平成17年第7回(12月)見附市議会定例会会議録(第4号)

議事日程 第4号
平成17年12月21日(水曜日) 午前10時開議
諸般の報告                                        
第 1 議第114号 見附市職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について   
    議第115号 見附市ほう賞条例の一部を改正する条例の制定について         
    議第116号 見附市長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の制定につい
           て                                 
    議第117号 見附市手数料条例の一部を改正する条例の制定について         
    議第118号 見附市立海の家設置条例の一部を改正する条例の制定について      
    議第119号 見附市水道山の家条例を廃止する条例の制定について          
    議第120号 見附市大平森林公園設置条例の一部を改正する条例の制定について    
    議第121号 見附市デイサービスセンター設置条例の一部を改正する条例の制定について
    議第122号 第4次見附市総合計画「基本構想」について              
    議第123号 平成17年度見附市一般会計補正予算(第4号)            
    議第124号 平成17年度見附市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)    
    議第125号 平成17年度見附市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)      
    議第126号 平成17年度見附市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)      
    議第127号 平成17年度見附市下水道事業特別会計補正予算(第3号)       
    議第128号 平成17年度見附市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)    
    議第129号 平成17年度見附市水道事業会計補正予算(第1号)          
    議第130号 平成17年度見附市ガス事業会計補正予算(第1号)          
    議第131号 工事請負契約の変更について                     
    議第132号 新潟県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変
           更について                             
    議第133号 刈谷田川水防事務組合の規約の変更について              
    議第134号 長岡地区旧伝染病院管理組合規約の変更について            
    議第135号 長岡地区旧伝染病院管理組合の解散について              
    議第136号 長岡地区旧伝染病院管理組合の解散に伴う財産処分について       
    議第137号 損害賠償額の決定及び和解について                  
    議第138号 公共施設の相互利用に関する協定書の一部変更について         
    議第139号 公の施設の区域外設置に関する協議について              
第 2 発議第10号 見附市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について      
    発議第11号 見附市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について      
第 3 発議第12号 個人所得課税における各種控除の安易な縮小を行わないことを求める意見書
           の提出について                           
    発議第13号 安全でゆきとどいた看護職員の配置を求める意見書の提出について    

本日の会議に付した事件  議事日程と同じ
出席議員(20人)    1番   辺  見  雅  信        2番   亀  田     満    3番   小  林  伸  一        4番   久  住  裕  一    5番   浅  野  三  夫        6番   山  田  武  正    7番   佐 々 木  志 津 子        8番   星     賢  一    9番   小  林  繁  男       10番   渡  辺  み ど り   11番   高  橋  清  治       12番   伴  内  勝  栄   13番   八  木  庄  英       14番   岩  崎  録  衛   15番   北  村  明  夫       16番   井  上  慶  輔   17番   関     一  二       18番   佐  藤  数  幸   19番   野  本  千  晴       20番   田  崎  武  雄
欠席議員(なし)
説明のため出席した者        市     長    久   住   時   男        助     役    山   本   俊   一        収  入  役    林       保   弘        企 画 調整課長    岡   村   守   家        まちづくり課長    星   野   明   洋        総 務 課 長    池   山   広   喜        市 民 生活課長    田   伏       智        税 務 課 長    木 歩 士       保        産業振興課長兼    野   水   英   男        農 業 委 員 会        事 務 局 長        建 設 課 長    大   竹   伸   一        健 康 福祉課長    池   山   久   栄        会 計 課 長    斉   藤       勝        ガ ス 上下水道    平   賀   大   介        局     長        消  防  長    岡   村   勝   元        教 育 委 員 会    神   林   晃   正        教  育  長        教 育 委 員 会    井   口   増   一        事  務  局        庶 務 課 長        教 育 委 員 会    石   田   勝   美        事  務  局        学 校 教育課長        教 育 委 員 会    渡   辺   清   澄        事  務  局        生 涯 学習課長        監 査 委 員    柳   原   哲   映        事 務 局 長
事務局職員出席者        事 務 局 長    大   関   泰   一        次     長    笹   原       浩        議 事 係 長    早   沢       稔
               午前10時00分  開 議
高橋清治議長 これより本日の会議を開きます。
  現在の出席議員20人全員であります。

諸般の報告
高橋清治議長 最初に、諸般の報告をします。
  まず、本定例会において付託した議案について、常任委員会の各委員長から審査報告書が提出されています。
  次に、追加議案として議員から条例改正案2件及び意見書案2件が提出されていますので、後ほどご審議をお願いします。
  次に、本日、報道関係者から議場内での撮影の申し出がありましたので、これを許可しました。
  以上をもって諸般の報告を終わります。

日程第1、議第114号 見附市職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定に
            ついて
     議第115号 見附市ほう賞条例の一部を改正する条例の制定について   
     議第116号 見附市長期継続契約を締結することができる契約を定める条例
            の制定について
     議第117号 見附市手数料条例の一部を改正する条例の制定について   
     議第118号 見附市立海の家設置条例の一部を改正する条例の制定について
     議第119号 見附市水道山の家条例を廃止する条例の制定について    
     議第120号 見附市大平森林公園設置条例の一部を改正する条例の制定につ
            いて                          
     議第121号 見附市デイサービスセンター設置条例の一部を改正する条例の
            制定について                      
     議第122号 第4次見附市総合計画「基本構想」について
     議第123号 平成17年度見附市一般会計補正予算(第4号)
     議第124号 平成17年度見附市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2
            号)
     議第125号 平成17年度見附市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)
     議第126号 平成17年度見附市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
     議第127号 平成17年度見附市下水道事業特別会計補正予算(第3号)
     議第128号 平成17年度見附市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3
            号)
     議第129号 平成17年度見附市水道事業会計補正予算(第1号)
     議第130号 平成17年度見附市ガス事業会計補正予算(第1号)
     議第131号 工事請負契約の変更について
     議第132号 新潟県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少
            及び規約の変更について                 
     議第133号 刈谷田川水防事務組合の規約の変更について
     議第134号 長岡地区旧伝染病院管理組合規約の変更について
     議第135号 長岡地区旧伝染病院管理組合の解散について
     議第136号 長岡地区旧伝染病院管理組合の解散に伴う財産処分について
     議第137号 損害賠償額の決定及び和解について
     議第138号 公共施設の相互利用に関する協定書の一部変更について
     議第139号 公の施設の区域外設置に関する協議について
高橋清治議長 日程第1、第114号議案から第139号議案までの26件を一括して議題とします。
  各常任委員会における付託議案の審査の結果について委員長の報告を求めます。
  まず、総務文教委員会、岩崎委員長。
               〔岩崎録衛総務文教委員長登壇〕
岩崎録衛総務文教委員長 ただいま議題となっております議案のうち、総務文教委員会に付託されました議案の審査につきまして、その経過及び結果をご報告申し上げます。
  本委員会は、去る12月15日午前10時から委員会室において開会し、説明のために市当局関係者の出席を求め、委員7人全員の出席のもとで審査に当たりました。
  各議案とも本会議及び委員会における説明等を参考に慎重審査の結果、議第114号 見附市職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第115号 見附市ほう賞条例の一部を改正する条例の制定について、議第116号 見附市長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の制定について、議第117号 見附市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、議第118号 見附市立海の家設置条例の一部を改正する条例の制定について、議第122号 第4次見附市総合計画「基本構想」について、議第123号 平成17年度見附市一般会計補正予算(第4号)中、本委員会関係部分、議第131号 工事請負契約の変更について、議第132号 新潟県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更について、議第138号 公共施設の相互利用に関する協定書の一部変更について、以上10件についてはいずれも妥当なるものと認め、全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
  以上をもって委員長報告を終わります。
高橋清治議長 次に、厚生福祉委員会、山田委員長。
               〔山田武正厚生福祉委員長登壇〕
山田武正厚生福祉委員長 ただいま議題となっております議案のうち、厚生福祉委員会に付託されました議案の審査につきまして、その経過及び結果をご報告申し上げます。
  本委員会は、去る12月16日午前10時から委員会室において開会し、説明のために市当局関係者の出席を求め、委員7人全員出席のもとで審査に当たりました。
  各議案とも本会議及び委員会における説明等を参考に慎重審査の結果、議第121号 見附市デイサービスセンター設置条例の一部を改正する条例の制定について、議第123号 平成17年度見附市一般会計補正予算(第4号)中、本委員会関係部分、議第124号 平成17年度見附市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、議第125号 平成17年度見附市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)、議第126号 平成17年度見附市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)、議第134号 長岡地区旧伝染病院管理組合規約の変更について、議第135号 長岡地区旧伝染病院管理組合の解散について、議第136号 長岡地区旧伝染病院管理組合の解散に伴う財産処分について、以上、8件についてはいずれも妥当なるものと認め、全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。
  以上をもって委員長報告を終わります。
高橋清治議長 次に、産業建設委員会、星委員長。
               〔星 賢一産業建設委員長登壇〕
星 賢一産業建設委員長 ただいま議題となっております議案のうち、産業建設委員会に付託されました議案の審査につきまして、その経過及び結果をご報告申し上げます。
  本委員会は、去る12月19日午前10時から委員会室にて開会し、説明のために市当局関係者の出席を求め、委員6人全員出席のもとで審査に当たりました。
  各議案とも本会議及び委員会における説明等を参考に慎重審査の結果、議第119号 見附市水道山の家条例を廃止する条例の制定について、議第120号 見附市大平森林公園設置条例の一部を改正する条例の制定について、議第123号 平成17年度見附市一般会計補正予算(第4号)中、本委員会関係部分、議第127号 平成17年度見附市下水道事業特別会計補正予算(第3号)、議第128号平成17年度見附市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)、議第129号 平成17年度見附市水道事業会計補正予算(第1号)、議第130号 平成17年度見附市ガス事業会計補正予算(第1号)、議第133号 刈谷田川水防事務組合の規約の変更について、議第137号 損害賠償額の決定及び和解について、議第139号 公の施設の区域外設置に関する協議について、以上10件についてはいずれも妥当なるものと認め、全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。
  以上をもって委員長報告を終わります。
高橋清治議長 ただいまの委員長報告に対して質疑はありませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
高橋清治議長 これにて質疑を終結します。
  これより討論に入ります。討論はありませんか。
               〔発言する者なし〕
高橋清治議長 これにて討論を終結します。
  これより第114号議案から第139号議案までの26件を一括して採決します。
  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
高橋清治議長 ご異議なしと認めます。
  したがって、本案は原案のとおり可決しました。

日程第2、発議第10号 見附市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について
     発議第11号 見附市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について
高橋清治議長 日程第2、発議第10号及び発議第11号の2件を一括して議題とします。
  議案ごとに提案理由の説明を求めます。
  まず、発議第10号、12番、伴内議員。
               〔伴内勝栄議員登壇〕
伴内勝栄議員 発議第10号の提案理由の説明の前に、きょう配布されました11号議案の皆さんが当初私ども拝見したときには提案者が1人になって、あとの方が全員賛成者になっておったわけですけれども、どうもその辺が理解に苦しむところですが、それはそれとして説明に入ります。
               〔「余り変なこと言わねばいいよ」と呼ぶ者あり〕
伴内勝栄議員 いや、本気のことだ。
  ただいま議題となっております議員定数条例改正議案中、第10号について提出者を代表いたしまして趣旨説明を行います。
  この改正条例の内容は、見附市議会議員定数条例の一部を次のように改正するもので、本則中「20人」を「16人」に改める。
  附則において、この条例は公布の日以後初めてその期日を告示される一般選挙から施行するものであります。
  貴重な時間をいただき、若干補足説明をいたします。提出理由は、議長あてに提出した定数条例を改正する条例案の提出の書類に記載してありますとおり、市民感情や嘱託員へのアンケート調査等を厳しく受けとめ、思い切った改革の実行が市民に理解されると考え、現在の議員定数20人から4人を減員して16人に改めることが妥当と考えるが基本理念であります。
  本日ここに至るまでの経緯は各議員十分ご承知のことでありますが、見附市が長岡市を中心とした任意合併協議会に参画中に住民の権利であります住民投票を行う直接請求が市長に提出され、代表者が平成15年9月議会において、議場にて意見陳述が行われました。行政サイドでは、18歳以上の住民に合併の是非のアンケート調査を平成15年10月から11月に実施をいたした結果、回答率69.8%のうち合併に反対者が3分の2となり、議会では住民投票請求者の代表の了解を得てアンケート調査を尊重して自律を確認しました。正式には平成15年11月28日、臨時議会にて久住市長が民意が明確にあらわれたとして、法定協議会には参加しないで自律の道を決意をしたのであります。その後自律推進会議が構成され、議会から私と佐々木議員が構成委員となりました。自律推進会議の報告書は、平成17年3月に配布のとおりであります。
  議員の定数減については市長の諮問事項でなく、会議中のその他の場面で数回に話題となり、質問を受けました。その際、議会では議会改革調査特別委員会で検討中であり、良識ある結果が出されると思われますと申し上げてきました。そのことは議員協議会で諸問題とともに皆さん方に報告をしてきたところでございます。
  私どもの考えておる議員定数の削減最低ライン、4人減が市民の方々、さらに自律推進会議委員の方々にもご理解を得られると確信をいたしております。議員各位におかれましては、自律を選択した初心に返り、見附市の将来のためにも賛同をお願いして説明終わります。
高橋清治議長 次に、発議第11号、15番、北村議員。
               〔北村明夫議員登壇〕
北村明夫議員 ただいま議題となっております発議第11号 見附市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について、提出者としてご説明を申し上げます。
  昨年3月に発足した議会改革調査特別委員会は、諸問題を今年11月まで12回にわたり検討いたしましたが、その中でも議員定数の減員は中心的な課題であり、委員各自が自分たちの目線と立場を踏まえて意見交換を続けてまいりました。その集約が報告書にも記載されておりますが、依然として景気の低迷が続いており、地方は厳しい財政状況にあること、国の三位一体改革の断行や市町村合併で見附市は自律の道を選択したことなどから議会においても市の財政削減の責任は非常に大きく、現行の議員定数を3名減員し、17名とする意見が大多数でありました。
  また、市議会議員の定数は本市の場合地方自治法第91条の規定により、上限を26人とされておりますが、現在これを条例で20人と定めております。県内類似市議会の状況を見ますと、加茂市が22名の現状のままでありますし、小千谷市が次の改選時より23名から19名に、村上市が22名から18名に削減予定と聞いております。そんな中で今回発議しました見附市の17名は、全国的にも最先端の改革を行うものと考えております。市議会は住民の意見の反映、行政へのチェック機能、末端地域の要望等を議論する場であり、活力あるまちづくりを推し進めるためには3名減員することが当市にとって最も賢明な選択であると考えます。
  それでは、発議第11号についてご説明申し上げます。見附市議会議員定数条例(平成14年見附市条例第30号)の一部を次のように改正するものであります。
  本則中「20人」を「17人」に改めるものであります。
  附則といたしまして、この条例は公布の日以後初めてその期日を告示される一般選挙から施行するものであります。
  以上で説明を終わります。全議員の特段のご理解とご賛同を期待いたしまして、提案理由の説明とさせていただきます。ありがとうございました。
高橋清治議長 これより一括して質疑に入ります。質疑はありませんか。
  19番、野本議員。
               〔野本千晴議員登壇〕
野本千晴議員 私は、発議10号の提案者の一人としまして、発議第11号の提案者、北村議員に質問いたします。
  提案者、北村議員は、前議会の議長を経験された方でございます。当時の広域市町村の勉強会で、分権時代を迎えた合併とか自立に関しては熟知をされていた方だと認識をしております。行政改革の中で自律を決めた我が議会は、市民に多くの負担を示していくまちづくりをしていかなくてはならない形であります。議会のリーダーとして、このことについてどのような指導力を示していかれるか、ひとつお尋ねしたいと思います。
  かつて見附市は、先輩議員が昭和41年に昭和の合併以来、行政改革をやるのだということで当時の定数30を一気に22にした過去の実績があります。これらの経緯を踏まえて、議会のリーダーであった提案者の考え方をお聞きしたいと思います。
  次に、二つ目としまして、提案者は当初から議員の定数を削るのなんか2名でいいやと、どうしても削らなくてはならなかったら次回議会でまた削ればいいのだ、2名減で、あとは議会費をちょっと削減すればいいではないかというのが本音であったようでございます。それがマスコミを通して新聞報道されると、途端に市民から賛成を得られないということで1名をふやしてきたわけでございますけれども、議会として、また議会の議長経験として3減、17という議会の定数をどのように考えておられるのかお聞かせ願いたいと思います。私は、議会の定数はやはり偶数が妥当であると、このように考えております。あなた方は、そういう考えからやはり保身に聞こえます。
  次に、3番目としまして、当市が自律を決めて、そして自律推進会議ができました。いろいろのまちづくりの中で審議をされて、その答申が出た第一の中に総人件費の削減があります。提案者も十分ご承知だと思います。自律推進会議の答申のベースでこの第4次総合計画が計画され、議会に提案され、承認されたと思いますけれども、やはり市民に多くの負担を示して、協働のまちづくりをやっていくためには思い切った定数削減が市民に一番よく理解をされると思いますし、そのぐらいのやはり議会が指導力を持たなくてはならぬと私は考えております。これらについてもお聞かせ願いたいと思いますが、私は4減削減が一番市民に理解されると思います。4減削減をやれば、現在の議員が使う議会活動費、4年間で大体1年分の議会費の削減ができます。
  次に、特別委員会のアンケートの中でも79人の人たちが大きく削減を言っているわけでございます。議会の運営の簡素化、経費の削減と、また減らしても議会の運営に支障はないのだと、こういうアンケートの結果が出ているわけでございますけれども、あなた方の案を取り下げて、本当に市民の声はどうかと、一番わかりやすい方法で4減が一番市民に受け入れられるのではないかというような考え方をひとつ提案者からお聞かせ願いたいと、このように思います。
  以上でございます。
高橋清治議長 北村議員。
               〔北村明夫議員登壇〕
北村明夫議員 大変指導力がある議長であったというような意味のこと、お褒めをいただきました。大変ありがとうございましたが、振り返ってみますと懐かしい気がするわけでございますが、大塩さんの最後でございましたけれども、ごらんのとおり広域の会合にもたびたび出させていただきましたし、でもその時点では、これは私だけではなくて新人の方もおられますので、全部というわけではないのですが、やはり会社でもそうだと思うのですけれども、合併ということについては特に対等であれば、これはそう皆さんも後ずさりしないかもしれないけれども、吸収ということになりますとやはりまだ見附市は独力で頑張れるよという懸念を持っておられましたし、これからも改選期になるわけですが、改選期間近になりますとやはり議員は自分の保身というのにも力が入るかもしれませんので、やはり合併の問題は任意の協議会が、私今確たる記憶がないのですが、たしか改選時期直前は任意の協議会が発足しかかった時期だと思いますが、正直申し上げてこの問題が議員の皆さんの雰囲気の中にも早急に推し進めようという気配は余り感じられなかったと感じておりましたので、私も皆さんのご指導によって議長をさせていただいたものだから、改選が済んでからまた本格的になるのだなということで、次の改選時期には伴内さんが議長になられて、合併協議会が開かれて今日の結果を得たことは申し上げるまでもないことでございますので、その点私にもともと指導力はございませんので、そういうふうに歩んできたということだけを経過報告としてさせていただきたいと思います。
  私が今ご質問ありました野本さん、議会改革調査特別委員会の委員長でございます。私は、浅学非才ながら副委員長の命を受けて副をやらせていただきましたけれども、野本さんが一番胸に手を当てて考えてみられればよくおわかりだと思うのですが、委員会の運営につきましてもこれは一般的に議会でやっておるところでございますが、とりあえず開会宣言をして一たん休憩をとって、その中でまたざっくばらんに個人の意見をみんな述べたわけでございまして、私も今考えてみますと休憩時間中にそういう2名というようなことも申し上げたことがあるかもしれませんが、この場に至って既に12回も開かれている特別委員会のことをあれがどう言うたとか、これがどう言うたとか、私が提出者でございますので、それを追及を受けることはこれはやぶさかではございませんけれども、そんなことを委員長であられる方がお聞きになるというのはちょっと私個人のことを申し上げれば少しどうかなという感じがいたすということぐらい申し上げることしかございません。
  かくかくさように今回の発議については会派だとか、そういうものに一切拘束しないで本当に議員それ本人の命にかかわる問題でございますので、もう会派拘束なしで自分の判断でという結果がこうやって話し合いをしながら3名、4名という両論併記みたいな形でまとまったのだろうと思います。したがって、そこまでいくにはそれぞれきょうご出席の議員の皆さんもいろいろな事情があるし、また考え方もあったわけですから、最後にここで集約したということでございまして、これはちょっと質問内容から逸脱しているかもしれませんが、それが現状ではないかと思っておりますので、私といたしましては皆さんからここでまた質疑を、討論をしていただいて、粛々と採決にゆだねて、その結果に従うべきではないかなと考えておる一人でございます。
  あと、細かい数字的なことを何だかんだと言われたようでございますが、これも本質から外れているのではないかなと。私は、野本議員から見れば中心課題だとおっしゃるかもしれませんが、もし答弁が足らぬようであれば、また改めてお尋ねいただければわかる範囲でお答えいたしたいと思います。
  以上、ちょっと野本さんが余りにも高尚に長い話をされましたので、私は落ちがあるかもしれませんので、ありましたらまたご質疑賜りたいと思います。
  以上でございます。
高橋清治議長 野本議員。
               〔野本千晴議員登壇〕
野本千晴議員 私は、自律を決めた形の中で、昨日、きょうと新聞に出ていますけれども、三位一体が決まって非常に苦しいまちづくりをしていかなくてはならない。その中で先ほど決まった総合計画を見ても、市民に大きい負担を求めていかなくてはならぬ。そういう中であって、議員もやはり市民に協働のまちづくりをするためには我々もこういう形を示すのだということを、あなたが議長経験として一番熟知をされてきた今までの過程の中で指導力を発してもらいたいと、こう言ったわけです。
  私は細かい質問をしましたけれども、あなたは何も答えていないわけですけれども、類似市のことを上げて説明されましたけれども、小千谷市、加茂市、村上市。分権時代に入って地方分権審議会は、大変な時代を迎えたから、人のことなんか言わないで自分たちのまちは自分たちの身の丈で議会の定数を決めなさいよとうたっているではないですか。私は、あなたに先ほど言いましたように、ああいう細かいことを言うなという形であなたは答弁されましたけれども、あなた方は最初は2名でいいのだと、どうしてもしたかったら次の議会ですればいいと、そんな考え方で果たしてこれからのまちづくりの中で市民に理解をされていくのかどうかと。3名になったのはただマスコミに発表されて、これは大変だということでつけ加えただけではないですか。せっかく審議をしてきた中で言っていたことを、議会経費を削ればいいというような形があったわけですので、そういうことも示せばまた市民も納得すると思いますけれども、ただそういう形ではないですか。私は、やはり4案はそれでも議会がみずから痛みを示したのだと、我々は市の執行機関と一緒になって新しいまちをつくろうという形で市民は理解してくれると思うのです。特に17という議員定数、議長経験者としてどう考えておられるか。私は、やはり偶数が一番ベターだと考えています。その点をもう一度お尋ねします。
高橋清治議長 15番、北村議員。
               〔北村明夫議員登壇〕
北村明夫議員 何回も議長経験者と言われますと、私だけ10年も議長やったような錯覚に陥りますが、それはやらせていただいたことは事実でございますが、それと今日のこの問題というのはまた必ずしも同じ次元で言うべきことでもないと私は考えていますが、これは見解の相違ですので。つまり私の悪い口から言わせてみれば、先ほど提案理由の説明にも申し上げましたように見解の相違、目線の違いだということしかないと思うのです。何か野本さん、自律推進会議の話も出されましたし、野本さんの持論からすれば、4名削減の代表者の一人でございますので、それを言われますが、私が先ほど私の方の提案理由の説明申し上げましたが、私の方からすればそれは財政、経費の削減ということだけを考えれば、それは数が多いほど経費削減できるわけですから、それは市民に貢献しているという一つのあれになるかもしれませんが、議会というのはそれだけではなくて、市民の民意を広く窓口から吸い上げて、それを執行部と折衝しながら市民のよりよい市民生活が営まれるように努力するのが議会だと思いますので、ただ窓口だけを閉めて、要するに数だけを減らして今市の方も独立、自律に向けて大変な時期なので、職員なんかも結局強制的に今の法律ではやめていただくわけにいきませんから、自然に減ったものをパートで補充すると。また、指定管理者制度などを国の指導もあって入れて、なるべく民活で運営して経費を減らそうというような方向にいっているわけで、こういうときこそなおさらやはり本当に市民の方を向いて行政が行われているか、行政のチェック機能というものが非常に大事になってくるわけでございまして、合併をしておればそれはそれなりに大きな流れの中の一つの部分だと思いますが、自分たちで自律していかなければならないこの大事な時期に、私は今の見附市の現況から見ても3名が本当にもうぎりぎりの選択ではないかなと思っておりますし、この後余談事になりますけれども、産業団地の分譲も非常に順調にいきつつあるようなので、産業団地が完売したり、県の基幹産業である繊維がまた立ち直って、再び力を持ってくれば定数削減どころではない。また、定数をふやさなくてはならぬではないかというときも来る。それを期待しながら頑張っていかなければならないと、こんなふうに考えております。
  自律推進会議で前の伴内議長さんも出られたし、佐々木さんも出られたみたいですが、私はじかに聞いてはおりませんけれども、自律推進会議の中ではやはり議員定数の問題は議員の中の問題だから、特にそれは個人の意見として出たかどうかは私はわかりませんけれども、かなり厳しい意見が出たということも聞いておりますし、私自身も市民の間を回らせていただいて、本当に極端な話が半分でやればいいだろうという、それは私に言わせれば無責任ではないかと反論いたしましたけれども、やはり日本は今のところ議会制民主主義で、議会を中心にすべてが動いているわけですから、この議会制民主主義を根本から否定する人は、これは本当に根本的に意見が違うのですから、話にならぬでしょうけれども、議会制民主主義を守りながらやっていくということが大事だろうと思っていますし、私の話もちょっと横にそれましたかもしれませんけれども、まだ漏れがあったらまたお聞きいただきたいと思います。
  以上です。
高橋清治議長 19番、野本議員。
               〔野本千晴議員登壇〕
野本千晴議員 再々質問します。
  あなたが大事な議長経験者としての17定数の議会をどう思うかということに対して何の答弁もされていませんけれども、そいつを一つ聞かせてほしいということとあなたも今答弁の中で自律推進大変なのだというようなことと議会の議員は大勢で市民の声を聞き、そして議会に反映するのが民主主義、議会主義の大事なことだと、こうおっしゃっていますけれども、私は4減をしても、別に議会の議員の活動が制約されたり、議会活動が制約されると考えておりません。見附市が20名の形の中でどれだけの市民に値するかというと2,500人ぐらい。それちょっと減るわけですから、それがちょっとふえるぐらいの、私はそう考えていますし、議員の定数4が減っても議会活動なんていうのは十分できると。委員会を二つぐらいにして、連合審査もあるわけですし、十分だと思います。3を引き下げて、市民が期待する4案にする考えがないかどうかお尋ねします。
高橋清治議長 北村議員。
               〔北村明夫議員登壇〕
北村明夫議員 何回も議長経験者ということを口に出されているので、私もちょっと答弁に困るのですが……
               〔野本千晴議員「議会のリーダーだろう」と呼ぶ〕
北村明夫議員 いやいや。あえて申し上げるなら、終わった話なので、謙遜だと、へりくだりだと受け取っていただいても結構ですが、指導力がなかったものですから、そういう今野本議員の質問に対して適当な答えを持ち合わせていないということをご理解いただいて、ご了承いただきたいと思います。
               〔野本千晴議員「大事な17という議会のあり方をどう
                考えるわけ、議長経験者として」と呼ぶ〕
北村明夫議員 だから、それは私は提案理由の説明の中で申し上げましたように、今申し上げた……
               〔野本千晴議員「奇数ということを」と呼ぶ〕
北村明夫議員 奇数とか偶数ということは、私は個人的にはそんなに気にかけておりませんので、それで精いっぱいの削減ではないかなと考えておりますので。あとは何回も同じことを申し上げますけれども、野本さんはあくまでも4減だということで、それはだから目線の違い、極端に言えば考え方の相違でございますので、これは何時間議論いたしましてもかみ合わないのではないかと思いますので、あとは皆さんの判断を待つしかないのではないかと思っております。
  以上でございます。
高橋清治議長 野本議員の質疑は終わりました。
  17番、関議員。
               〔関 一二議員登壇〕
関 一二議員 定数削減について質問します。
  平成の市町村合併は、我が見附市は「自立」を「自律」という文字に置きかえて実施することに決意したわけであります。合併を行った市では、議員数約5,000人前後で1人の割合で選出されております。定数を3人減らして17人にしたのかを見附市民は非常に強い関心を持っていますが、心理のほどをお聞かせください。
  もう一点ですが、議会会議規則第14条に提案理由の記載を必要と明記されていますが、あなたから議長に提出された提案書には理由の記載がありません。これが通ると会議規則の先例になり、先例集に記載されると思うが、いかがですか、お尋ねいたします。
高橋清治議長 15番、北村議員。
               〔北村明夫議員登壇〕
北村明夫議員 先ほど野本議員さんの質問にもお答えしておりますように、要するに私らの考えとしてはいろいろ途中に経緯はありましたけれども、別に17名という奇数なのか偶数なのか、そういう17名そのものにこだわっていたというようなことはありません。結果として皆さんの提案者の方は期せずしてというか、みんな特別委員会のメンバーでございますけれども、17名が見附市にとって妥当なのではないかということで一致したわけで、特に数字についてどういうことがあるかとかというようなことについては私は存じておりませんし、その後何でしたか。
               〔関 一二議員「会議規則第14条」と呼ぶ〕
北村明夫議員 その件につきましては、私は議会事務局の方からも何らそういうことについての指摘も受けておりませんし、そのまま申し上げたとおりに提出して受理していただいていますので、何ら問題はなかったものと私は考えておるところでございます。
  以上です。
高橋清治議長 17番、関議員。
               〔関 一二議員登壇〕
関 一二議員 市町村合併は国の方針ですが、我が見附市は合併しないで自律でいくことを決めたので、私たちの仲間は福島県の矢祭町を視察してまいりました。根本町長の説明を受けてきましたが、議会も議員の定数を18名から8名減らして10名にしました。国は、この合併は議員の数を減らすことも目的にしていることだと説明の中にありました。また、特別職の報酬を減額したが、職員の報酬は下げないと明言され、しかし定年退職者の補充はしないで働いていただくということを約束し、朝7時半から業務を開始し、土日は職員宅を出張所として住民サービスを行い、また福祉行政では3人目以降の赤ちゃんには100万円を支給して少子化対策を行っていると聞かされて、感銘を受けてまいりました。
  それで、政府も06年度の地方交付税交付金を昨日の新聞で見ましたが、約10%減額の財務省原案が発表されました。また、国、地方の税財政に関する三位一体改革に伴い、地方への補助金が1兆円減ることも昨日の新聞に出ていましたが、今後は見附市も財政的に厳しい中で住民サービスの向上を図っていくのが大事な使命だと思いますが、議会も自律を選んだわけですが、議員数を3名減らしたことで今後の財政を乗り切る協力ができるのか、その辺の見解をお聞かせください。
高橋清治議長 北村議員。
               〔北村明夫議員登壇〕
北村明夫議員 大変貴重なお話を承りましたけれども、それは視察に行かれたところはやはりそれなりの事情がありますし、それがイコール見附市に当てはまるかどうかというのは私は甚だ疑問でありますし、私は市長さんみたいなことを申し上げることはないのですが、おのおの与えられた中で議員として精いっぱい努力していかなければならぬと思っています。
  先ほどの数字的なことを申し上げられましたけれども、一応1カ年1人500万円とすると3人だと1,500万円になるわけですが、これは自律した場合4億円ぐらいの財源不足が予想される中で、それの3%分ぐらいに充当しますし、1億5,000万円ぐらいの議会費が計上されておりますが、その約1割が削減されるということで、それなりに議会として行政の経費の節減というのにも協力していると私は思っておりますので、あといろいろ常任委員会の視察だとか、日当だとか、細かいものなんかいろいろあると思いますが、それはお互いに議員の中で話し合いをしながら、もし不備な点があれば変えていけばいいのではないかと私はそんなふうに考えています。
  以上です。
高橋清治議長 関議員の質問は終わりました。
  12番、伴内議員。
               〔伴内勝栄議員登壇〕
伴内勝栄議員 一般質問と違って通告制でないものだから、お互い苦労するのではないかと、こう思いますけれども、それでさっき野本さんからも若干話があったのだけれども、今も答弁であったのですけれども、当初あなた方の皆さんは頭数は3人と、プラスアルファで4に近い経費を削減したいと、こういうお話をよく耳にしていたのですが、なるほど、いい考えだなと私自身思ったのです。だから、そういう姿が今回の定数条例の定数削減のほかにもっとそれらを見直す条例が出てくるのかなと、こう思って期待していたのです。ところが、全然出てこないものだから、今度逆に17人で今までどおりのあなた方が言われる500万円に近いようなものが例えば捻出されるのだとするならば、あなた方は17人から1人分を減らさないものだから、事実上は2.5人分の、2.5人の減員になるのではないかと。数字的にはそういうことにもなるのだけれども、だからなぜ減らす条例がリンクされて出なかったのか、その辺お聞きしたいと思うのです。
高橋清治議長 15番、北村議員。
               〔北村明夫議員登壇〕
北村明夫議員 先ほどから申し上げていますように、浅学非才でございますので、そういうリンクだとかということは毛頭頭にありませんでしたし、先ほど申し上げましたようにそれは本質的に我々の今定数削減案を出しているわけですが、それ以外の先ほど申し上げましたようにいろいろな問題点については、これ以降こういう形でなくても話し合いをしながらやっていかれるのではないかと私個人はそう思っていますので、今度また一たんこれはどちらの形にせよ通った場合は、また皆さんどういうお考えかそれぞれ考え方が違うかもしれませんが、そんなことで今伴内さんがおっしゃるように2.5云々なんていうのはちょっとどういうことなのかな。当たっていない発言ではないかなと、私はそのように考えております。
  以上です。
高橋清治議長 伴内議員。
               〔伴内勝栄議員登壇〕
伴内勝栄議員 2.5という意味は、あなた方はさっき申し上げたように3名削減をやって、さっきあなたも言われたように費弁とかそういったもので4に近い経費削減にしたいと、こうおっしゃっていたものだから、それは大変いい意見だと思っていました。それが条例をそこに二つ出すことを考えられたのか考えられなかったのか。私は可能だったのではないかなと思うのですが、一般の各種審議委員会と議員の費用弁償等が違う枠の中にあるわけですから、そういったことをなぜ今回条例として出てこなかったのかなという原因を勉強したいためにお聞きしたいのです。
高橋清治議長 北村議員。
               〔北村明夫議員登壇〕
北村明夫議員 お答え申し上げます。
  先ほど申し上げましたように、そういう定数の人数以外のことは私個人としても、今回の3人削減の提案者の中でも今の話で、雑談の中でそういう話はしたかもしれませんが、それをある程度法制化して皆さんと、4人削減の方とまた話し合いを持ちながら妥協点を探ろうと、そんなことは私は全然考えてもいませんし、実行しませんでしたし、それが怠慢であるということであれば甘んじておしかりは受けますけれども、そういうことについては私どもの3人削減の提案者の中にそういうまとめをやろうとした動きはないと思っておりますが。
  以上でございます。
高橋清治議長 伴内議員、挙手をして質問をしていただきたいと思います。
  伴内議員。
               〔伴内勝栄議員登壇〕
伴内勝栄議員 全然検討されなかったということですね。知らなかったということは。
高橋清治議長 北村議員。
               〔北村明夫議員登壇〕
北村明夫議員 その程度のことは幾ら浅学非才な私でも知ってはおりましたけれども、つまりだからさっき申し上げましたけれども、我々の3人削減案の提案者もあなたもご存じのように会派で拘束したわけでもないし、みんな個人の意思で集まっておられるわけですから、そういう修正案だとか共同提案することになれば、また違った形で議会に出さなければならないということの打ち合わせをしなければならないわけなので、そういうことは一切なかったと。方法はいろいろ、そういうことも含めていろいろなことはあるでしょうけれども、それはそれ、特別職報酬等審議会だって議員の権限の及ばないところですから、そういう性格の違うもの、それとは違うと思うけれども、それとは違うけれども……
               〔何事か呼ぶ者あり〕
北村明夫議員 だから、今回提案するについてそういうものを入れながらやるというようなことは考えておりませんでした。
  以上です。
高橋清治議長 伴内議員の質疑は終了しました。
  6番、山田議員。
               〔山田武正議員登壇〕
山田武正議員 ただいま説明のありました発議第11号について質問いたします。先輩議員の奥深い種々雑多な説明と違いまして、2期生という自称純粋な気持ちでご質問させていただきます。
  自律を目指す見附市にとって、今何が求められているか、何をしなければならないのか。一にも二にも行財政改革の推進であろうことは議員のみならず、市民ひとしく認めているところであります。我々議員は、長岡地域の任意合併協議会から離脱を決意した時点で厳しい財政運営の中で生き残っていくために議員定数削減の覚悟はできたはずであります。財政改革なくして当市の繁栄は望めるものではありません。ましてや、市民と行政の信頼関係による協働のまちづくりを推進するためには、市民の理解が絶対条件であります。公共料金の見直し……
高橋清治議長 質問をしていただきたいと思いますが。
山田武正議員 これを質問に持っていきます。
  公共施設利用料の有料化が検討され、受益者負担という形で市民にお願いしようとする中で、議員定数削減が議論されているわけであります。我々議員は、みずからおのれの立場を厳しく律し、その上で市民に痛みを求めるべきだと思います。定数削減問題は、今市民の注目の的であります。議決するのは議員みずからの責任によってでありますが、議員個人の意思だけでなく、市民の声を絶対に無視することがあってはなりません。議員の立場とはいかなるものか、議員みずからが一番よく理解しているはずであります。市民の代表であり、市民の代弁者であることを忘れてはなりません。我々は初心に返る必要があるのではないでしょうか。
  私は、この問題で多くの市民と対峙する中で、聞こえてくる声は圧倒的に4人削減の定数16人であります。3人削減の定数17人を主張される提案者には、市民の声がどのように聞こえてくるのかお伺いしたいと思います。
  また、市民の声を反映するに17名が最も適当と説明がありましたが、16人と17人での違いはあるのでしょうか。定数17人で市民の声が届き、16人では届きにくいとなるとは詭弁に等しいと思います。それよりも議員みずからが市民の先頭に立ち、財政改革に取り組もうとする姿勢こそが市民に理解されると思いますし、少ない議員数でも活発な行動でそれをカバーし、市民の声を行政に届ける努力と市民のためにより以上に汗しようとする心構えが必要ではないかと思います。それをまた、市民は期待しているのではないでしょうか。この点についてはどのようにお思いでしょうか、お伺いいたします。
高橋清治議長 15番、北村議員。
               〔北村明夫議員登壇〕
北村明夫議員 お答えいたします。
  北村、おまえ、その4人削減の市民の声が聞こえなかったかと、こういうような厳しいお達しでございますが、私もいろいろと回らせていただいたり、私のところに来る人に尋ねて、それは今申し上げましたようにいろいろな意見がございますから、だから山田さんは何か仄聞するところによるとやはり判断に悩まれて、自分の後援者の意見をお聞きになったということでございますので、それぞれ議員の立場でお聞きになれば自分の支持者の中に4がいいと、あるいは3がいい、あるいはまた削減はしなくてもいいのではないかと、それはいろいろな意見があるわけでございますが、それは結局最終的にはそれらを全部自分の頭の中に入れて、自分自身の政治判断をしなくてはならないわけなので、これは何でそういうことだと言われると、それは私は先ほど何回も同じようなことを申し上げておりますけれども、目線の違い、考え方の違い、考え方というか、それは相手が言うたことを受け取ることでございますので、その辺につきましてはどういうふうに私は申し上げていいかわかりませんが、ともかく地方分権がますます重要性を増す中で、どんな形にせよ議員はもう今まで以上に努力して、市民の負託にこたえなければならぬということだけは共通していると思いますので、ともに努力していかなければならぬと、こんなふうに考えています。
  以上でございます。
高橋清治議長 山田議員の質疑は終わりました。
  18番、佐藤議員。
               〔佐藤数幸議員登壇〕
佐藤数幸議員 10号議案に対して私は質問をいたします。
  先ほど10号、11号、議員定数見直しについての提案趣旨説明並びに前段の11号に対しての集中した質問などについて、議員削減背景のことについては同感であります。私は、ここで4名削減の16に見直すべきだという提案者に対して議会の役割と議員定数はどうあるべきかということについてお尋ねをいたします。
  議会や議員に対する市民のご意見は、前段の趣旨説明、質疑のとおりであります。議会での論議が市民の利益を十分反映して活発に行われているかどうか、住民本位の条例制定の検討がなされているのか、執行機関の行政に対するなれ合いのない監視、批判が住民の立場に立ってきちんと行われているかどうか、すなわちチェックアンドバランスが住民の立場で行われているかどうかが市民から厳しい眼で点検されている中で、議員削減の声が出ているのであります。住民の代表機関としての役割をその機能にふさわしく果たしているのかどうかが今問われております。議会活動や議員報酬については法律は特に定めがありませんが、私は主権在民をうたっている法律から議会の機能であるチェックアンドバランスを果たす議員定数の確保が私は最重要課題と考えております。4名削減案は、この2点についてどうお考えになられておって16名案を提案されているのかご見解をお尋ねいたします。
  ただ、市民が定数を削れと言って、今まで30年果たしてきた議会活動を無にするような市民に迎合するような姿勢があっては今後の議会活動は市民の期待に沿うことができないと私は断じて意見を述べます。今質疑の中では、市民の意向調査でありますが、3名削減案でも十分こたえていると私は確信しております。また、議会活動の削減においても、3名削減することによって、先ほど提案者が説明されましたように一般会計総体に対する1%の議会費の10%を削減していると。十分市民の意向にこたえているものと思います。また、新潟県内の各市の状態も提案された北村さんから説明がありました。また、近県の北陸、信越、東北、当市が2万4,600余、77.96平方キロの規模の中で17名でも全国最低の議員定数になるものであります。ただ16名に減らせばいいということが果たして主権在民に合致したことになるのか。16名は、議会の任務を否定し、議会が直接住民から選ばれて、また直接住民から選ばれた市長とチェックアンドバランスを行えるための定数を確保することが最も大事だと私は思います。いたずらに市民に迎合した立場で議員定数を少なくすることは、議会の活動を殺すことになるのでないかと私は懸念するものあります。提案者に対して見解をお尋ねします。
高橋清治議長 12番、伴内議員。
               〔伴内勝栄議員登壇〕
伴内勝栄議員 佐藤議員のお尋ねにお答えいたしますが、議員の役割ということでございますけれども、17であっても16であってもこれはやってみなければわからないことであって、今ここで想定は佐藤さんだってできないと思います。ということを答弁にします。
  それと、市民に迎合して削減をするなんていう、これちょっと表現が悪いのではないでしょうか。私はそうではなくて、今回は迎合ということではなくて、市民の声を聞いて私どもは4削減を提案しておるわけですから、迎合はしておりません。
  以上です。
               〔佐藤数幸議員「議会の役割とはどう考えていますか」
                と呼ぶ〕
伴内勝栄議員 議会の何ですか。
               〔佐藤数幸議員「役割」と呼ぶ〕
伴内勝栄議員 議会の役割は、だから16人でも17人でも役割や目的は同じでしょう、議員の目的は。ただ、1人の違いで云々と言われても、それはスタートしてみなければわかりません。
高橋清治議長 佐藤議員。
               〔佐藤数幸議員登壇〕
佐藤数幸議員 私は、なぜたった1名の差で論議を交わしているかということでお尋ねしたわけでありますが、議員定数を確保することは地方自治の行政を円滑にやる最低最高の私は立場で決めなければならないと。いたずらに減らせばいい、減らせばいいということは、直接住民から選ばれた議会を将来殺してしまうのではないかと、1名でも頑張らなければならないと。あなたたちの16は、だんだん、だんだん減らして議会を弱体化させて、しまいにある一方で国が考えておりますように地方議会を任命制にするというようなところに行き着く危険性があるということで、私は確かに市民の声から減らせ、減らせという声は大切にしなければならないけれども、議会の立場に立って市民に説明をし、説得し、了解を得ることがこの定数を決定する上に極めて大事だと思って提案者に質問したわけであります。ご答弁。
高橋清治議長 伴内議員。
               〔伴内勝栄議員登壇〕
伴内勝栄議員 質問をしたわけまでわかりますけれども、何回も言うけれども、いや、地方自治運営に支障を来すような意味の発言もありますけれども、そんなことなどあり得ないと思います。だから、佐藤さん、それはあなたも知っていながら言うてられると思うけれども、1人で見附市が経費の削減にはなるけれども、市政の運営、チェック機能がマイナス要素につながるなんてことは絶対ないと思います。ちょっと失礼ではないですか、執行部に対して。
高橋清治議長 佐藤議員。
               〔佐藤数幸議員登壇〕
佐藤数幸議員 最後にいたします。
  16というのは全国規模の市の現在の状態でどんなところに来ているのですか、お尋ねします。
高橋清治議長 伴内議員。
               〔伴内勝栄議員登壇〕
伴内勝栄議員 佐藤さんの言っておられる意味が私には理解できないのです。
               〔佐藤数幸議員「16にしたら今全国の水準で、どんな
                水準にあるのか」と呼ぶ〕
伴内勝栄議員 さっきも出たでしょう。類似市のまね云々が出たでしょう。そんなことで、どこどこの市が16でどこどこが15だから、それがいいのだなんていう論理は立たないのです。
               〔佐藤数幸議員「定数は法律で決められています」と
                呼ぶ〕
伴内勝栄議員 法律で決めておられるといっても、その法律の議員数だけを確保してやっていかれるわけないでしょう。
高橋清治議長 佐藤議員の質疑は終了しました。
  13番、八木議員。
               〔八木庄英議員登壇〕
八木庄英議員 大分過熱になってきましたけれども、4名減の野本議員にお伺いしたいと思います。
  これは、自律のまちづくりの議員定数削減というのはあくまでも経費削減というのが大前提でございます。それで、私たちはいろいろの形の中で3名減の17名でいかがですかというふうな形で提案申し上げたわけですが、巷間聞くところによりますと4名減で1名分は議員の報酬に上乗せすると、それから若い人が議員になれるような報酬とは、そして3番目に議員としての活動できる報酬とはというふうな形の中でいろいろ話し合われたわけでございますが、この3点についての野本議員のお考えをお聞かせ願いたいと思います。
高橋清治議長 19番、野本議員。
               〔野本千晴議員登壇〕
野本千晴議員 お答え申し上げます。
  4名削減をして1名分を議員報酬に上乗せすればいいと、それは確かに特別委員会の審議過程にありましたし、質問者が一番よく見ていられるように自律推進会議の答申の中にも議員削減、そして報酬は高くなってもいいと、若い人が出られて、専門職になるべきだという答申内容があるようです。そういうのを一番よく知っておられるわけでございます。
  それから、もう一つ何でした。
               〔八木庄英議員「よく聞いていてもらいたかったな。
                若い人が議員に出る報酬。あなた言っていただろう」
                と呼ぶ〕
野本千晴議員 それは、あなたもご承知のようにちゃんと特別委員会で資料として十分出してあるわけです。役所の職員の10年間働いた人の給料、また20年働いた人の給料、そのぐらいの金額にならないと議員として本当に若い人が出れないのではないかと、こういうような論がなされたと思います。
  以上でございます。
               〔八木庄英議員「議員としての活動のできる報酬、3
                点目、答弁」と呼ぶ〕
野本千晴議員 だから、今言うたようにそのぐらいの金額があれば、本当に議員として活動できるのでないかというのは論議されたということです。
高橋清治議長 八木議員。
               〔八木庄英議員登壇〕
八木庄英議員 それで、報酬の上乗せというのはこれ経費削減にならぬわけです。そうでしょう。それから、若い人が出られる条件、それから議員活動してやれるような報酬というのは、これはだから具体的に大体どれぐらいだ、今おっしゃいますように大体職員になってからのこれぐらいのあれだということになりますと、それがある程度明記されて、初めてこういうふうな議員の報酬になりますよというのも、それをやっぱりあからさまに出して、そしてもってやっぱり市民に訴えることが大事ではないかと思うのです。だから、ただ単に4名減であるけれども、そのほかは玉虫色にしておくよりも、こうなればこうなるのですよということをはっきりした中で我々は4名減に賛成だということをやはり市民の皆さんに訴えることが、これが大事ではないかと思うのですが、その辺につきましてもう一度お伺いしたいと思います。
高橋清治議長 野本議員。
               〔野本千晴議員登壇〕
野本千晴議員 お答えします。
  質問者も一番よく知っておられると思います。特別委員会では、そういう形の中で報酬に対する協議目標もありました。だけれども、これはいろいろ考えてみると執行機関が報酬等審議委員会で決めることだから、触れないでという形でもって論議が終わったわけですし、私が今さらここでもって4をしてどうのこうのというのは審議過程の中での話であって、我々はこの行財政改革の中で一番大事なことを市民に痛みを分かち合って、議会が主導を発揮して定数削減するのは4が一番いいのではないかと、一番わかりやすい方法で4が出た。それは、審議過程の中の話であります。
高橋清治議長 八木議員。
               〔八木庄英議員登壇〕
八木庄英議員 そうしますと、これ自律の道の経費の削減には逆行すると思うのです。だから、そういうことの中で我々は、では4も3もあれだけれども、やはり少しでも多い議員が出て、各地区の末端の要望なりを市政に反映するというふうな形の中でもってやっていった方がいいのでないかということでもって3名減を我々は支持するわけでございます。それで、今私の質問というか、要望でございますので、それで結構でございます。
高橋清治議長 八木議員の質疑は終了しました。
  これにて質疑を終結します。
  お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第10号及び発議第11号の2件については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
高橋清治議長 ご異議なしと認めます。
  したがって、発議第10号及び発議第11号の2件については、委員会の付託を省略することに決定しました。
  これより討論に入ります。討論はありませんか。
  4番、久住議員。
               〔久住裕一議員登壇〕
久住裕一議員 ただいま議題となっております発議第10号 見附市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について、本則中20人を16人にという発議に対して賛成の立場で、また発議第11号、同じく議員定数条例の一部を改正する条例の制定について、17名に改めるという発議11号について反対の立場で討論をしたいと思います。趣旨説明の説明、それから質問等で皆さんいろいろ重複する場所が多々出てくるかと思いますが、お聞き苦しい点もあろうかと思いますが、お聞きいただきたいと思います。
  まず、今回の平成の大合併の大きな目的の一つに議会議員定数削減による歳出の抑制が上げられると理解しております。自律を決めました私ども見附市として、大幅な行財政改革による市政の健全財政運営が不可欠であると考えております。自律を宣言し、その財政状況の厳しさから再建団体に陥ろうとしているある市では、官民、議会が一体となり財政再建に取り組んでいるという話を聞いております。そのようなことは我が見附市においてはないと信じ、議会がその機能を失うことなく定数を減じ、歳出の削減の一翼を担えればと考えるところであります。執行部の皆さんが苦労し、歳出の削減を図る予算を編成する中、議会としてもその一端を担うことが不可欠であり、市民が安全に安心して暮らせるまちづくりをするためにも議員定数16人案に賛成するところであります。
  先般私ども会派、みらい21と火曜クラブとの合同政務調査で、先ほども話が先輩議員から出ましたが、福島県矢祭町が取り組んでおります行政改革を視察してまいりました。この中でも行政と議会と住民地域が一体となりまして共通認識を持ち、議会側では18人の定数を10人に削減されました。人口の規模の違いがあるとはいえ、8名の削減を議会が断行され、改革に取り組まれた話を聞き、後日帰りましてから会派の反省会、勉強会で火曜クラブさんが当初提案されておりました14名体制が必要なのではないかと深く考えたところであります。しかしながら、先ほど来問題になっておりますように議会運営システムの問題、あるいは議会の機能の弱体化等話し合い、議員定数は16名が妥当なのではないかと結論を出したところであります。
  議会改革調査特別委員会が嘱託員の皆様を対象にアンケートの調査を行いました。また、自律推進会議での議会に対する意見、市民の日常生活における公共料金の負担が年々着実にふえる中、市民の皆様の意見も定数の削減を望んでおられます。いずれも具体的な削減人数については提案はないようでありますが、今後の見附市のまちづくりを考えれば削減は当然のことで、議会としても最大の努力が必要と考えます。
  17人案、3人削減案では費用弁償のカット、常任委員会視察経費の削減等で1名分の歳出抑制ができるという意見、また同等人口を有する他市との比較もあるかに伺っております。もちろん定数が16名になったとしても、費用弁償、視察等に係る経費の削減については継続して審議することを確認しているところであります。また、同等人口を有する他市との比較についてでありますが、他市の例を引用することなく、このような状況下では同等他市のお手本になるよう改革することが必要ではないのでしょうか。
  「住みたい 行きたい 帰りたい やさしい絆のまち みつけ」を基本構想として、第4次総合計画も策定され、10年後を目指し、まちづくりが平成18年度スタートいたします。自律し、その真価が問われるのはこれからだと考えます。前段で意見を述べました。これらを踏まえ、発議第10号見附市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について、4人減ずる16人に対し賛成し、発議第11号、同じく見附市議会議員定数条例、20人を17人に改める発議に対して反対の討論といたします。議員各位の賛同をお願いするものであります。ありがとうございました。
高橋清治議長 9番、小林繁男議員。
               〔小林繁男議員登壇〕
小林繁男議員 ただいま提案されております発議第10号、見附市議会議員定数条例の一部を改正し、議員定数を4名削減し、16名とする案に反対し、発議第11号、見附市議会議員定数の一部を改正し、議員定数を3名削減し、17名とする案について私は賛成の立場で意見を述べさせていただきます。
  平成12年4月に地方分権一括法が施行され、これにより地域のことは地域住民が自主的に、主体的に決定し、実行に移す。その結果については地域住民がきちんと責任を持つ。地方分権時代のもとで、基本的に条例が決定的になり、条例が重要性を持ってきました。そのような中、合併特例法により全国で平成の大合併が行われ、当見附市は自律の道を歩むこととなり、それらを受け、市民各層による自律推進会議が発足し、自律の道を検討されました。そのような中、議会では発議第11号の提出者が説明されましたように、昨年3月に発足した議会改革調査特別委員会が設置され、議員定数の減員について調査研究がされ、定数削減では意見の一致を見たと報告されました。削減数について4名案と3名案があり、ここに二つの発議が上程されました。
  議員定数は、法律では人口5万人未満は26名と定められております。これは、市政に市民意思の反映やチェック機能を果たすために必要な定数を確保し、議会制民主主義と地方自治の基本を守るものとして定められたものと考えます。議員定数は少ない方が経費の節約になり、議事もスムーズに進むという考え方もありますが、果たしてそれでよいのでしょうか。地方議会は地域の諸問題を住民にかわって論議し、決定する決議機関であります。行政当局を住民の立場から監視、住民のための各種行政サービスについて提案するものであると規定されているところであります。全国市議会での法定定数26名を下回る議員定数としている市の209市の中、22から18名は169市、81%であり、県内類似市の加茂市が22名の現状であり、小千谷市が改選時より23名から19名、村上市が22名から18名に削減予定と聞いております。当見附市議会では、昭和38年に法定数30名を8名削減し、定数22名となり、平成14年にさらに2名削減し、定数20名となりました。自律の道を歩む当市にとっての行財政改革の中での議員定数の削減は理解するところであります。その減員数については、多様な市民ニーズに対応した行政運営が求められ、行政機関の監視役としての議会の責務がますます重要になり、その果たす役割が必要とされてきました。そのような中で、広く市民より人材を求める必要があります。そのためにむやみに議員の定数を削減して門戸を狭くしてはならないと考えております。
  日本経済もようやく明るさが見えた中ではありますが、地場産業は苦しんでおります。我々は市民の代表として市民の声を真摯に受けとめ、信頼される議会活動に努め、21世紀の道しるべとしての地域の特性を生かしながら、人々の幸せと当市の将来の発展に夢と希望の持てるまちづくりにしていかなければならないと考えております。そして、議員みずから厳しさを課すことによって、市民からの信頼を高め、多様化する市民ニーズに的確に対応する努力姿勢を示し、可能な範囲で簡素化に取り組むことが何より大切だと考えております。市民が主人公の議会、市民の声が反映される議会、活発な議会を期待して、議員定数3名削減の発議第11号に賛成し、議員定数4名削減の発議第10号に反対の立場で討論といたします。議員各位の賛同をよろしくお願いいたします。
高橋清治議長 これにて討論を終結します。
  これより本案を採決します。議題のうち、まず発議第10号を起立により採決します。
  発議第10号は、原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。
               〔賛成者起立〕
高橋清治議長 起立少数でありますので、発議第10号は否決されました。
  次に、発議第11号を起立により採決します。
  発議第11号は、原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。
               〔賛成者起立〕
高橋清治議長 起立多数であります。
  したがって、発議第11号は原案のとおり可決されました。

日程第3、発議第12号 個人所得課税における各種控除の安易な縮小を行わないことを
            求める意見書の提出について
     発議第13号 安全でゆきとどいた看護職員の配置を求める意見書の提出につ
            いて
高橋清治議長 日程第3、発議第12号及び発議第13号の2件を一括して議題とします。
  議案ごとに提案理由の説明を求めます。
  まず、発議第12号、14番、岩崎議員。
               〔岩崎録衛議員登壇〕
岩崎録衛議員 お手元に配布してあります発議第12号 個人所得課税における各種控除の安易な縮小を行わないことを求める意見書につきまして、提出者としてご説明申し上げます。
  勤労者を中心とした家計の税金、保険料の負担は、年金保険料、雇用保険の引き上げ、老年者控除及び配偶者特別控除など、ここ数年の税制や社会保険制度の改正により年々重くなっています。さらに、2006年1月から所得税及び住民税の定率減税が縮小される予定であります。定率減税や各種所得控除の縮小が地域住民の暮らしを直撃することにより、消費を冷え込ませ、ひいては地域経済の回復基調の足取りに深刻な影響を及ぼすことが強く懸念されます。
  よって、政府は歳出削減を初め、国民が納得できる歳出構造改革を行い、その成果を公開することと所得捕捉格差の是正を初めとする不公平税制の是正を早急に行うこと、勤労者世帯をねらい撃ちした個人所得課税における各種控除の安易な縮小を行わないことについて、十分な方策を講ずるよう内閣総理大臣ほか関係大臣にあて意見書を提出するものであります。
  議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
高橋清治議長 次に、発議第13号、6番、山田議員。
               〔山田武正議員登壇〕
山田武正議員 お手元に配布してあります発議第13号 安全でゆきとどいた看護職員の配置を求める意見書につきまして、提出者としてご説明申し上げます。
  今看護の現場では、医療事故を防止し、安全確保のための体制の整備や入院患者の在院日数の短縮によってより細かな看護が求められています。さらに、患者の高齢化などにより看護労働が濃密化し、看護職の8割が慢性疲労を感じていると言われています。
  こうした中で、医療現場の忙しさから医療事故も後を絶たず、患者の命と安全が脅かされています。また、看護職員が仕事に追われ、疲れ果てて退職することによる欠員の補充がままならず、看護師不足の悪環境にも陥っています。看護師の人員体制は、1988年に患者2人に看護職員1人という診療報酬上の最高基準が新設されて以降、医療、看護の進歩、高度化の中で17年間も改善されていません。
  よって、政府におかれては安全で行き届いた医療、介護を保障するため、看護職員の配置基準を引き上げること、患者、利用者の命と安全を守るため、必要な安全対策のコストを保障することなど看護現場の深刻な実態を改善し、必要な財政的保障を行うよう内閣総理大臣ほか関係大臣あてに意見書を提出するものであります。
  議員各位のご賛同をよろしくお願い申し上げます。
高橋清治議長 これより一括して質疑に入ります。質疑はありませんか。
               〔発言する者なし〕
高橋清治議長 これにて質疑を終結します。
  お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第12号及び発議第13号の2件については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
高橋清治議長 ご異議なしと認めます。
  したがって、発議第12号及び発議第13号の2件については、委員会の付託を省略することに決定しました。
  これより討論に入ります。討論はありませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
高橋清治議長 これにて討論を終結します。
  これより発議第12号及び発議第13号の2件を一括して採決します。
  本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
高橋清治議長 ご異議なしと認めます。
  したがって、本案は原案のとおり可決されました。
                                            
高橋清治議長 以上で本日の日程は全部終了しました。
  これにて平成17年第7回見附市議会定例会を閉会します。
               午前11時47分  閉 会