀田議員。
亀田 満議員 ありがとうございました。中央公民館、はっきり言いまして一番いい場所にあります。市街地の中心にありますので、ぜひいろいろな面で利用できるような方法をとられるような形にしていってもらいたいと思います。これは要望でございます。
  時間も残しましたが、私の質問はこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。
山田武正議長 11番、亀田議員の質問は終わりました。

山田武正議長 次に、3番、重信議員の発言を許します。
  3番、重信議員。
               〔重信元子議員登壇〕
重信元子議員 3月定例市議会の開催に当たり、通告に従いまして交通環境の整備についてと子育て支援について質問させていただきます。
  まず、交通環境の整備についてです。現在コミュニティバスが市内を走っておりますが、路線が少ないこと、列車との接続が悪いことを市民の方からお聞きしております。具体的に申し上げますと、コミュニティバスは100円という料金の安さも魅力であり、運行していない地域の方からは自分の住んでいる地域にも走らせてほしいという要望や、利用した方は余りたくさんの停留所を回っていくのでなかなか目的地に着かないとか、列車で通学されている学生さんからは3時1分に列車が着くのに3時にバスが出て1時間近くも待たなくてはいけないのだよとのお声を聞いております。12月の定例会一般質問の答弁の中で久住市長は、北陸信越運輸局と長岡技術科学大学と提携して通学者等のバスへの転換を促すための調査を実施して、コミュニティバスの運行内容の充実について検討することとしているとの発言もございました。そこで、平成23年度改善される点についてお聞かせください。また、デマンドタクシーが昨年から地域限定で始まったそうです。デマンドタクシーとは予約制の乗り合いタクシーのことですが、まだ始まったばかりですし、地域も限られているために知らない方も多いと思います。詳しいシステムの内容と今後利用できる地域を広げていく予定なのか方針を教えてください。
  次に、子どもたちの通学の安全についてお尋ねいたします。新潟県は雪国ですので、冬になると歩道がなくなる場所が出たり、中学生は自転車が使えなくなるためにかなりの距離を歩くこととなり、親が自家用車で送っている生徒もあるそうです。ことしの冬は特に豪雪でしたが、すべての箇所とは言いませんが、私はいつもの年よりも歩道の除雪が行き届いていたように思いました。建設課の皆様のご尽力に敬意を表します。しかしながら、それでも積雪があって安全な通学路が確保できないときや自転車に乗れないときにスクールバスまたはそれにかわる輸送機関が必要かと思いますが、お考えをお聞かせください。
  続いては子育て支援についてです。子育てするなら見附のキャッチフレーズでさまざまな子育て世代への応援がなされてきました。今回の予算案でも、子どもの医療費助成で入院が現在の小学6年生から中学3年生に拡大されました。大変喜ばしいことです。しかしながら、通院に関しては2人以下の場合未就学までとなっております。子どもが3人以上の場合、少子化対策の一環で通院の医療費助成は小学校6年生までが対象となっています。経済的にも大変だという配慮をしていただきありがたいと思います。しかし、子どもが2人以下の場合でもぜんそくなどの持病を持つお子さんは1カ月に必ず7,000円から8,000円の医療費がかかり、経済的負担も大きいそうです。子どもの人数にかかわらず、通院の医療費助成を新潟市などと同じく小学3年生までにしていただきたいと思っておりますが、まずは持病を持つお子さんの通院の医療費助成の年齢拡大をお願いしたいのですが、お考えをお尋ねいたします。
  また、現在2人以上の子どもがいると申請して子育て応援カードを発行してもらい、市内の協賛店で買い物をするときに特典が受けられます。ところが、お子さんが1人だとカードも発行してもらえません。寂しい気持ちがしたり、不公平感を感じたりするそうです。地元のお店で買おうという購買意欲の向上にもつながると思いますので、ぜひとも応援カードの発行を1人からにしていただきたいのですが、いかがでしょうか。ちなみに、新潟県内全域で使える子育て応援カードトキっ子くらぶというのがあるのですが、これはゼロ歳から12歳までのお子さんが1人いれば発行してもらえます。子育て応援カードについてのお考えをお聞かせください。
  以上です。よろしくお願いいたします。
               〔重信元子議員発言席に着く〕
山田武正議長 久住市長。
               〔久住時男市長登壇〕
久住時男市長 重信議員の質問にお答えします。
  まず、コミュニティバスについてであります。コミュニティバスは公共施設や商業、医療施設が集積する市街地を回る路線として年々利用者が増加してきております。これまでにも運行内容の改善を行ってまいりましたが、路線系統につきましては人口が多く施設が集中している区間についての改善を検討したいと考えております。なお、JRとの接続改善につきましては、現状ではコミュニティバスの運行本数や駅がバスの発着元になっていない関係等から限界があるところでありますが、見附駅の乗降者の多い時間帯の接続には配慮しているところであります。4月からはさらにJRとの接続を改善する予定であります。また、北陸信越運輸局と長岡技術科学大学と連携して通学者等のバス利用転換についての調査、分析に基づいて、運行内容の拡充方法について検討しているところであります。
  次に、デマンド型乗り合いタクシーについてでありますが、平成20年度から今町村部地区で実証実験を始め、人口が少ない地域では効果的な運行であることがわかりましたので、現在葛巻地区の一部と新潟地区を加え、3地区で運行しております。4月からは石地町等の地区を新たに追加する予定であります。今後の地区拡大につきましては、公共交通空白地区の解消やバス路線の維持が困難になった地区へ運行したいと考えております。現在のシステムの内容は、1日2往復のあらかじめ決められた時間に乗車を希望する場合は予約をしていただくことになります。予約がありますと、当該地区の利用者の家と市街地のあらかじめ決められた停留所の間を運行することになります。
  以上です。
山田武正議長 神林教育長。
               〔神林晃正教育委員会教育長登壇〕
神林晃正教育委員会教育長 重信議員の質問にお答えをいたします。
  まず、児童生徒の通学についてでありますが、現在国は自宅から学校までの距離について、小学生では4キロメートル、中学生では6キロメートルを一つの基準として示しておりますので、見附市におきましてもこれを基準として、基準を超える地域ではスクールバスの運行を行っているところであります。しかしながら、ことしの冬のような積雪が多いときはこの基準に満たない地区からもスクールバスの運行の要望が出されてまいりますが、非常に多くの地域と児童生徒数になることから、直ちにこれにこたえていくことは大変難しく、今年度これまでどおり一つの国の基準に沿った対応をしているところであります。今後道路状況や交通体系などを勘案する中で、解決策について検討してまいりたいと考えております。
  次に、子どもの医療費助成についてでありますが、当市では本事業を少子化対策、子育て支援の事業の一つとしても位置づけておるところから、これまでも通院については子どもが3人以上の多子世帯であるという要件を設けているところであります。ご質問の持病を持つお子様をお持ちの方は2人以下でも対象とすることについて、このことについては特定の持病についてはなかなか専門的な知識や判断が必要であることから、現在のところ難しいものと考えております。
  次に、子育て応援カードの発行条件についてでありますが、この事業は子育てを行う多子世帯の保護者の皆様の経済的負担の軽減を図ることを目的として、当事業の趣旨に賛同してくださる企業、その他の団体のご協力を得て実施をしているものであります。このようなことから、現在のところ見直しをするということは考えておりませんが、この子育て応援カードの趣旨をしっかりとPRをして活用を図っていくよう努めてまいりたいと考えております。
  以上でございます。
山田武正議長 重信議員。
重信元子議員 ありがとうございます。まず、交通環境整備のほうから再質問をさせていただきます。
  デマンドタクシーのことなのですけれども、デマンドタクシーの話を聞いたときに私は個人的にこれはすごくいいことだと思いました。それで、デマンドタクシーについて私も少し調べてみたのですけれども、県内の胎内市というところで成功例がありましたので、少しお話をさせていただきます。胎内市は人口3万2,000人で見附市より少し1万人ほど人口が少ないところですが、面積は265平方キロあり、見附市の3倍あります。ここは、平成21年度からデマンドタクシー事業を開始いたしました。タクシー会社に業務委託をしたそうです。まずは申請をしてもらい、チケット制で1回300円となっているそうです。前日または当日の1時間前までに予約をすれば使えるそうです。タクシーにデマンドと書いたマグネットステッカーを張って、またそれをはげば普通のタクシーに戻ることができるそうです。この胎内市というところは3地域から成り、地域を超えるときは中継地点に一回下車をして、その後もう一回乗るのですが、再度乗ってもその支払いはなくてもいいそうです。中継地点が商店街のところになっていて、商店街の活性化にもつながっているそうです。財源はがらがらで走っていた6路線のバスがありまして、そのバスを廃止した3,000万円を充てているそうです。市内の全域で実施しており、学生さん向けの月決めで決めている学生ライナーというのもあるそうです。この胎内市の成功例をお聞きして、見附市でも参考にできるところがたくさんあるのではないかと思いました。例えば郊外にはバス路線が余り少ないので、郊外から町なかまではデマンドタクシーを利用し、現在走っているコミュニティバスは町なかだけを巡回するということもできると思います。商店街に中継地点を設けることによって商店街の集客を図ることもできます。また、お買い物にデマンドタクシーを利用する利点といたしましては、まずバス停からも遠い人が多いので、お買い物の場合はバスですと最小限度のものしか買わないと思うのですが、玄関まで行くデマンドタクシーであればかさばるものや重いものなども買うことができます。また、病院に行きたい方も多いので、そういった方も自宅からバス停が遠い人が多いのでとても助かると思います。
  これから確実に高齢者の数はふえていきます。今運転できている人も運転に自信がなくなり、免許を返納するかもしれません。実際今でも運転しないほうがいいなと思っている人も車のない不便さから免許を手放せない方がいらっしゃるのも事実です。今後公共交通の整備がますます必要になってくると思います。去る3月1日のアルカディアでのスマートウエルネスシティーイン見附の催しがあり、筑波大学の久野先生の講演を拝聴いたしました。久住市長のお話の中で何度もウエルネスシティー、住んでいるだけで健康になるまちをお聞きしておりましたが、いまいちわかったようなわからないような感じでした。久野先生の講演の中で映像も見たり、グラフの数字も見たりして何となくイメージがつかめた気がいたしました。そして、見附市もそんなまちになったらいいなとも思いました。お話の中で、マイカーに頼る生活をやめましょうともおっしゃっていました。だからこそ、行きたいところに行ける公共交通の充実と歩いたら休める場所の確保を進めるべきだと思いました。前段議員からもお話がありました中央公民館あたりがデマンドタクシーの中継地点、ターミナル的なものにすごくいいなと思っております。コミュニティバスとデマンドタクシーの兼ね合いといいましょうか、役割分担については今後どうやっていこうかとお考えなのかお尋ねをいたします。
山田武正議長 企画調整課長。
               〔岡村守家企画調整課長登壇〕
岡村守家企画調整課長 コミュニティバスとデマンドタクシーの役割分担ということでございますが、基本的にコミュニティバスにつきましては市内の公共施設あるいは商店街等、市街地を結ぶ基幹の路線として考えております。デマンドタクシーにつきましては、そういったバスの路線がないようなところ、いわゆる交通空白地域と言われていたようなところ、そこの地区の利便性の向上のためにデマンドタクシーという形でやらせていただいているところでございます。
山田武正議長 重信議員。
重信元子議員 ありがとうございます。では、バスの路線を先ほど言ったみたいにコミュニティバスを町なかだけにして、郊外から町なかに出るにはデマンドタクシーというのが便利だと思う人が多いと思うのですけれども、今後そのように考えていっていただきたいなと思うのですが、いかがでしょうか。
山田武正議長 企画調整課長。
               〔岡村守家企画調整課長登壇〕
岡村守家企画調整課長 デマンドタクシーにつきましては、各地区を範囲を決めて、そこで登録をしていただいて利用をしていただいているような状況でございます。それで、バス停等を決める際には各地区にアンケートをとりまして、どこにデマンドタクシーの停留所を設けてもらいたいかという、そういった調査をしております。そこで一番希望の多かったようなところを選びまして、10カ所程度停留所を設けている、そういう状況でございます。
山田武正議長 重信議員。
重信元子議員 済みません、私もデマンドタクシーに停留所があるとわからなくて、私は玄関から使えるものだと思ったのですけれども、それは玄関からというのは無理なのでしょうか。
山田武正議長 企画調整課長。
               〔岡村守家企画調整課長登壇〕
岡村守家企画調整課長 説明不足で申しわけございませんが、その地区のところへ行くのは玄関まで行きます。それで、目的地のある一定の場所につきましては乗り合いタクシーでございますので、個々にとまるわけではなく、ある一定の停留所のところでおりていただくと、そういったので帰りも同様に停留所から乗っていただいて自分のうちまで乗ってもらうという、そういうようなシステムでございます。
山田武正議長 重信議員。
重信元子議員 済みません、ありがとうございました。それで、スクールバスについてなのですけれども、スクールバスは今のところ4キロ、6キロは夏も冬も変わりなくということで、私も割と遠いところから通っているお子さんというのはそんなに人数が多いわけではないので、例えばデマンドタクシーがもうちょっと普及してきたら、それを冬場だけ限定でスクールバスがわりに使えるかとも思うのですけれども、そのところはいかがでしょうか。
山田武正議長 教育総務課長。
               〔野水英男教育委員会事務局教育総務課長登壇〕
野水英男教育委員会事務局教育総務課長 スクールバスのかわりにデマンドタクシーの利用ということでございますけれども、制度の全体を含めましてそれも含めた中で検討させていただきたいというふうに思います。
山田武正議長 重信議員。
重信元子議員 あと子育て応援カードのことなのですけれども、今1人の方に対してはカードの発行を考えていらっしゃらないということですけれども、子育て世代の子どもが多い人への経済的負担を考えてということで1人の方にはないということですが、私子育て応援カードは地元のお店を使おうという購買意欲の向上にもつながると思って、趣旨は1つだけでなくてはいいと思うというか、今これだけ地元でお買い物をしてほしい、地元の商店街を活性化したいという、そういう気持ちの方が多いと思うので、それにお子さんが1人の方というのはそんなに数的にも多くはないのです。2人兄弟の方が一番多いと思うのですけれども、そういう数の面ですごくふえて、それで商店街のお店の人が困ってしまうというほどにはならないとは思うので、趣旨はわかりますけれども、見附の商店街活性化のためも目的に加えても全然問題がないと思うのですが、そのところはいかがでしょうか。
山田武正議長 こども課長。
               〔星野 隆教育委員会事務局こども課長登壇〕
星野 隆教育委員会事務局こども課長 重信議員のご質問にお答えいたします。
  子育て応援カードを1人の子どもの家庭からふやしていただきたいというご質問でございますけれども、私どもこの制度、答弁をさせていただいたとおり各団体、企業等のご協力のもとに実施しております。そして、県内を見させていただきますと糸魚川市、佐渡市、上越市、十日町市、三条市というようなところでも同じようなカード制度を行っておりますけれども、いずれも18歳未満の3人以上のお子様の家庭を対象にしてございます。私どもは2人世帯でございますので、その点まだ進んでいるのかなと思っております。議員先ほどお話しされましたけれども、トキっ子カード、確かにゼロ歳から12歳、小学生以下、あるいはまた新潟市においても12歳までのすこやかパスポートというのがございますけれども、今現在経済的負担の軽減を図るということと企業の協賛のもとに実施しているということで、現在のところは見直しをしないという考えでございます。
  以上です。
山田武正議長 重信議員。
重信元子議員 子育て応援カードについては、協賛していただけるお店のお考えももちろんおありだと思うので、まずはお店のほうにも1人からでもいいお店が多いのであれば、また応援カードを1人からにしていただくということも考えられると思うのですけれども、まずお店側のほうの意向を調査していただくというのはいかがでしょうか。
山田武正議長 こども課長。
               〔星野 隆教育委員会事務局こども課長登壇〕
星野 隆教育委員会事務局こども課長 議員の質問にお答えいたします。
  今現在この子育て応援カード、113社のご協力を得てやっているわけでございまして、数もかなりありますので、すぐにというわけにはいかないかもしれませんが、機会を見てそういうような意向調査をしたいと思っております。
山田武正議長 重信議員。
重信元子議員 最後に、デマンドタクシーはやっぱり郊外に住んでいらっしゃるご高齢の方にとってはすごく待ち望んでおられる方も多いと思いますので、ぜひともこの事業を拡大していっていただきたいと思いますし、また子育てのほうでも応援カードについてもまたぜひとも前向きにご検討いただけるようにお願いして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
山田武正議長 3番、重信議員の質問は終わりました。
  午後3時40分まで休憩いたします。
               午後 3時30分  休 憩

               午後 3時40分  開 議
山田武正議長 休憩前に引き続き会議を開きます。

山田武正議長 次に、17番、井上議員の発言を許します。
  17番、井上議員。
               〔井上慶輔議員登壇〕
井上慶輔議員 通告に従いまして、3点ほどお伺いします。
  まず最初に、街路樹等の維持管理についてお尋ねします。市道十二ノ木線は、市役所前から上新田町、コロナ工場までのアクセス道路は市役所前のケヤキは大変大きく、立派な街路樹に成長していますが、福島地内JR信越線との立体交差付近のケヤキの街路樹はいつまでも小さく、発育の悪い状況にあります。このように市内の街路樹をよく見てみますと場所によって発育に大きなばらつきがある箇所が見受けられます。市では街路樹の維持管理、街路樹の植栽についてどのように考えておられますか、以下数点にわたりお尋ねします。
  1番目に、街路樹の木の種類の選定はどのような基準で行われていますか。
  2つ目に、街路樹の植栽について植えてから何年くらい経過すれば正規としての街路樹となるか、基準を考えておられますか。
  3点目に、本所サンオートから葛巻ウオロク、そして葛巻下水処理場までの都市計画道路大河津線、大川端線には片側の歩道だけハナミズキの木や柳の木、またはウオロクわきからみつけきらり作業所までは街路樹が植栽されていなく、街路樹の設置に統一性がないように感じられますが、市長はこの現状についてどのように思われていますか、お尋ねします。
  4点目に、植栽する木については人それぞれ好みがあると思いますが、桜の木、桜街路樹も市内に置いてもよいのではないでしょうか。個人的な提案でありますが、県道長岡見附三条線新潟町交差点から今町5丁目コイヅカ石油までの通称土搬道路は歩道も街路樹も一部しか整備されておらず、とても殺風景な状態にあります。県道と国道8号線を結ぶ幹線道路であるこの道路に歩道を設置して、桜街道として街路樹を設置してはどうかと思いますが、市長のお考えをお尋ねします。
  2点目に、除雪体制についてお伺いします。猛暑の年は大雪などと言われておりますが、ことしは大変な大雪となって、市民生活に重大な影響を与えることとなりました。連日の大雪の中で懸命に除雪作業に従事していただいた建設業者の皆様に深く感謝申し上げます。見附市における除雪体制について、以下数点お尋ねします。県道長岡見附三条線の戸代新田町にある東北電力見附変電所から三条方面に向かう新潟町の交差点までの500メーターほどの歩道の除雪が行われていませんが、どのような理由で歩道除雪がなされないのかお尋ねします。その前後の歩道はしっかりと除雪されておりました。
  2点目に、今町ガス供給所から今町4丁目国道にあるセブンイレブン裏の排水路沿いにある側道の除雪が行われていませんが、近所の方々から生活道路として利用しているので、雪が落ちついた時期に除雪してほしいとの要望がありますが、市当局はどのように考えておられますか。
  長岡市では、車道部分の道幅を確保するために幅出しのための除雪が農道でも行われていますが、見附市では見附警察署わきから市野坪町コメリ前交差点の路線道路においても除雪のみとなっております。車道確保のための幅出し除雪が行われていませんが、経費節約のためにしないのかお尋ねします。
  4点目に、市役所から今町コロナまでのアクセス道路を利用して通勤しているが、見附市内の幹線道路でありながら除雪がよくされていないため、道路が渋滞して会社に遅れてしまったとの話も聞きましたが、見附市内の幹線道路と言われる箇所は道路状況をよく把握されて、もう少しきめ細かく除雪すべきと考えますが、当局の見解をお尋ねします。市民にとっても除雪作業は車社会の現在、通勤や経済活動を行う上で非常に大切なものと考えています。市民の目線で現状を把握され、来年度以降の除雪体制を考えるべきと思いますが、市長の見解をお尋ねします。
  海の家についてお伺いします。先般市民の方から海の家を利用した感想をお聞きする機会がありました。その内容でありますが、数年ぶりに親戚の者が何人かで見附を訪ねることとなったため、家でもてなそうと考えていましたが、冬期間で自宅が寒いこともあり、友人から海の家は最近料理もおいしくなってとてもよいので利用してはどうかとの勧めもあって、海の家を利用することとしました。管理人の方々の対応がとても親切で、親戚一同から大変喜んで帰っていただくことができたとのことでした。しかしながら、下記の事項について検討できないかとの要望が寄せられましたので、市長のお考えをお尋ねします。
  食堂のカラオケが古く、歌えるものは少しでカラオケを十分楽しむことができなかったので、できれば新しい機械の設置を考えていただきたい。
  2点目に、小さな子どもが遊べるキッズコーナーの設置を考えていただきたい。
  3点目に、手軽に卓球などができる場所があればよい。
  4点目に、お酒についてはビールと日本酒だけの販売であるが、しょうちゅうなども用意をお願いしたい。
  以上のようなささやかな要望でありますが、海の家を市民の別荘として活用するために利用者の立場を考えて、市民から積極的に海の家を利用していただくため、利用者アンケート等を行う中で市民の要望を取り入れる中で施設の有効活用を図ることが必要と考えますが、市長の見解をお尋ねします。
               〔井上慶輔議員発言席に着く〕
山田武正議長 建設課長。
               〔田辺一喜建設課長登壇〕
田辺一喜建設課長 井上議員の質問にお答えします。
  まず、街路樹の種類の選定についてでありますが、植樹された時代の嗜好やニーズによってさまざまな樹種が植栽されております。基本的には気象変動に対応できる比較的堅強な樹種で、病害虫が発生しにくいことや将来日陰を形成すること、樹形が乱れにくいこと、周囲の景観に合った樹種であること等を総合判断して、路線ごとに選定しております。
  次に、成木の基準ですが、植栽された時点から景観形成に資するものであり、成木の基準は考えておりません。
  次に、市道大河津線、大川端線の街路樹の統一性についてですが、道路やこれに接する土地の利用形態、状況によってどの区間に植樹帯を設けるか、どこまでを1つの路線として樹種を統一するかで変わってくると考えております。当該2路線につきましては、沿線の土地利用の状況を踏まえ、今後検討していきたいと考えております。
  次に、通称土搬道路と呼ばれている市道今町新潟線の歩道設置と桜を街路樹として植栽することについてですが、歩道の設置につきましては見附市の広域的な観点からその必要性を検討したいと考えております。また、桜の植栽につきましては用地が必要となることや隣接する農地所有者の理解が必要になることなど難しい点もあるかと思いますが、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。
  次に、長岡見附三条線の東北電力見附変電所から三条方面の歩道除雪がなされていないことについてでありますが、当該路線は県の管理となっております。県長岡地域振興局の冬期歩道除雪計画箇所の選定基準には自動車交通の多い通学路、病院、鉄道駅、バスターミナル等の公共性の高い施設へ通じる箇所を対象としており、当該区間はこれに該当しないため除雪路線とはなっておりません。
  次に、今町ガス供給所から今町4丁目、国道沿いにあるセブンイレブン裏の排水路沿いにある道路の除雪についてでありますが、この道路は今町1号雨水幹線の管理道路で市道ではございません。したがいまして、通常除雪は実施しておりません。
  次に、幅出し除雪についてでありますが、除雪の目標としてバス路線、通勤路など主要幹線道路は2車線を確保するように努めており、必要に応じ一斉除雪時以外にも道路の幅出し作業を行っております。
  次に、幹線道路のきめ細かい除雪についてですが、市の除雪計画では降雪深10センチで指令が出て、市内一円の早朝除雪作業に入ります。吹きだまりが発生するなど、降雪の状況や圧雪の対処など、道路の状況によりまして種々対応をしておりますが、快適な住環境を整備するため、さらに充実できるように検討してまいりたいと思います。
  以上です。
山田武正議長 まちづくり課長。
               〔田伏 智まちづくり課長登壇〕
田伏 智まちづくり課長 井上議員の海の家についての質問にお答えします。
  最初に、食堂に設置されているカラオケ設備の更新についてでありますが、現在の設備は導入から20年程度経過しているため、利用者のご要望にこたえ切れていないのではないかと思います。最近は新しい曲にも対応可能な比較的安価なマイク機能でカラオケが楽しめる装置もあるようですので、改善に向け検討したいと思います。
  次に、キッズコーナーと卓球スペースの設置についてであります。設置場所としては冷暖房設備の状況や施設の管理の面から研修室と食堂が考えられますが、どちらも多くの団体や個人が共有するスペースですので、現在の施設の利用状況等を考慮しまして検討してまいります。
  次に、しょうちゅうなどの販売についてでありますが、指定管理者に要望を伝えたところ、対応したいとのことでありました。
  以上です。
山田武正議長 井上議員。
井上慶輔議員 見附三条の歩道ですけれども、利用するのは市民なのです。管理は県がするといってもなぜあのわずかの間を残して歩道ができないのか、一般市民も相当量利用しているはずです。交通量はあの道は相当通行があります。本当に車道を歩くのは冬の時期は危険なのです。わずか何百メーターでもないところをわざわざ残して除雪しないのか考えられません。もうことしは雪が消えましたから、今歩いてきましたけれども、来年度からそのようなことのないように県に働きかけるのかどうかわかりませんが、実施していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
山田武正議長 建設課長。
               〔田辺一喜建設課長登壇〕
田辺一喜建設課長 再質問にお答えします。
  歩道除雪に関しましては、経費の面もありますし、歩道除雪機械が余りないということもありまして、ある程度の基準を設けて今歩道除雪を県も市もやっております。その中で交通量の多いということでしたので、今後雪道計画の委員会で検討してまいりたいと思っております。
  以上です。
山田武正議長 井上議員。
井上慶輔議員 教育委員会にお尋ねしますけれども、見附中学へ通う道は、あの道は指定していないのでしょうか。どのような道路を想定しているのでしょうか。
山田武正議長 教育総務課長。
               〔野水英男教育委員会事務局教育総務課長登壇〕
野水英男教育委員会事務局教育総務課長 お答えをいたします。
  見附中学校の通学路につきましては、今個別の指定をしていない状況でございまして、実態を中学校にお聞きしますと新潟地区の子どもたちが通うにはやっぱり距離があるものですから、大半の子どもさんがご父兄の車で通っているという状況でございました。
  以上でございます。
山田武正議長 井上議員。
井上慶輔議員 車で送り迎えということですけれども、実際健康上のためを考えて歩道除雪をして歩くように、前向きに検討していただきたいと思います。
  質問を終わります。
山田武正議長 17番、井上議員の質問は終わりました。

山田武正議長 次に、16番、小林繁男議員の発言を許します。
  16番、小林繁男議員。
               〔小林繁男議員登壇〕
小林繁男議員 通告に従いまして、質問をさせていただきます。よろしくお願いをいたします。
  今日の我が国経済は、それを取り巻く環境は国際自由化、円高ドル安、原油及び諸資源価格の高騰等々の波に襲われ、農業を初め中小企業の経営環境は厳しさを増し四苦八苦の現状であります。地方都市である我が見附市も例外でなく、厳しさの中に置かれております。我が見附市は伝統ある地場産業の繊維産業と並んで、先人たちは田んぼに揺れる稲穂、その美しい田園から富を生み、我が市を潤し、地場の産業として発展して今日まで至りました。しかし、日本経済の進展により国民所得が向上し、エンゲル係数の低下、食生活の多様化等により米離れが進み、その結果として当市の農業産出額が大きく減少してきました。当市の産業を取り巻く環境は厳しさを増してきました。
  一方、日本の農業を見ていると農業GDPは日本のGDPと平行線の進展をし、高度経済成長期、成熟期を通して右肩上がりでありました。失われた15年の間は伸縮を繰り返し下降傾向であります。市長は、就任以来一貫して活力あるまちづくりを提唱してこられました。先般の施政方針の中で「元気なまちづくりを推進するには、その経済基盤となる産業の振興は欠かせません」と述べられました。同感であります。前段議員がさきの質問でも農業の必要性を訴えておられました。今日地場産業の農業の置かれている現状は厳しいものであります。それらを乗り越え打破することは極めて困難な状態となっておりますが、しかし精神的に自分のことは自分で何とか解決する以外に方法はない、いわゆるやる気を起こすことで市民の総力を結集して立ち上がるほかないものと思うのであります。今日の農業には幾多の解決すべき問題が山積しております。例えば農業基盤の整備、農地の集約、共同機械化、連作組織の確立、特産物づくり、農産物の加工技術の向上、昭和45年から続いた休耕制度や機械化の進展で地力の衰えに堆厩肥の生産と施用、農経営管理能力の向上、バイオテクノロジーの先端技術の開発など、他にも多々あります。これらの問題を解決するためのプロセスの第1は実態の把握であり、第2はその実態から出てくる課題の発見であるものと思います。どの問題を先に解決するために何を実行するか、当市においては国において平成10年度に策定された新たな米政策大綱、平成12年度の水田を中心とした土地利用型農業活性化対策大綱、平成16年度からの米余りが続く状況から売れる米づくりとして米の数量調整制度が開始される中各種施策がなされてきました。それらの実績、実態を踏まえた中で一つ一つの課題の順位を誤りなく設定し、これを組み立てて最後に実践することであると考えます。今日の農業の置かれる苦難、問題をやる気を起こす問題の発見と実践で乗り切り、先人たちが育てた大切な地場産業として成長産業にすべきものと思うが、どのように考えておられるかお伺いをいたします。
  これまでの農業は、余りにも問題解決のために政府の農政が悪い、県のやり方が悪い等々ととかくすべての罪を行政に負わせるというような姿勢が見られました。農業を保護し育成することが当たり前だと主張され、依存心、他力本願的な風潮が強かったと思うものでありますが、しかし今日の山積する農業問題を解決する第一歩はみずからの実態を見詰め、そして努力しよう、裸になろうという気概が絶対に必要であると思います。今日の民主主義社会では個人の人格は尊重され、同時に自主性が尊重されていますが、反面においては一部に自主性に欠け、依存心や我慢強さに乏しい面が見られます。いたずらに他人を批判し、解決の努力を怠っている機運が見られます。問題をどう解決するか、一人一人のやる気を起こさせるよう家族で話し合い、地域で話し合い、各団体、組織で話し合ってお互いが自主的に解決するために行政側が問題点を提示してアドバイスしながらやる気を起こす運動を展開することを期待するように考えておりますが、それについて市長の考えをお伺いいたします。
  以上。
               〔小林繁男議員発言席に着く〕
山田武正議長 産業振興課長。
               〔清水幸雄産業振興課長兼農業委員会事務局長登壇〕
清水幸雄産業振興課長兼農業委員会事務局長 小林繁男議員の質問にお答えいたします。
  まず、農業のやる気を起こす運動と問題の発見と実践についてでございますが、日本の農業が多くの課題を抱えていることは議員ご指摘のとおりであり、市といたしましては必要な事柄から取り組んでいくこととしております。また、平成23年度から地域コミュニティ等を対象として特産品づくりへの支援を始めることとしております。さらに、農商工連携や首都圏交流事業を通じて販売先の確保に取り組んでいくなど、農業者や地域の活性化につながる事業展開を行ってまいりたいと考えております。また、集落ごとの意識調査や意見交換会を平成21年度から実施してきております。将来の農業を考えるとともに課題発見にも寄与しているものと認識をしております。農業者が農業、農村の活力向上に向け具体的な活動に取り組まれる際には市、県、JA、土地改良区で組織する農業支援センターを中心に支援を行う体制としており、今後とも農業者のやる気を喚起できるよう努めてまいりたいと考えております。
  以上でございます。
山田武正議長 小林繁男議員。
小林繁男議員 いろいろありがとうございました。やる気を持ってやっていられると心強く思ったわけでございますが、先ほど申しましたようにいろいろ農業を取り巻く問題があるわけで、いろいろな施策をされてきました。それについて現状ということでお聞きいたします。
  国の農業担い手の平均年齢が66だということで高齢化してきておりますが、当市においてはどのぐらいになっているのか。
  それから、農地の利用集積状況というのはどの程度に進んでいるのかもお伺いをいたします。
  そして、昭和45年から減反が行われたわけですけれども、減反によって農業生産額の減少は当市においてはどのくらい減少しているのかお伺いいたします。
  そして最後に、耕作放棄地というのはどのくらいあるのか、そして耕地面積に占める割合はどの程度なのかお伺いいたします。
山田武正議長 産業振興課長。
               〔清水幸雄産業振興課長兼農業委員会事務局長登壇〕
清水幸雄産業振興課長兼農業委員会事務局長 今個別具体的な数字を求められたところでございますけれども、持ち合わせている資料がそれに合わせたものを持ち合わせておりませんので、お答えできない部分がありますけれども、担い手については今議員から国の平均が66歳程度ではないかというお話をいただいておりますけれども、当市においてはそこまでのものについては調査しておりませんけれども、現在国の平均のそういった年齢にそう違わないのではないかと、そういう認識でおります。
  それから、順番がちょっと飛びますけれども、耕作放棄地につきましては当市ではその部分についてはないという現状であるということで認識をしております。
  それから、生産調整による生産額の減少額等についてはちょっと現在資料がございませんので、お答えすることができません。
  以上でございます。
山田武正議長 小林繁男議員。
小林繁男議員 細かく通告していればよかったのかもしれませんけれども、ちょっとできないということでそれはそれでさておきます。
  それで、市長にお伺いします。実は今日本の農業の置かれている立場というのは、カロリーベースで40%の自給率だということは、逆に言いますと60%の余地があるという形になろうかと思うのです。そこにやはり私ども見附市の農業も産業としてそこにいくというようなことは考えられるのではないかと思うのですけれども、その辺のことはどういうふうに考えられますか。
山田武正議長 久住市長。
               〔久住時男市長登壇〕
久住時男市長 カロリーベースの40%ということで議論になっていますが、このカロリーベースというのが世界の標準というので本当にいいのかどうか、それから農業とも限りませんが、いずれにしても60億という人口をこの地球が持つという形になってまたふえていこうということで、明らかに食料不足というのは地球サイズで起きるわけです。そういう面から見ると、食料を過剰生産できるというのはいつかの段階では必要になるということで、役に立つということは基本にはあるのだろうと思います。ただ、そういう切り口で物を考えるというのはすぐ見ますとなかなかできない現状。それと同時に、日本が担う農業はいかにあるかということ、逆に農業だけではなくてすべての生産というのがやはり日本人が持つ高度な知識というのが、多分これが日本の産業または世界における一番の魅力という形になるのだろうと思います。このあたりが農業においてもいかに評価を受けるか。今特に価格が安いということでの評価の中に私どもが取り込まれておるのではないか、そのあたりに思うのです。だから、農業においても最近の番組でもかなり10倍、20倍高いものをあえて買おうという形のもの、また安全、安心を含めてという形でそういう動きもあるようでございますので、そういう全体の中で農業というのを担い手を含めてやりがいのある、またやはり仕事として非常に楽しみもあるというふうなものに持っていくという知恵というのが基本的に求められてくるということなのではないかと思います。
  だから、見附の中で私どもができることについては市の担当としてできること、今回の一般質問でもご質問ございましたけれども、どういうかかわりという根本的に物をつくることに対して当市のほうで行えることについては専門家もそんなにいるわけがないので難しいのですが、いずれにしても今私どもがやってきたように生産者と消費者を直接結びつけるきっかけづくりとか、それから見附の産地、いいものをどう全国にアピールするか、こういうものをどまいちも含めて行っていくか、こういうものについて今後も鋭意努力をしていくことによって、多少でも付加価値の高いある程度収入も持てるようなところに対して、売り上げについてはなかなか私どもがすぐに解決できるものはないかもしれませんが、利益においてはかなりとれるという形のものに対してのご支援をする、またはそういうチャンスをつくっていくというのが多分基礎自治体の市として当面努力しなければいけないポイントではないか、そんなふうに思っております。
  以上です。
山田武正議長 小林繁男議員。
小林繁男議員 ありがとうございました。方向性というか、考え方というのはわかるのですけれども、では具体的に当市においては今の農業を産業として育てるにはどうすればいいのかなというのが非常に先輩たちも苦労されたのだと思うのですけれども、やはり先ほども言いましたように世界的には食料不足なのだというような形からも伸びる余地はあるし、日本の今の農業の持っている農業の技術というのはすばらしいものがあるのだと、先般テレビを見ておりましたら本当にそうなのです。高所得対応型農業というのですか、それとあと今度メード・バイ・ジャパニーズというような言葉が出ておりましたので、これは農業の技術を外国で使って農業を産業として育てるのだというような形でテレビでやっていましたけれども、そういうことを考えた中で見附においても今ある農業というのは今までの既成概念だけではなくて、やはりその辺のことを考えて、他をにらんだ中でいく必要があるのかなという形で自分では、それでこのような質問をさせていただいているわけでございます。確かに本当に今の食料不足の中で、日本の農業が輸入しています農産物を農地面積にすると1,245万ヘクタールと試算されているのです。これは、国内の耕地面積の2.7倍になるのだということなのです。それだけ外国から来ているということです。と同時に先ほど話ししましたように、今度は外国にも日本のものが出ていっているのだと、安心、安全なのだ、おいしいのだというようなことで出ているというのが実態だろうと。そこに今の農業の生きる道というのがあるのかなというふうに私思うので、そういうことでやっぱり弱い弱いということだけではなくて、そういうやる気のある人たちを育てるというのが、これからの私どもの見附の農業として育てるというのはそういうことが大事なのかなというふうに私は考えるわけなのです。
  それで、先ほども特産農産物というようなことであったのですが、今盛んに6次産業というようなことを言われています。1、2、3を足せば6になるし、掛けても6になるのだというようなことで、そういうことで6次産業というのだそうですけれども、そういう形で来ている中で、先ほど産業課長のほうがいろいろ取り組みを話しされましたが、これは農産物の全国的な統計しかないのでちょっとあれなのですけれども、輸入を含めて農産物というのは10.6兆円ある。それが、最終の消費される段階では74兆円になるのだということです。もう7倍くらいになる。ということは、それだけ付加価値をつけられるという形に私は自分では考えるわけなのです。そこに今の生きていく農業の道があるのかなと思うので、これはやはり当市としても取り組んでいただきたいということで、それでやる気のある人を何とかいろいろな規制があるでしょうけれども、取り組むというような形がいいのかなということでさせていただいております。そんな中で先ほど話がありまして、どまいちとかどうとかありますけれども、その辺のことで市長においては、今いろいろ産業課長も話ししましたけれども、何か市長のアイデアでいいものがありましたらお聞かせいただければ。
山田武正議長 久住市長。
               〔久住時男市長登壇〕
久住時男市長 単なるアイデアで解決するようなことではないのだろうと思いますけれども、要するに見附の農業の基本は米が中心ということで現実にはありますので、前に考えた数字でありますが、昔みたいに年間1人60キロ、今は30キロだそうでございます。見附の4万2,000人、4万3,000人の皆さんが本当に昔みたいに60キロ食べれば見附の米の生産の半分が地元で消費されるという現実の勘定になるわけです。だから、その面では今回子どもたちに玄米という形のものをスタートするというようなこと、それに玄米であればある面では無農薬、減農薬というのがより重要な食べ物になるわけで、今回も玄米という部分については見附市の米を指定できるし、またそこから買うという前提でございます。そういう形で地産地消というものが見附市民、また消費者としての市民に対して働きかけて、見附の米を買う、こういう形のもので安心、安全をつなげていく、こういうのも私どもからの働きかけの一つではないかと思います。いずれにしても、私どもは食がいかに大事かというまちづくりを平成17年からやっているわけです。その中で要するにお米、玄米、こういうものを含めて穀物を中心に食をするというのがいかに世界で最もいい食事なのだということを改めて進めているわけで、こういうものに対してもっと積極的に見附中の人たちにご理解をいただくというのを私どもがサポートしながら、それをある面ではリーダーとして引っ張っていく、こういうのが私どもができること、やっていくこと、そういうことになるのではないかと思います。そして、今地産地消の場所ということでかなりいろんなご活躍をされるところがふえてきました。それを支援するということと、また見附の農産物を市外の皆さんにそういうものを披露するという交流的な、もっと大きな交流的なそういうものができればいいかなということをちょっと長期的には今計画を頭の中で考えていきたい、そんなふうに思っているところであります。
  以上です。
山田武正議長 小林繁男議員。
小林繁男議員 ありがとうございました。今ほどもありましたように、外部との交流というようなことでありましたので、この前ちょっとテレビ見ていましたら今、週末ファーマーという言葉があるのだそうです。これどのくらいあるのですかといったら200万戸ぐらいあるのだそうです。だから、当市においてもそういうものに積極的に取り組んで交流して交流人口というのがふえてくるのではないかなというような形、そこでやはり今の農家の若い人たちもやる気を起こしてくるのかなというふうなことを今自分で考えられるのですけれども、その辺の週末ファーマーについて市長、どう考えられますか。
山田武正議長 久住市長。
               〔久住時男市長登壇〕
久住時男市長 これは知っておりますが、どちらかというと農業をされている方がある面では放棄地的な土地が、特に畑が中心です、そういうところに対して畑地を提供して、それから都会の人たちが通ってそこで育てると。それをある面では地域の農家の方が支援をすると、こんな仕組みなのだろうと思いますので、直接それは交流という意味ではありますけれども、農業自体の放棄地を有効利用するという面での効果はあると思いますけれども、ちょっと観点が今の農業またはそういうのを元気づけるという面では、産業的な意味はあるけれども、今お話しの根本的なものについてはちょっと違うのではないかという理解でございますけれども、ただそういう状況があるならば本当に土にかかわりたいという人たちが多くなるということは、これは一つの背景としては力強い背景もあるのだろうというふうに期待しております。
  以上です。
山田武正議長 小林繁男議員。
小林繁男議員 済みません、私質問しようと思って1つ落としていた点がありまして、課長にお聞きしたいのですが、昨年度の作柄が非常に悪いのだということで、1等米比率が県内では21%でしたか、そんななので、当市においてはどんな割合だったのでしょうか。
山田武正議長 産業振興課長。
               〔清水幸雄産業振興課長兼農業委員会事務局長登壇〕
清水幸雄産業振興課長兼農業委員会事務局長 1等米の比率につきましては、ちょっと今手元に資料はございませんけれども、大体今議員がおっしゃられた二十数%ということで、見附市においてもそう違わなかったと、そういう記憶でおります。
  以上でございます。
山田武正議長 小林繁男議員。
小林繁男議員 では、それなのですけれども、今の米の品質の問題なのですけれども、原因からいくとこの前もちょっと新聞に出ていましたが、やる気のある本当に一生懸命になっているところというのは結構いいのだよと、そんなに落ちていないのだと。私も先般農村の方と話しした中で、やはり全部が全部平均落ちているのではないのだと。やはりきちっと水の管理をし、深く耕しているとか、本当にきちっとやる気のある人たちがやっているというのは多いのだということなのですけれども、その辺の現状を認識されておりますか。
山田武正議長 産業振興課長。
               〔清水幸雄産業振興課長兼農業委員会事務局長登壇〕
清水幸雄産業振興課長兼農業委員会事務局長 昨年の1等米比率の検証につきましては、県のほうでそれに携わる技術者の方などを集められて検証をされたというふうに聞いております。平成23年度に向けての対応の一端については、私どものほうに連絡が来ております。確かに数をかけて水の管理であるとか栽培のノウハウを投資した方については、比率についてはさほど落ちていないと。ただ、そこに関して行政、産業振興課のほうとしてどうかかわるかというのはまた少し別な部分であろうかと思っております。これについては、やはり技術指導等においては県あるいはJAのきちっとした組織がございますので、そちらのほうでその対応をきちっと進められるというふうに聞いております。
  以上でございます。
山田武正議長 小林繁男議員。
小林繁男議員 本当に最後にいたしますが、先般ことしに入りましてからTPPとかいろんなことが言われて、農業が非常に今問題になっておるわけですけれども、その中で先般日報に正月からずっと連載されているのがありまして、その中にやる気のある農業者の言葉というのがあったのです。その中で、まず異業種から参入された方、この方はこういうことを言っておられます。「農業にはマーケティングの発想が薄い。顧客が何を求めているか調べて、応じた品を提供すればチャンスは広がる」。2つ目として、「米は生き物なので精米時期などでも食味が全く変わる」。そして、3番目として「努力した分は報われる。こんなに魅力的な仕事はない」。これは異業種から参入された方が言っておられます。そして、農産物の加工をされている方はこういうことも言っておられるのです。「農家はもっと顔を見せて自己PRしてもいい。出荷して終わりではなく、消費者と触れ合い、声を聞くことが来年の生産の励みになる」、こんなふうに言っておられる。そして、山間地にいられる方で荒れた耕作放棄地を開墾された方なのですけれども、「瀕死の田畑から再び作物が実る、この喜びは格別だった。僕らを快く迎えてくれた地域のために恩返しをしたい」、こんなふうにも言っておられる。そして、今度はほかの方です。同世代で連携ブランド強化をされた方で、まず1番目として「TPP参加も想定して安心、安全は前提になる。定時、定量、定品質の供給体制を整え、業者や消費者にアピールしなければますます経営は厳しくなる」。2つ目として、「農業者同士が切磋琢磨して飼育能力を向上させれば十分やっていける。地域のブランド力をさらに高めたい」。専業野菜をやっている方は、「作物はうそをつかない。手をかけた分だけ正直に品質にあらわれるものがおもしろい。やりがいがある」。やりがいのあるいろいろ例を挙げましたけれども、あるということだろうと思うのです。こういう若い人たちをいかに育てるかというのが私は農業問題で一番大切な問題ではないかなと。TPPの問題も騒いでいますけれども、これは今すぐということではないわけです。5年先、10年先がなるわけですから、今からやっておけば見附もそれなりに産業としてなっていくのではないかなと、そんなふうに思うわけですけれども、最後市長締めくくってお願いします。
山田武正議長 小林議員に連絡いたします。余りにも通告していない事項が多くなってきておりますので、この件に関しましては答弁できませんので、今後いま少し具体的に通告していただきたいと思います。
小林繁男議員 わかりました。どうもありがとうございました。
山田武正議長 16番、小林繁男議員の質問は終わりました。
  これにて一般質問を終結します。

山田武正議長 以上で本日の日程は全部終了しました。
  お諮りいたします。委員会の議案審査等のため、3月16日までの間本会議を休会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
山田武正議長 ご異議なしと認めます。
  したがって、そのように決定しました。
  次回の本会議は、3月17日午前10時から開くこととします。
  本日は、これにて散会します。
               午後 4時32分  散 会