見附市議会決算特別委員会会議録
〇招集日時 平成21年9月14日 午前10時
〇招集場所 見附市議会議場
〇会議に付した事件
1 議第53号 平成20年度見附市一般会計歳入歳出決算の認定について
2 議第54号 平成20年度見附市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
3 議第55号 平成20年度見附市老人保健事業特別会計歳入歳出決算の認定について
4 議第56号 平成20年度見附市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
5 議第57号 平成20年度見附市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
6 議第58号 平成20年度見附市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
7 議第59号 平成20年度見附市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について
8 議第60号 平成20年度見附市水道事業会計決算の認定について
9 議第61号 平成20年度見附市ガス事業会計決算の認定について
10 議第62号 平成20年度見附市病院事業会計決算の認定について
〇出席委員(全員)
小 泉 勝 関 三 郎
高 橋 健 一 亀 田 満
辺 見 雅 信 小 林 伸 一
佐々木 志津子 久 住 裕 一
山 田 武 正 浅 野 三 夫
星 賢 一 小 林 繁 男
渡 辺 みどり 高 橋 清 治
井 上 慶 輔
〇委員外出席者
議 長 八 木 庄 英
〇説明のため出席した者
副 市 長 山 本 俊 一
会 計 管 理 者 兼 池 山 廣 喜
会 計 課 長
企 画 調 整 課 長 岡 村 守 家
ま ち づ く り課長 田 伏 智
総 務 課 長 金 井 薫 平
市 民 生 活 課 長 長谷川 仁
税 務 課 長 星 野 豊 明
産 業 振 興 課長兼 清 水 幸 雄
農業委員会事務局長
建 設 課 長 田 辺 一 喜
健 康 福 祉 課 長 池 山 久 栄
病 院 事 務 長 大 橋 耕 一
ガ ス 上下水道局長 平 賀 大 介
消 防 長 岡 村 勝 元
教 育 委員会教育長 神 林 晃 正
教 育 委員会事務局 野 水 英 男
教 育 総 務 課 長
教 育 委員会事務局 藤 森 進
学 校 教 育 課 長
教 育 委員会事務局 星 野 隆
こ ど も 課 長
監 査 委 員 上 野 勝
監 査 委 員 野 本 千 晴
監 査 委員事務局長 高 橋 和 徳
〇事務局職員出席者
事 務 局 長 齋 藤 勝
次 長 笹 原 浩
議 事 係 長 犬 塚 守 明
午前10時00分 開 議
〇星 賢一委員長 これより本日の会議を開きます。
現在の出席委員15人全員であります。
これより先般の本会議において本委員会に付託されました決算の審査に入ります。
初めに、分科会の設置についてお諮りいたします。本委員会に付託されました議案の審査については、2つの分科会を設置し、審査することとしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇星 賢一委員長 ご異議なしと認めます。
したがって、2つの分科会を設置して審査することに決定しました。
次に、分科会の名称、分担区分及び委員の選任についてお諮りいたします。
これらにつきましては、お手元に配布の分科会名簿、分担表のとおりとしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇星 賢一委員長 ご異議なしと認めます。
したがって、お手元に配布の表のとおりとすることに決定しました。
次に、分科会の正副主査の選任についてお諮りいたします。選任の方法については委員長において指名することにしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇星 賢一委員長 ご異議なしと認めます。
したがって、委員長において指名することに決定しました。
それでは、総務文教分科会の主査に小林伸一委員、同副主査に辺見委員。産業厚生分科会の主査に亀田委員、同副主査に久住委員。以上のように指名したいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇星 賢一委員長 ご異議なしと認めます。
したがって、分科会の正副主査はただいま指名したとおりと決定しました。
次に、審査の方法についてお諮りします。本日の委員会は、まず主要な施策の成果等説明書に基づき関係課長から所管する部分について順次説明を求めることとします。
次に、第60号議案から第62号議案までの3件の企業会計について関係課長から所管する会計について順次説明を求めることとします。
また、あすとあさっては各分科会においてその分担事項について審査を行うこととします。その後9月17日午前10時から委員会を開き、各分科会審査報告、質疑、討論、採決という順序で運営をしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇星 賢一委員長 ご異議なしと認めます。
したがって、そのように運営します。
1 議第53号 平成20年度見附市一般会計歳入歳出決算の認定について
2 議第54号 平成20年度見附市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定に
ついて
3 議第55号 平成20年度見附市老人保健事業特別会計歳入歳出決算の認定につい
て
4 議第56号 平成20年度見附市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定につ
いて
5 議第57号 平成20年度見附市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定につい
て
6 議第58号 平成20年度見附市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
7 議第59号 平成20年度見附市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定に
ついて
8 議第60号 平成20年度見附市水道事業会計決算の認定について
9 議第61号 平成20年度見附市ガス事業会計決算の認定について
10 議第62号 平成20年度見附市病院事業会計決算の認定について
〇星 賢一委員長 それでは、第53号議案から第62号議案までの10件を一括して議題とします。
関係課長から主要な施策の成果等説明書に基づき順次説明を求めることとします。各課長の説明につきましては、説明書の基本施策ごとにまとめて演壇で説明を行ってください。説明が終わった課長は、自席に戻ってください。また、次に説明する課長は挙手をお願いします。その際に説明者を指名しますので、指名後に演壇で説明を始めていただきたいと思います。
それでは、健康福祉課長から順次説明をお願いします。
〇池山久栄健康福祉課長 平成20年度決算に係る主要な施策の成果等についてご説明申し上げます。
1ページをお願いいたします。第1、人と自然が共生し健やかに暮らせるまちづくり、(1)の日本一健康なまちを目指しますについてご説明いたします。@、健康寿命を延ばすための健康づくりについてでございますが、市民が病気や寝たきりにならないように10年前から進めているいきいき健康づくり事業として、運動、食生活、検診、生きがいの4つをテーマに、ア、ハッピーリタイアメント事業、イ、食生活改善事業、ウ、小児生活習慣病予防事業、2ページに移りましてエの健康運動教室、オ、脳の健康教室、3ページにおきましてはカの健康教育、キの健康相談、クの健康の駅事業、ケの心の健康づくりを初めとしまして予防を重視した取り組みを展開いたしました。特に健康運動教室では、働く世代の健康づくりのため企業内で運動教室モデル事業を展開したり、市立病院内に保健、福祉、医療、介護等の相談対応や健康づくり体験、各種測定ができる健康の駅を設置したほか、関係各課で連携し、いきいき健康づくり事業の体験などを通して市民への普及啓発を図る健康フェスタを開催いたしました。
5ページをお願いいたします。シ、国民健康保険では、75歳以上を対象とした長寿医療制度の施行によりまして、年間平均被保険者数は1万241人と前年度比4,017人の減少となりました。療養諸費は、診療報酬の改定もあり、前年度比4.5%増の29億4,740万円、1人当たりでは前年度比1万8,810円増の28万7,804円となっております。
また、特定健診、特定保健指導の状況では、特定健診率は目標の40%に対して47.7%、特定保健指導率は目標の20%に対して17.1%となりました。
以上でございます。
〇大橋耕一病院事務長 A、地域医療体制の確立を図りますについて説明いたします。
多様化する医療需要にこたえるとともに少子高齢化社会に対応するため、市立病院並びに地元医師会の協力を得て、地域医療体制の充実に努めました。
ア、休日在宅当番医の利用状況ですが、医師会にお願いして休日に診療してもらっているものでございます。平成20年度の受診者数は、内科・小児科2,596人、外科1,121人、計3,717人で、前年度に比較して231人の増となっております。事業費は525万円でございます。
イ、中越こども急患センターの利用状況ですが、平成18年度に長岡市に設置したものでございます。平成20年度の受診者数3,194人、うち見附市民は205人で、前年度に比較して総数で165人、見附市民では23人の増となっております。事業費は91万4,000円でございます。
ウ、長岡夜間急患診療所の利用状況ですが、2次救急、3次救急医療機関の負担を軽減させるため、平成20年度に長岡市に設置したものでございます。受診者数は1,062人、うち見附市民は26人となっております。事業費は45万3,000円でございます。
エ、新潟県医師養成修学資金貸与事業ですが、医師確保のため県と市で2分の1ずつ負担して修学資金を貸与しております。平成20年度の事業費は187万円でございます。
オ、市立病院についてでございますが、診療業務の状況ですが、平成20年度の延べ患者数は7万1,862人、内訳として入院2万8,357人、外来4万3,505人となっており、前年度に比較してそれぞれ5,610人、236人、5,374人の減となっております。また、病床利用率は78.5%で、0.4ポイントの減となりました。
地域別利用状況ですが、記載のとおり約90%が見附市民の利用となっております。
医業収益の収納状況ですが、調定額21億5,634万7,944円、収入済額18億7,801万4,489円、不納欠損額22万9,920円、未収額2億7,810万3,535円となり、収納率は87.1%となっております。
介護老人保健施設の業務状況ですが、入所は延べ利用者数3万599人で前年度に比較して1,393人の増、収入は介護報酬、利用料合わせて3億6,052万9,882円で、前年度に比較して1,723万6,193円の増となりました。通所は、延べ利用者数4,432人で前年度に比較して269人の減、収入は介護報酬、利用料合わせて4,557万2,183円で、前年度に比較して370万3,913円の減となりました。入所、通所合わせると、延べ利用者数で1,124人の増、収入は1,353万2,280円の増となりました。
以上で説明を終わります。
〇星野 隆教育委員会事務局こども課長 8ページをお願いいたします。(2)、子育て環境の充実に努めますについてご説明いたします。
@、仕事と子育てが両立できる環境を整備しますでは、核家族化や就業形態の多様化などにより、保育や子育てに対するニーズが高まっていることから、平成20年度には新たに上北谷小学校区で上北谷小学校学童クラブを開設するなど、仕事と子育てが両立できるよう環境の整備を図りました。
A、子育て支援体制を整備しますでは、保護者の子育てに対する悩みや不安を解消し、子どもたちが伸び伸びと健やかに成長するために、今町地区において市内3カ所目となる子育て支援センターを平成20年10月にオープンし、子育て支援体制の充実を図りました。また、子育て世代の経済的負担軽減のために、次ページ、9ページになりますが、妊婦健康診査の助成回数を3回から5回にふやし、不妊治療費助成事業、乳児、子ども医療費助成事業、紙おむつ用ごみ袋交付事業及び子育て応援カード交付事業を実施いたしました。
以上でございます。
〇池山久栄健康福祉課長 10ページをお願いいたします。(3)、だれもが生き生きと暮らせるまちを目指しますについてでございます。
@、高齢者サービスの充実に努めますでは、アの後期高齢者医療制度では市内の被保険者5,545人に対し、市の負担金として2億8,937万円、広域連合の運営経費負担金として1,874万円を支出したほか、低所得者向けの保険料軽減措置や口座振替など制度改正による対応を行いました。
イ、老人保健制度では、平成20年3月の1カ月分の医療給付と過誤調整を行いました。
ウ、一般高齢者施策では、地域包括支援センターを引き続き運営したほか、一般高齢者や特定高齢者への各種介護予防事業、老人福祉事業を展開いたしました。また、平成20年度新規事業では日常生活用具給付事業として火災報知機188台の給付を行いました。
次ページをお願いいたします。エ、介護保険事業では、年度末の認定者数は前年比39人増の1,678人で、65歳以上の第1号被保険者に対する割合は15.4%となりました。
また、介護老人福祉施設等の開設により施設サービス利用者数及び費用額が増加し、前年度比1億8,486万円増の25億9,479万円の給付を行いました。
13ページをお願いいたします。Aの障害者の自立支援に努めますでは、ネーブルみつけで障害者の相談支援事業や北谷公民館での児童の放課後支援を充実させたほか、みのり作業所のバリアフリー化を図り、重度重複障害者への日中一時支援事業を開始いたしました。各種サービスの状況は、記載のとおりでございます。
14ページになります。地域福祉の充実を図りますでは、ボランティア活動の充実を図るとともに、低所得者福祉や母子、父子福祉を記載のとおり実施いたしました。
以上でございます。
〇長谷川 仁市民生活課長 15ページをお願いいたします。基本施策(4)、人に心地よい環境づくりに取り組みますについてでございます。
@、循環型社会を構築し、ごみゼロシティーを目指しますにつきましては、これまで実施してまいりました家庭ごみの有料化、古紙類等の地域回収、プラスチック製の容器包装の資源回収に加え、平成20年度は新たに蛍光管を資源回収の対象とするなど、ごみの再分別や生ごみ処理機購入者への経費助成を実施することによりまして、循環型社会の構築に努めました。
また、10月にはごみの分け方、出し方ガイドの改訂版を全世帯に配布をし、市民の皆様からごみの適正処理や減量化、リサイクルの推進にご協力いただけるよう啓発及び周知をいたしました。
続きまして、ウ、廃棄物処理対策では、ごみの減量化と最終処分場の延命化を図るため、分別収集と再資源化を徹底し、適正な廃棄物処理に努めるとともに、山形県米沢市との環境保全協定に基づき焼却灰の一部を排出処分いたしました。
エ、し尿処理体制の充実につきましては、し尿収集処理量は年々減少しておりますけれども、効率的な収集業務に努めました。
16ページお願いいたします。A、省資源・省エネルギーを進め、地球温暖化対策を図りますにつきましては、環境の保全及び創造に関する施策の基本的な事項を定め、本市の良好な環境の実現に資することを目的とし、見附市環境基本条例を制定、施行するとともに、市環境審議会を設置し、基本計画策定に向けての方向性についてご審議をいただきました。ア、公害では、苦情申し立てに対する早期処理に心がけ、快適な環境づくりを推進するよう努力いたしました。
イ、住みよい生活環境づくりと生活環境対策では、地域住民と連携をし、害虫による伝染病予防、発生予防のための防疫対策、防除薬剤散布を行い、生活環境の保全に努めました。
ウ、狂犬病予防及び畜犬登録につきましては、記載のとおりであります。
B、自然と人々の生活が一体となるふるさとづくりに取り組みますにつきましては、森林地域の荒廃を防ぎながら、緑化の推進及び環境保全に努めました。
以上です。
〇田辺一喜建設課長 17ページをごらんください。(5)、個性あふれる景観づくりを推進しますについてご説明いたします。
@、市民ぐるみの景観づくりを推進しますでございますが、商店街アーケードへのハンギングバスケット、街路樹イルミネーションを初め各種緑化活動を市民ぐるみで市内一円に展開いたしました。ア、快適空間づくり事業などによる市民との道路や公園等の景観づくりの推進につきましては、24の市民団体より取り組みをいただき、県道、市道の植樹帯など26カ所の公共用地の緑化活動を行いました。
イ、市民の力を生かした公園の管理運営の推進につきましては、ナチュラルガーデンクラブを中心に園芸研修や講習の開催、さまざまなイベントの企画運営を行い、これからの公園管理運営を担うべき市民活動を展開いたしました。
大平森林公園、市民の森につきましては、市民の森では観桜会、植樹会など多彩なイベントを充実させ、施設の活性化を図りました。大平森林公園では、指定管理者制度のもとでオープニングイベントや秋の音楽会など企画運営に創意工夫を加え、施設の活性化と利用者の満足度向上に努めました。
A、個性的な空間を整備しますでございますが、みつけイングリッシュガーデンや西児童公園のリニューアルなど公園の整備促進を計画的に進めました。また、統一デザインによる公共施設案内看板の整備など特色ある個性的な空間整備を図りました。平成18年度から3カ年事業で整備を進めてまいりましたみつけイングリッシュガーデンは、本格的な英国式庭園として本年度公園本体並びに附帯施設を完成させました。
以上です。
〇岡村守家企画調整課長 18ページをお願いいたします。2、安全安心な暮らしやすいまちづくり、(1)、災害に強いまちづくりを推進します。@、公共施設、住宅等の耐震診断でございますが、木造住宅の耐震診断のほか新たに耐震改修の補助を実施し、耐震化の促進を図りました。
A、災害への対応能力の向上に努めますでございますが、地域の力を生かしながら、災害に的確に対応できる体制づくりを推進いたしました。ア、防災訓練の実施といたしまして、平成20年度は1万1,402人の参加をいただきました。
イ、防災対策事業といたしまして、緊急情報メールの登録者数の増加に努めました。平成20年度末では4,616人となっております。
ウ、自主防災組織結成の推進でございますが、消防本部と連携し、組織結成の推進を図りました。平成20年度末では120団体となっております。
B、災害に強い社会基盤整備を図りますでありますが、市街地の浸水対策のため、見附処理区雨水貯留管渠整備、見附処理区緊急排水施設整備、今町1号雨水幹線整備、元町地区の浸水対策事業を引き続き推進いたしました。
以上でございます。
〇岡村勝元消防長 19ページお願いいたします。(2)、消防、救急体制の整備についてご説明いたします。
@、消防力の充実について。消防車両では、消防本部のポンプ車1台、消防団の可搬ポンプつき積載車1台更新を図りました。また、消防団員の確保を図るため、消防団協力事業所の推進に努め、さらに県消防学校及び消防大学校に消防職団員を派遣、専門知識、技術の向上に努めました。
A、火災予防について。工場や店舗、危険物施設など立入検査を実施し、防火安全事業を行った事業所の数、合計1,075件でありました。そのうち、高齢者福祉施設等は28件でありました。また、火災死者撲滅を図るため78の町内に対して住宅用火災警報器の共同購入を実施しまして、火災警報器の普及推進を図りました。このほか、巡回広報や防火教室など広報活動を行った回数は590回でありました。なお、火災発生件数は表のとおりでございますが、火災死者は1名発生しております。また、一番多い火災原因は暖房器具に関係するもので、3件でございました。また、人口1万人当たりの出火件数で見た出火率でありますが、3.02でありました。ちなみに、平成20年度の全国の平均出火率は4.12であります。
B、救急、救助体制の充実について。救急業務の高度化に対応するため、救急救命研修所及び県消防学校に救急救命士を派遣するとともに、救命率の向上を図るため普通救命講習会及び小中高一貫した応急手当て学習の普及を図りました。この小中高一貫した応急手当て学習は見附独自のもので、救急隊が作成しました開始から3年間を振り返った研究論文、これが平成20年度の全国消防研究論文で優秀賞に入賞しました。なお、救急出動状況、救助出動状況については、表のとおりでございます。
表にはございませんが、拡大傾向が社会的に懸念されております医療機関に患者を収容するまでの平均所要時間でございますが、29.7分でありました。ちなみに、昨年の県内の平均は37.4分、全国の平均は35.1分でありました。患者収容時間の拡大化の原因でありますが、受け入れ先の決定に時間がかかりまして、救急隊の現場待機時間が延びていることが一番の問題として指摘されております。このため、傷病状況を素早く的確に把握する観察力、それから観察結果に応じて最もふさわしい医療施設を選ぶ病院選定力、さらに選んだ病院に受け入れをお願いする交渉力、この3点の研さんに今後とも力を入れてスムーズな救急搬送に努めたいと考えております。
C、消防、防災教育についてでありますが、地域の防災教育を推進するため、市民参加型で行った消防団の分団演習では合計390名の住民の参加を得ました。また、17町内の自主防災組織に対して個別に防災訓練指導を実施しまして、合計1,100名の住民から参加していただきました。なお、少年期の防災教育として、防災博士初級認定講座を開催しました。参加者数については表のとおりであります。
以上であります。
〇金井薫平総務課長 20ページをごらんください。(3)、地域の安全安心の確保に取り組みます。@、地域防犯体制を整備しますについてでございます。犯罪のない安全で安心なまちづくりのために、市民を挙げて子どもたちを守るため、防犯訓練を4月葛巻小学校において実施しました。また、住民の自主的な防犯活動を支援するために防犯組合に活動費を負担いたしました。
A、交通安全対策に取り組みますについてでございます。見附市交通対策協議会と連携して年間活動計画を策定いたしまして、各種交通安全施策に積極的に取り組みました。また、道路交通安全環境整備のためにカーブミラーの整備、修繕を行いました。
B、安全な消費生活を支援しますについてでございます。消費者意識の向上。消費者団体と連携し、消費生活に関する研修会の開催、不用品のリサイクルなどの取り組みを行いました。
消費者保護の推進。消費者保護の推進のために、相談会を定期的に開催いたしました。
C、ライフラインの保安対策を図りますについてでございます。ライフラインの安全、安心を確保するため、施設整備や環境整備により保安体制を強化し、事故防止に努めました。
以上でございます。
〇田辺一喜建設課長 20ページ、(4)、利便性の高い交通体系づくりを推進しますについてご説明いたします。
@、公共輸送機関の利用向上を図りますでございますが、ア、新幹線接続バス(みつけエクスプレス)事業では、首都圏との交通アクセスを改善し、交流人口の増加、優良企業の誘致を目指し、平成19年6月1日より実証運行を実施いたしました。平成20年度は平成19年度より利用者数が17%増加いたしました。
イ、コミュニティバス事業でございますが、市民の意見をもとに10月1日に運行経路の変更、増便を実施し、対前年比5.1%増加いたしました。
ウ、コミュニティワゴン貸与でございますが、葛巻地域に続き新潟地域コミュニティに市所有のワゴン車を貸与し、住民から定期的に無償運行してもらい、コミュニティバスの停留所などに接続することにより、市内の流動人口を増加させ、地域経済の活性化を図りました。
21ページをごらんください。A、効率的な道路網整備を図りますでございますが、効率的で快適な道路ネットワークの形成のため、引き続き道路改良工事、舗装工事などを実施いたしました。道路の整備状況につきましては、開発行為により築造された道路の市道認定等により、平成20年度中市道総延長が1,734メーター増加し、平成20年度末に35万6,329メーターとなっております。道路、橋梁の整備状況については表をごらんいただきたいと思います。
道路改良状況につきましては、補助事業で細越石地庄川線等2路線を事業費6,193万3,000円、単独事業では今町田井線等7路線を事業費8,641万6,000円で整備促進を図っているところでございます。
道路舗装状況につきましては、単独事業で下関18号線等2路線を事業費384万5,000円で整備促進を図っているところでございます。
B、快適で安全な道路空間を確保しますでございますが、歩行者の安全確保や道路交通の円滑化のため交差点改良等、交通安全施設につきましては南本町椿沢線など3カ所、延長1,033メーター、事業費1,343万5,000円、側溝整備につきましては本所学校町線、延長95メーター、事業費612万2,000円を実施いたしました。
以上です。
〇平賀大介ガス上下水道局長 22ページをお願いします。(5)、快適性に配慮したライフラインなど住環境整備に努めます。@、下水道整備を推進しますでございますが、今年度の公共下水道の整備は市街化調整区域を今町地区、見附地区、新潟地区、葛巻地区、刈谷田川左岸地区に分けて整備を行い、新たに10.8ヘクタールが水洗可能区域となり、これにより見附市全体の普及率は87.8%となりました。また、前年度に引き続き水洗化可能な地域に対し説明会を開催するなど、水洗化の促進を図ったところでございます。内容については、表をごらんいただきたいと思います。
A、ガス・水道の安定供給を図りますでございますが、ガス及び水道につきましては安全かつ安定供給を念頭に健全な経営に努めました。内容については、表をごらんいただきたいと思います。
B、暮らしを守る雪対策を推進しますでございますが、冬期間の道路交通確保のため、市道において今年度2,320メートルの融雪施設整備に努めました。内容については、表をごらんいただきたいと思います。
C、だれもが快適に暮らせる住まいづくりを推進しますでございますが、市営住宅におきまして今町A棟の耐震診断のほか本所住宅の排水設備新設、昭和町B棟の排水用通気管入れかえ工事と火災報知機を月見台、本所、戸代新田、今町3丁目、坂井町住宅に設置し、入居者の生活環境改善に努めました。
以上でございます。
〇清水幸雄産業振興課長兼農業委員会事務局長 24ページをお願いいたします。3、産業が元気で活力あるまちづくりについてご説明いたします。
まず、(1)、新しい産業の進出支援でございます。県営中部産業団地等への企業誘致につきましては、経済情勢の厳しい中、1社の進出を確保することができました。
また、新事業展開の支援につきましても、市民レベルでの起業等を促す事業を継続してまいりました。
(2)、既存産業の育成支援ですが、頑張る農林業者に対する育成支援では、ア、農地・水・環境向上対策事業で市内3地域における農村環境の保全等に努める共同活動に対して支援を行ってまいりました。
また、イ、農業生産基盤の整備事業では、農業経営の基盤となる農地、農業用施設整備等に支援を実施いたしました。
次に、25ページをお願いいたします。ウ、水田農業構造改革対策事業でございますが、平成20年度の米の生産目標数量は前年度より減少したところですが、農業者間の調整等の結果、米の数量調整を達成することができました。また、産地づくり交付金など農業助成制度につきましても、制度の有効活用を図り、農業者への支援に努めてまいりました。
次に、エ、農業経営基盤強化促進事業、オ、経営体への農地利用集積など、既存事業を活用し、担い手等への支援事業を継続し、実施いたしました。
26ページの中段をお願いします。カ、地消地産事業では、地元農業者と商業者との情報交換会を初めて開催し、これを契機に食材の市内における取引が生まれてきております。また、環境保全型農業推進の観点からエコファーマー育成にも支援を行ってまいったところでございます。
以下、キ、畜産、ク、森林整備支援につきましても、頑張る農業者への支援を引き続き実施いたしました。
続きまして、27ページをお願いします。A、頑張る商工業者に対する育成支援でございますが、まずア、地域商業の活性化支援事業では、町なかにぎわい創出に結びつけることを目的とした健康づくりロードの整備を実施し、また国の定額給付金事業に合わせましてプレミアム商品券発行事業を新たに実施したところでございます。
イ、新技術新製品開発支援では、新たな技術開発に取り組んだ2社に対して支援を実施いたしました。
ウ、地域産業の販路開拓支援では、例年のネスパスのほか大田区、国分寺市などのイベントにも新たに参加するなど、首都圏交流と販路開拓に努めてまいりました。
エ、企業の経営基盤の強化支援では、従来の融資制度によるほか、昨年10月以降緊急経済対策の一環として信用保証料の補給制度を新たに立ち上げ、事業者への独自支援を実施してきたところです。年度末までに合計6,600万円ほどの補給を実施したところでございます。
次に、28ページをお願いします。オ、繊維産業振興支援では、業界団体で自主的に取り組まれる販路開拓や研修生受け入れ事業などに支援を行ってまいりました。
(3)、雇用対策推進では、ネーブルみつけ内の雇用情報コーナーにおける相談業務等を引き続き実施するとともに、市内企業への就職促進と企業への人材供給を目的とした家族向け就職ガイダンスを初めて開催し、雇用推進に努めてまいりました。
以上でございます。
〇野水英男教育委員会事務局教育総務課長 それでは、29ページをお願いをいたします。4、人が育ち人が交流するまちづくり。(1)、ライフステージに応じた学びの環境づくりに取り組みます。@、教育水準向上のため教育環境を整備しますについて説明をいたします。
まず、アの主要な施設整備についてでございますが、耐震補強工事といたしまして今町小学校の改築を行っておりまして、平成20年度末状況では校舎の4割、それからプールの2割が進行している状況でございます。そのほか、2校につきまして実施設計を行ったところでございます。それから、耐震診断につきましても2校の診断を実施しております。それから、環境対策におきましては西中学校の車いす対応トイレの設置、それから名木野小学校、今町中学校のトイレ等の実施設計を行ったところでございます。
次、イの学校評価の充実・改善の実践研究事業についてでございます。学校評価に係る学校教育法施行規則が改正されまして、自己評価の実施と公表、学校関係者評価の実施と公表、さらに自己評価結果及び学校評価関係者評価の設置者への報告が盛り込まれました。これを確実に行うために文部科学省の委託事業を実施したところでございます。
ウでございます。生徒指導総合連携推進事業でございますが、児童生徒の健全育成のために文部科学省の委託事業を受けまして、地域とのふれあい活動の推進など4つの柱で研究を行ったところでございます。
エの学校支援地域本部事業でございます。学校と地域の連携をより強化するため、平成20年度から3カ年事業で文部科学省の委託事業を受けまして、教育コーディネーターの配置などを中心に事業を行ったところでございます。
オのわくわく体験塾でございます。児童生徒の興味、関心を高める工夫を取り入れ、年々参加者がふえており、児童生徒と講師になられた先生や市民との年代を超えた交流にもなってまいりました。
次、30ページをお願いいたします。カの見附教育の日でございます。小中連携、家庭教育との連携を大きな目標として行っていますが、スクールアカウンタビリティーでは全学校の特徴ある取り組みを紹介してほかの学校でもそれを参考にし、みずからの学校の授業を再評価する機会にもなりました。
キ、わくわく見附アクションプランでございます。各学校の地域特性に合わせた支援を行いました。外部人材の活用や異世代との交流や実体験を積む機会を提供し、豊かな人間性の育成に成果を上げました。
クの学校補助員の拡充でございます。発達障害の児童生徒が増加傾向にあり、一人一人に対応した指導の充実と安全確保、スムーズな学校運営を図るために補助員を配置したところでございます。
ケの食育対策事業でございます。児童生徒の規則正しい食生活推進のために、学校給食における地消地産や栄養職員による食育事業を実施したところでございます。
以上でございます。
〇田伏 智まちづくり課長 A、生涯学習を推進します。ア、生涯学習推進事業でありますが、学習人材バンク活用事業におきましては、学校へ82回の派遣を行いました。また、健康フェスティバルへの参加など、市民の学習活動を支援するとともに、子ども議会を昨年に引き続き開催いたしました。
イ、社会教育事業。成人式を開催し、一人の大人としての自覚を促すとともに、子どもたちに対しては子ども相撲大会を通して健全な育成を図ってまいりました。
ウ、公民館の活動であります。市民に充実した内容の学習機会を提供するため、情報収集やニーズ把握を図るとともに、市民の自主的な事業の企画、運営を支援しました。また、家庭や地域での青少年育成を進める体制づくりに努めました。利用状況等につきましては、次ページに記載のとおりでございます。
エ、図書館の活動でありますが、2年目となる指定管理者制度において図書貸し出し数の増加だけでなく、市民の積極的な図書館事業への参加に努めました。利用状況等につきましては、記載のとおりでございますが、前年度に比べ増加することができました。
オ、その他の活動。海の家及びふぁみりあの利用状況は、記載のとおりです。
次ページ、B、現代的課題への取り組みを充実します。青少年健全育成については、青少年問題協議会の開催や青少年育成センターの活動により青少年の健全育成に努めました。
C、芸術・文化の充実、継承に努めます。芸術、文化活動の促進につきましては、ア、文化ホール施設管理事業でありますが、平成20年度から指定管理者制度を導入することにより、事業計画に基づいた事業を実施してまいりました。利用状況等につきましては、記載のとおりでございます。
イ、文化振興事業につきましては、音楽プロデューサー、船橋洋介先生のもと音楽鑑賞教室を開催いたしました。
ウ、美術展開催事業でありますが、市展及び市民書き初め展を開催し、いずれも3,000人を超える入場者がありました。
次ページ、エ、文芸祭開催事業では、文芸協会と共催により文芸祭を開催し、市民の文芸活動を支援しましたが、応募点数については減る結果となりました。
オ、近世文書の整理、目録作成の継続につきましては、記載のとおりであります。
カ、手づくり教室の開催と市民の芸術文化活動の推進及びキ、小中学校及びまちづくり課との連携による児童生徒、市民の文化財に親しむ機会の提供につきましては、記載のとおりでございます。
次ページをお願いします。D、生涯スポーツ活動を推進しますについてであります。各種講習会やスポーツ大会などを開催するとともに、市民による自主的、主体的なスポーツクラブの組織化等を推進することにより、生涯スポーツの振興と市民の健康保持、増進に努めました。また、施設の改善、充実、整備を図るとともに体育施設の適切な運営管理に努めました。利用状況につきましては、記載のとおりでございます。
次ページをお願いします。次に、(2)、市民と行政の協働を推進しますについてご説明いたします。@、地域自治の運営を支援しますでありますが、平成20年度は上北谷地区において地域コミュニティの取り組みを進めてまいりました。ワークショップ形式で地区の課題や将来像をまとめたまちづくり計画を策定した後、上北谷ゆめづくり協議会レインボーが設立され、地域住民みずからが考え、実行していく地域コミュニティの取り組みがスタートいたしました。また、今町田園地区と北谷南部地区においても設立準備会をスタートさせることができました。
A、まちづくりへの市民参画を推進し、協働する仕組みをつくりますでありますが、自主的なまちづくり活動を行う7団体に市民活動補助金を交付するなど、市民活動の支援に努めました。
B、市民と行政との情報の共有化を図りますでありますが、市民運営団体にホームページの運営を委託し、市民の地域情報交換の場としてさまざまな情報発信を行いました。
(3)、交流人口の増加を図ります。@、近隣地域や全国各地との連携と交流を推進しますについてでありますが、ア、定住促進対策事業は、市外、県外在住者から見附市への定住に関心を持ってもらうため、ふるさと回帰フェアへや見附のとっておき百選等においてPRに努めました。また、独身男女の出会いのイベントに対し、助成も行いました。
イ、まちの駅事業では、平成20年度もネーブルみつけにおいて人と人の出会いや交流を促進するため、市民交流サロンなどでさまざまなイベントを実施いたしました。その結果、来場者数も48万人を数えることができました。
次ページ、ウ、まちの駅サテライト設置でありますが、ネーブルみつけを含む市内30のまちの駅の連携により、まちの活性化を図りました。
エ、観光事業につきましては、大凧合戦、越後見附太鼓、今町夏祭りを重点に補助金を交付するとともに、凧合戦会場での販売など幅広い支援により観光事業の振興を図りました。また、首都圏に向けたPRなどにも取り組みました。
オ、首都圏交流事業では、見附市をPRしてもらうサポーターの増加に努めるとともに、情報交換会を開催いたしました。
A、国際交流を推進しますでは、ベトナムダナン市との相互交流の一環として、ダナン市から4人の学生などを招き市民との交流を行うとともに、中学生9人をダナン市へ派遣し、貴重な体験をしてもらったところでございます。
以上で説明を終わります。
〇金井薫平総務課長 37ページをお願いいたします。5、行政経営計画、(1)、行政改革を推進します。@、社会情勢に即した組織機構を構築しますについてでございます。平成20年度では、健康福祉課と教育委員会に分かれていた子どもに関する事務を一元化することで、乳幼児から18歳まで一貫した子育て支援ができるようこども課を教育委員会に設置いたしました。そして、地域自治推進のために新潟地区にふるさとセンターを設置いたしました。また、文化ホールが指定管理者制度に移行したことに伴い、まちづくり課に文化スポーツ振興室の体制を整備いたしました。
A、住民サービスの向上、民間活力の導入を推進しますについてでございます。市民ニーズへの対応とサービス向上を目的に、毎週日曜日の午前今町出張所において住民記録等証明書の発行業務を始めました。そして、住民基本台帳カードの普及対策として、カード発行手数料の無料化を実施いたしました。また、自律推進プログラムに基づいて、これまでより市民サービスが低下しないことを基本原則として、指定管理者制度の推進を図りました。
B、事務事業の広域的取り組みによる効率化を目指しますについてでございます。長岡地域広域行政組合の一員として各種事業に参画するとともに、平成20年度において市内体育施設について相互利用対策施設の拡大を図りました。
以上でございます。
〇星野豊明税務課長 (2)、収入の確保に努めますについてご説明いたします。
@、税収の確保を図りますでございますが、平成20年度の市税の収納率は37ページ、下の表、収納実績のとおり現年度分、滞納繰り越し分を合わせて平成19年度の92.5%から0.4%上昇して92.9%となりました。また、収入済額につきましても、市民税においては1,800万円余り、固定資産税、都市計画税においても合わせて6,500万円余り収入額は増加し、全体で7,400万円余りの増収を図ることができました。今後も財源の安定確保と公平、公正な税負担を確保するため、納税への理解に一層努めながら、長期滞納者などに対しては預金調査、不動産などの財産調査を着実に行い、毅然たる姿勢で臨み、税収確保に努めてまいります。
なお、市税収入の推移につきましては、表のとおり平成15年度を除いて40億円以上の税収を確保してまいりました。
次に、38ページをお願いいたします。続いてA、受益者負担の適正化を図りますについてでありますが、平成18年7月より公共施設全般にわたり有料化を行ったことにより、行政サービスを利用する人としない人との負担の公正性を図り、効率的な施設運営や利用者サービスの向上に努めてきました。
続いてB、市所有財産を有効に活用しますについてでありますが、市有財産の維持管理に努めながら、必要に応じて財産の貸し付けを行い、財産の有効、有益活用に努めました。また、災害復旧事業に伴い、市有地の払い下げを行いました。
以上でございます。
〇岡村守家企画調整課長 同じく38ページ、(3)、支出の適正化に努めます。@、事務事業の見直しを図りますでございますが、事務事業評価の客観性、信頼性等を高めることを目的といたしまして、公募市民を含めました6名の委員から成る外部評価委員会を開催し、外部評価を実施いたしました。
A、人件費の削減を図りますでございますが、指定管理者制度の活用や臨時職員等の採用によりまして正職員数を削減したほか、新たな財政需要に対しましては業務の見直しや委託化、業務量に応じた効率的な職員配置を行い、可能な限り職員数を増員しないよう対応してまいりました。
以上でございます。
〇星 賢一委員長 以上で主要な施策の成果等説明書に基づく決算の説明は終わりました。
次に、第60号議案及び第61号議案をガス上下水道局長より説明を求めます。
〇平賀大介ガス上下水道局長 まず、水道事業会計からご説明しますが、説明に入る前に正誤表により訂正をお願いします。
それでは、皆さんお手元にございます決算書の26ページをお願いします。3、業務のうち(1)、業務量からご説明いたします。年度末給水人口でございますが、平成20年度末は5万5,673人で前年度に比較して172人減少しております。同様に年間取水量、年間配水量、1日平均配水量も減少しております。なお、給水人口の市別構成では見附市が77.4%、長岡市が22.6%でございます。
次に、年度末給水栓数でございますが、平成20年度末は1万8,976栓で、前年度より139栓増加いたしました。
次に、年間有収水量でございますが、平成20年度末年間配水量744万4,700立方メートルに対し、年間有収水量687万3,214立方メートルで、有収水量率は92.3%となりました。
次に、次ページをお願いします。(2)の事業収入に関する事項でございますが、事業収入合計は10億6,875万5,650円で、前年度に比べまして6,430万7,117円の減額となりました。その内容といたしましては、営業収益6,035万3,627円の減と営業外収益1,075万2,910円の減、特別利益679万9,420円の増によるものでございます。
次に、(3)、事業費に関する事項でございますが、事業費合計は8億9,596万7,210円で、前年度に比べまして4,062万6,932円の減額となりました。その内容といたしましては、営業費用4,125万8,824円の減、営業外費用442万1,342円の減、特別損失505万3,234円の増によるものでございます。この結果、収支差し引き1億7,278万8,440円の当年度純利益を上げることができました。
次に、8ページに戻っていただきます。下段に記載の3、平成20年度見附市水道事業剰余金処分計算書をごらんいただきたいと思います。1の当年度未処分利益剰余金1億7,838万8,211円は、先ほど申し上げました当年度純利益と前年度繰越利益剰余金を加えた額です。この剰余金を2の利益剰余金処分額の減債積立金に1億5,000万円、建設改良積立金に2,000万円を積み立てまして、残りの838万8,241円を3の翌年度繰越利益剰余金とするものでございます。
次に、資本的収支について説明しますので、4ページをお願いします。資本的収入の決算額は1億7,038万791円で、企業債2,000万円と負担金1億5,038万791円であります。
次に、資本的支出でございますが、決算額は5億1,883万8,973円でございます。このうち建設改良費3億8,413万2,905円で、この内訳につきましては後ほどごらんいただきたいわけでございますが、22ページから25ページに記載したとおり建設工事、改良工事等に充当したものでございます。また、4ページ下段の欄外に記載したとおり、収入不足額3億4,845万8,182円の財源調達につきましては、記載のとおり減債積立金、留保資金、消費税調整額をもって補てんさせていただきました。
以上でございます。
続きまして、ガス事業会計をご説明しますので、53ページをお願いします。3、業務、(1)、業務量からご説明します。まず、一般用と工業用を合わせた前年度との比較では68戸減少して、年度末で1万2,438戸となりました。また、年間販売量では一般用、工業用ともに減少したことから、合わせて前年度との比較では91万9,150立方メートル減少して、年度末で1,622万3,116立方メートルを販売しました。
次に、(2)、事業収入に関する事項でございますが、事業収入合計は12億8,034万5,952円で、前年度に比べまして7,306万8,967円の減額となりました。その内容といたしましては、営業収益4,144万8,646円の減、営業雑益2,950万679円の減、営業外収益211万9,642円の減によるものでございます。
次ページをお願いします。(3)、事業費に関する事項でございますが、事業費合計は12億1,083万8,221円で、対前年度に比べまして3,247万2,304円の増額となりました。その内容といたしましては、営業費用6,403万1,426円の増、その他営業費用2,161万9,757円の減、営業外費用974万6,367円の減と特別損失19万2,998円の減となり、この結果、収支差し引き6,950万7,731円の当年度純利益を上げることができました。
次に、37ページに戻っていただきまして、3、平成20年度見附市ガス事業剰余金処分計算書をごらんいただきたいと思います。1の当年度未処分利益剰余金8,756万8,193円は、先ほど申し上げました当年度純利益と前年度繰越利益剰余金を加えた額です。この剰余金を2の利益剰余金処分額の利益積立金に350万円、建設改良積立金に7,650万円を積み立てまして、残りの756万8,193円を3の翌年度繰越利益剰余金とするものでございます。
次に、資本的収支についてご説明申しますので、32ページをお願いします。資本的収入の決算額は4,577万1,953円で、すべて負担金でございます。
次に、資本的支出でございます。決算額は2億7,672万7,140円でございます。このうち建設改良費が2億3,893万9,935円で、この内訳につきましては後ほどごらんいただきたいわけですが、50ページから52ページに記載したとおり建設工事、改良工事等に充当したものでございます。また、32ページ下段の欄外に記載したとおり、収入不足額2億3,097万5,187円の財源調達につきましては、記載のとおり減債積立金、留保資金と消費税調整額をもって補てんさせていただきました。
以上で水道事業並びにガス事業についてご説明を終わります。
〇星 賢一委員長 次に、第62号議案、病院事務長から説明を求めます。
〇大橋耕一病院事務長 平成20年度病院事業会計決算についてご説明いたします。
まず、57ページの収益的収入及び支出、59ページの資本的収入及び支出につきましては、先般の本会議におきまして副市長より説明のあったとおりでございますが、建設改良費の内訳につきましては73ページをごらんいただきたいと思います。ナースコールシステムの入れかえ工事のほかCT装置を初めとする機械備品、車両の購入を行ったものでございます。
それでは、73ページの病院の業務量でございますが、入院は延べ患者数2万8,357人、1日平均77.7人で、前年度に比較してそれぞれ236人、0.4人の減少となりましたが、料金収益は1人1日平均2万9,114円と前年度より2,422円増収となり、総額では前年度より6,238万4,627円増収の8億2,558万7,905円となりました。外来は、延べ患者数4万3,505人、1日平均177.6人で、前年度に比較してそれぞれ5,374人、21.9人の減少となり、料金収益は1人1日平均1万3,943円と前年度より1,199円の増収となりましたが、総額では前年度より1,633万2,897円減少の6億657万5,891円となりました。病床利用率は、前年度より0.4ポイント減の78.5%でありました。
次に、老健の業務量でございますが、入所は延べ利用者数3万599人、1日平均83.8人で、前年度に比較してそれぞれ1,393人、4.0人の増加となり、介護報酬収益、利用料収益とも前年度より増収となり、それぞれ3億917万885円、5,135万8,997円となりました。通所は、延べ利用者数4,432人、1日平均12.2人で、前年度に比較して269人、0.8人の減少となり、介護報酬収益、利用料収益とも前年度より減収となり、それぞれ4,249万9,889円、307万2,294円となりました。居宅支援につきましては、延べ利用者数は前年度と同数の755件でありましたが、介護報酬収益は前年度より減収の941万2,000円となりました。
次に、74ページをお願いいたします。事業収入に関する事項でございますが、入院収益の増収の主な要因は、入院基本料を10対1入院基本料としたことによるものです。外来収益の減収の主な要因は、脳神経外科の外来診療の中止によるものです。その他医業収益の増収は、老健の増収が主なものであります。
医業外収益の補助金の減収と負担金交付金の増収につきましては、一般会計からの繰出金のルールの見直しによるものであります。
次に、事業費に関する事項でございますが、前年度に比較して医業費用は3.2%の増、医業外費用は0.3%の減となりました。その結果、差し引き1億1,904万2,874円の経常損失を計上することとなりました。
62ページをお願いいたします。欠損金処理計算書でございますが、5億8,141万8,128円を欠損金として翌年度に繰り越すこととなりました。
以上で病院の決算の説明を終わります。
〇星 賢一委員長 次に、ただいま議題となっております各会計決算について、監査委員から審査意見書が提出されておりますので、監査委員から説明を求めます。
〇上野 勝代表監査委員 平成20年度の見附市一般会計等の決算審査意見書について、監査委員を代表してその概要をご説明いたします。
まず、地方自治法第233条第2項及び同法第241条第5項の規定により審査に付された平成20年度見附市一般会計、特別会計歳入歳出決算及び基金運用状況についてご説明をいたします。審査に付された各会計の歳入歳出決算書等関係書類は、いずれも関係法令に準拠して作成されており、計数は正確であると認めました。予算の執行についてもおおむね適正に執行されていることを認めました。各基金の運用状況については、その設置目的に沿って運用されており、計数は正確であると認めました。
次に、審査結果の概要について申し上げます。一般会計と特別会計を合わせた総計決算額は歳入総額258億1,170万2,000円、歳出総額249億2,968万8,000円であり、前年度と比較をすると歳入で7.2%の減少、歳出で8%の減少となっております。歳入総額から歳出総額を差し引いた歳入歳出差引額は8億8,201万4,000円の黒字となっており、この差引額から翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支は6億4,059万円の黒字となっております。
次に、普通会計における財政分析について申し上げます。前年度に比べ財政力指数は上昇しており、公債費比率と起債制限比率については改善しておりますが、経常一般財源比率と経常収支比率は悪化をしております。公債費負担比率については、前年度と同率の16.1%となっており、これは依然として警戒ラインとされている15%を超えた状況にあります。また、当年度末における一般会計の市債残高につきましては142億6,257万6,000円となっております。
次に、一般会計の決算収支についてご説明をいたします。一般会計の歳入の収入済額は155億1,155万円で前年度に比べて14.5%増加しており、支出済額は148億3,039万3,000円で前年度に比べ14%増加しております。形式収支は6億8,115万7,000円の黒字となっております。この形式収支から翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支は4億7,343万4,000円の黒字となっております。
次に、特別会計の決算収支についてご説明いたします。特別会計全体の収入総額は103億15万2,000円、歳出総額は100億9,929万5,000円となっており、形式収支は2億85万7,000円の黒字となっております。この形式収支から翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支は1億6,715万6,000円の黒字となっております。各特別会計の個別決算状況でございますが、意見書のほうを参照していただきたいと思いまして、ここでは省略させていただきます。
同じく各基金の運用状況についても意見書のとおりでございますので、説明は省略をさせていただきます。
次に、地方公営企業法第30条第2項の規定により審査に付された平成20年度見附市水道事業会計、ガス事業会計及び病院事業会計の決算についてご説明をいたします。審査に付された各企業会計の決算及び附属書類はいずれも地方公営企業法などの関係法令に準拠して作成されており、計数も正確であり、当年度の財政状態、経営成績を適正に表示しているものと認めました。
まず、水道事業会計についてご説明いたします。当年度における事業の状況でありますが、当年度末の給水人口は5万5,673人となっており、前年度と比較して172人の減少となっております。また、当年度末の給水栓数は139栓増加して1万8,976栓となっております。また、年間配水量及び年間有収水量につきましては前年度よりいずれも減少しております。設備投資につきましては、安全な水の安定供給のため浄水及び配水関連施設の整備、拡充等に建設改良費として約3億8,413万3,000円が投じられております。経営状況につきましては、総収益10億6,875万6,000円で、前年度に比べて5.7%減少しており、総費用は8億9,596万7,000円で、前年度に比べて4.3%の減少となっております。その結果、当年度の純利益は前年度に比べて12.1%減少し、1億7,278万8,000円となっております。
今後も水道事業の健全経営に留意され、安全な水の安定供給のため特段のご努力を望むものであります。
次に、ガス事業についてご説明をさせていただきます。当年度のガスの年間販売量は、一般用及び工業用のいずれも減少しており、前年度に比べて5.4%の減少となっております。昨年からの不況の影響が考えられるところであります。設備投資につきましては、老朽化したガス管の布設がえを行うなど保安の確保に努め、施設の整備、拡充に取り組んでおり、建設改良費として2億3,894万円を投じておられます。経営状況につきましては、ガスの販売量の減少やガスの仕入れ原価の高騰などにより総収益は12億8,034万6,000円で、前年度に比べて5.4%減少しており、総費用は12億1,083万8,000円で、前年度に比べて2.8%の増加となっております。その結果、当年度純利益は前年度に比べ60.3%減少し、6,950万8,000円となっております。
ガス事業を取り巻く環境は一段と厳しいものとなっておりますが、需要家へのガスの安定供給と保安の確保に十分留意され、健全経営に努められることを望むものであります。
次に、病院事業についてご説明をさせていただきます。まず、市立病院の利用状況でありますが、当年度の入院延べ患者数は前年度に比べて0.8%減少しており、外来延べ患者数も前年度に比べて11%減少しております。老人保健施設につきましては、延べ入所者数は前年度に比べて4.8%増加しており、延べ通所者数は5.7%の減少となっております。経営状況につきましては、収益の柱となります医業収益は前年度に比べて3.7%の増加となっております。このうち入院収益は8.2%の増加となっておりますが、外来収益は2.6%の減少となっております。また、医業費用については前年度に比べ3.2%の増加となっております。経常収支を見ると、事業収益は前年度と比較して4.6%増加して21億3,369万9,000円となっており、事業費用は3%増加して22億5,274万1,000円となっております。したがって、事業費用から事業収益を差し引いた当年度純損失は前年度より18.8%縮小した1億1,904万3,000円となっております。収益率については前年度に比べ上昇しており、経営改善の成果があらわれていると思われますが、各種指標が示す経営状況はいまだ厳しいものとなっております。
病院経営に当たっては、さまざまな課題が山積しておりますが、今後とも地域に根差した公立病院としての使命を果たすため、より一層尽力されることを望むものであります。
以上で平成20年度見附市一般会計、特別会計歳入歳出決算及び基金運用状況並びに公営企業会計決算の審査意見書の概要説明とさせていただきます。
〇星 賢一委員長 次に、平成20年度決算に基づく健全化判断比率等について企画調整課長から説明を求めます。
〇岡村守家企画調整課長 平成20年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率等の説明をいたしますので、お手元の報告書をお願いいたします。
3枚目をお願いします。初めに、健全化判断比率状況の実質赤字比率についてでございますが、これは一般会計における赤字が標準財政規模に対しましてどの程度かといった数値を示す比率でございます。一般会計は赤字がございませんので、横棒となっております。なお、右の欄の各比率につきましては早期健全化や財政再生が必要となる基準が示されております。
次の連結赤字比率ですが、当市の全会計の黒字と赤字、資金の剰余と不足、これらをすべて合算いたしまして赤字が生じた場合に、その赤字の金額が標準財政規模と比較しましてどの程度かを示す数値でございますが、これも赤字ではございませんので、横棒で表示しております。
次に、実質公債費比率でございますが、これは一般会計等が負担する地方債の元利償還金等の標準財政規模と比較した数値でございます。14.4%となっております。早期健全化基準は25%となっておりますので、比較いたしますと相当程度低いという状況でございます。
次に、将来負担比率でございますが、これは一般会計等の地方債の現在高などの状況を比較する比率でございます。これも標準財政規模と比較いたしましてどのような状況にあるかという数字でございますが、どの比率も118%ということで、基準の350%と比較いたしますと相当低くなっている状況でございます。
次のページをお願いいたします。資金不足比率の状況であります。この比率は、公営企業会計に区分される会計の中の資金不足額がその事業の規模に対しましてどの程度かという比率でございますが、資金不足額そのものがございませんので、すべて横棒で表示されております。なお、これについての経営健全化基準は20%という数値でございます。
以上でございます。
〇星 賢一委員長 以上で本日の日程は全部終了しました。
あす、あさっては分科会の審査を行いますので、ご参集願います。
本日はこれにて散会します。
午前11時34分 散 会
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