平成16年第1回(3月)見附市議会定例会会議録(第5号)
 

議事日程 第5号
平成16年3月19日(金曜日) 午前10時開議
諸般の報告
第 1 議第 1号  平成16年度見附市一般会計予算
議第 2号  平成16年度見附市国民健康保険事業特別会計予算
議第 3号  平成16年度見附市老人保健事業特別会計予算
議第 4号  平成16年度見附市介護保険事業特別会計予算
議第 5号  平成16年度見附市下水道事業特別会計予算
議第 6号  平成16年度見附市農業集落排水事業特別会計予算
議第 7号  平成16年度見附市水道事業会計予算
議第 8号  平成16年度見附市ガス事業会計予算
議第 9号  平成16年度見附市病院事業会計予算
議第21号  見附市事務分掌条例の制定について
  議第22号  見附市市民交流センター条例の全部を改正する条例の制定について
議第23号  見附市子育て支援センター条例の一部を改正する条例の制定について
議第24号  見附市公民館使用条例及び見附市青少年育成センター設置条例の一部を改正する
条例の制定について
議第25号  見附市立海の家設置条例等の一部を改正する条例の制定について
議第26号  見附市企業設置奨励条例の一部を改正する条例の制定について
議第27号  見附市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
議第28号  見附市都市計画法施行条例の一部を改正する条例の制定について
議第29号  見附市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について
議第30号  見附市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の制定について 
議第31号  見附市給水条例の一部を改正する条例の制定について
議第32号  見附市下水道事業受益者分担金に関する条例の制定について
議第33号  見附市農業集落排水施設条例の一部を改正する条例の制定について
議第34号  見附市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について
議第35号  見附市立学校施設設備使用に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第38号  平成15年度見附市一般会計補正予算(第5号)
議第39号  平成15年度見附市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)
議第40号  平成15年度見附市介護保険事業特別会計補正予算(第3号) 
議第41号  平成15年度見附市下水道事業特別会計補正予算(第3号)
議第42号  平成15年度見附市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)
議第43号  平成15年度見附市病院事業会計補正予算(第1号) 
議第48号  見附市道路線の廃止及び認定について
議第49号  見附市一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び見附市公益法人等への
職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第50号  見附市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第51号  見附市教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例
の制定について
議第52号  企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第 2 閉会中の継続審査について(請願第1号)
第 3  請願第2号  人道的立場でJR不採用問題の早期解決を求める請願
第 4 議第45号 教育委員会委員の任命について
第 5 議第46号 監査委員の選任について
第 6 議第47号 人権擁護委員候補者の推薦について
第 7 発議第1号 見附市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について
第 8 発議第2号 議会改革調査特別委員会の設置について
発議第3号 まちづくり推進特別委員会の設置について
第 9 少子・高齢社会対策特別委員会の廃止について
地域振興対策特別委員会の廃止について
第10 発議第4号 地方交付税の大幅削減の中止を求める意見書の提出について
発議第5号 安心して暮らせる年金制度の確立を求める意見書の提出について
発議第6号 容器包装リサイクル法の見直しを求める意見書の提出について
第11 常任委員会の閉会中の継続調査について

本日の会議に付した事件
 議事日程と同じ
出席議員(20人)
  1番   辺  見  雅  信   2番   亀  田     満
3番 小  林  伸  一 4番 久  住  裕  一
5番 浅  野  三  夫 6番 山  田  武  正
7番 佐 々 木  志 津 子 8番 星     賢  一
9番 小  林  繁  男 10番 渡  辺  み ど り
11番 高  橋  清  治 12番 伴  内  勝  栄
13番 八  木  庄  英 14番 岩  崎  録  衛
15番 北  村  明  夫 16番 井  上  慶  輔
17番 関     一  二 18番 佐  藤  数  幸
19番 野  本  千  晴 20番 田  崎  武  雄

欠席議員(なし)
説明のため出席した者
  市     長   久   住   時   男
助     役 山   本   俊   一
収  入  役 林       保   弘
企画調整課長 磯   部   七   郎
総 務 課 長 徳   橋   和   之
市 民 課 長 大   関   泰   一
税 務 課 長 今   井   弘   志
農 林 課 長 兼
農 業 委 員 会
事 務 局 長
池   山   久   栄
商工振興課長 井   口   増   一
建 設 課 長 伊   藤   恒   彦
健康福祉課長 刈   谷       博
環境生活課長 田   伏       智
下 水 道 課 長 渡   辺   清   澄
会 計 課 長 斉   藤       勝
成人病センター
病 院 事 務 長
西   澤   裕   介
ガス水道局長 小   林   守   助
消  防  長 岡   村   勝   元
教 育 委 員 会
教  育  長
高   橋   孝   男
教 育 委 員 会
事  務  局
庶 務 課 長
星   野   明   洋
教 育 委 員 会
事  務  局
学校教育課長
吉   樂       悟
教 育 委 員 会
事  務  局
生涯学習課長
柳   原   哲   映
監 査 委 員
事 務 局 長
木 歩 士       保

事務局職員出席者
  事 務 局 長   佐   野   三   男
副  参  事 三   沢   信   幸
議 事 係 主 査 森   沢   祐   子

               午前10時00分  開 議
伴内勝栄議長 これより本日の会議を開きます。
  現在の出席議員20人全員であります。

                                            
諸般の報告
伴内勝栄議長 最初に、諸般の報告をします。
  まず、各常任委員会委員長から本定例会において付託した議案についての審査報告書及び行政視察に関する閉会中の継続審査申出書並びに総務文教委員会委員長から同委員会に付託した請願第1号についての閉会中の継続審査申出書、産業建設委員会委員長から同委員会に付託した請願第2号の審査報告書が提出されていますので、その写しをお手元に配布しておきましたから、ご了承願います。
  次に、追加議案として議員から委員会条例改正1件、特別委員会設置案2件及び意見書案3件が提出されましたので、後ほどご審議をお願いします。
  次に、現在設置されています少子・高齢社会対策特別委員会及び地域振興対策特別委員会の廃止についての採決を後ほど行いますので、お願いします。
  以上もって諸般の報告を終わります。
                                            

日程第1、 議第 1号  平成16年度見附市一般会計予算
議第 2号  平成16年度見附市国民健康保険事業特別会計予算
議第 3号  平成16年度見附市老人保健事業特別会計予算
議第 4号  平成16年度見附市介護保険事業特別会計予算
議第 5号  平成16年度見附市下水道事業特別会計予算
議第 6号  平成16年度見附市農業集落排水事業特別会計予算
議第 7号  平成16年度見附市水道事業会計予算
議第 8号  平成16年度見附市ガス事業会計予算
議第 9号  平成16年度見附市病院事業会計予算
議第21号  見附市事務分掌条例の制定について
議第22号  見附市市民交流センター条例の全部を改正する条例の制定について
議第23号  見附市子育て支援センター条例の一部を改正する条例の制定について
議第24号  見附市公民館使用条例及び見附市青少年育成センター設置条例の一部を改正する条例の制定について
議第25号  見附市立海の家設置条例等の一部を改正する条例の制定について
議第26号  見附市企業設置奨励条例の一部を改正する条例の制定について
議第27号  見附市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
議第28号  見附市都市計画法施行条例の一部を改正する条例の制定について
議第29号  見附市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について
議第30号  見附市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の制定について
議第31号  見附市給水条例の一部を改正する条例の制定について
議第32号  見附市下水道事業受益者分担金に関する条例の制定について
議第33号  見附市農業集落排水施設条例の一部を改正する条例の制定について
議第34号  見附市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について
議第35号  見附市立学校施設設備使用に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第38号  平成15年度見附市一般会計補正予算(第5号)
議第39号  平成15年度見附市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)
議第40号  平成15年度見附市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)
議第41号  平成15年度見附市下水道事業特別会計補正予算(第3号)
議第42号  平成15年度見附市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)
議第43号  平成15年度見附市病院事業会計補正予算(第1号)
議第48号  見附市道路線の廃止及び認定について
議第49号  見附市一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び見附市公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第50号  見附市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第51号  見附市教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第52号  企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について
伴内勝栄議長 日程第1、第1号議案から第9号議案まで、第21号議案から第35号議案まで、第38号議案から第43号議案まで、第48号議案から第52号議案までの35件を一括して議題とします。
  各常任委員会における付託議案の審査の結果について委員長の報告を求めます。
  まず、総務文教委員会、高橋委員長。
               〔高橋清治総務文教委員長登壇〕
高橋清治総務文教委員長 ただいま議題となっております議案のうち、総務文教委員会に付託されました議案の審査につきまして、その経過及び結果をご報告申し上げます。
  本委員会は、去る3月15日午前10時から委員会室において開会し、説明のため市当局関係者の出席を求め、委員7人全員出席のもとで審査に当たりました。
  各議案とも本会議及び委員会における説明等を参考に慎重審査の結果、議第1号 平成16年度見附市一般会計予算中、本委員会関係部分、議第21号 見附市事務分掌条例の制定について、議第22号見附市市民交流センター条例の全部を改正する条例の制定について、議第24号 見附市公民館使用条例及び見附市青少年育成センター設置条例の一部を改正する条例の制定について、議第25号 見附市立海の家設置条例等の一部を改正する条例の制定について、議第34号 見附市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について、議第35号 見附市立学校施設設備使用に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第38号 平成15年度見附市一般会計補正予算(第5号)中、本委員会関係部分、議第49号 見附市一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び見附市公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第50号 見附市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第51号 見附市教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上11件についてはいずれも妥当なるものと認め、全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。
  以上をもって委員長報告を終わります。
伴内勝栄議長 次に、厚生企業委員会、井上委員長。
               〔井上慶輔厚生企業委員長登壇〕
井上慶輔厚生企業委員長 ただいま議題となっております議案のうち、厚生企業委員会に付託されました議案の審査につきまして、その経過及び結果をご報告申し上げます。
  本委員会は、去る3月16日午前10時から委員会室において開会し、説明のため市当局関係者の出席を求め、委員7名全員出席のもとで審査に当たりました。
  各議案とも本会議及び委員会における説明等を参考に、慎重審査の結果、議第1号 平成16年度見附市一般会計予算中、本委員会関係部分、議第2号 平成16年度見附市国民健康保険事業特別会計予算、議第3号 平成16年度見附市老人保健事業特別会計予算、議第4号 平成16年度見附市介護保険事業特別会計予算、議第7号 平成16年度見附市水道事業会計予算、議第8号 平成16年度見附市ガス事業会計予算、議第9号 平成16年度見附市病院事業会計予算、議第23号 見附市子育て支援センター条例の一部を改正する条例の制定について、議第30号 見附市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の制定について、議第31号 見附市給水条例の一部を改正する条例の制定について、議第38号 平成15年度見附市一般会計補正予算(第5号)中、本委員会関係部分、議第39号 平成15年度見附市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)、議第40号 平成15年度見附市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)、議第43号 平成15年度見附市病院事業会計補正予算(第1号)、議第52号 企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上15件についてはいずれも妥当なるものと認め、全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。
  以上をもって委員長報告を終わります。
伴内勝栄議長 次に、産業建設委員会、星委員長。
               〔星 賢一産業建設委員長登壇〕
星 賢一産業建設委員長 ただいま議題となっております議案のうち、産業建設委員会に付託されました議案審査につきまして、その経過及び結果をご報告申し上げます。
  本委員会は、去る3月17日午前10時から委員会室において開会し、説明のため市当局関係者の出席を求め、委員6人全員出席のもとで審査に当たりました。
  各議案とも本会議及び委員会における説明等を参考に慎重審査の結果、議第1号 平成16年度見附市一般会計予算中、本委員会関係部分、議第5号 平成16年度見附市下水道事業特別会計予算、議第6号 平成16年度見附市農業集落排水事業特別会計予算、議第26号 見附市企業設置奨励条例の一部を改正する条例の制定について、議第27号 見附市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、議第28号 見附市都市計画法施行条例の一部を改正する条例の制定について、議第29号見附市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について、議第32号 見附市下水道事業受益者分担金に関する条例の制定について、議第33号 見附市農業集落排水施設条例の一部を改正する条例の制定について、議第38号 平成15年度見附市一般会計補正予算(第5号)中、本委員会関係部分、議第41号 平成15年度見附市下水道事業特別会計補正予算(第3号)、議第42号 平成15年度見附市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)、議第48号 見附市道路線の廃止及び認定について、以上13件についてはいずれも妥当なるものと認め、全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。
  以上をもって委員長報告を終わります。
伴内勝栄議長 ただいまの委員長報告に対して質疑はありませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
伴内勝栄議長 これにて質疑を終結します。
  これより討論に入ります。討論はありませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
伴内勝栄議長 これにて討論を終結します。
  これより第1号議案から第9号議案まで、第21号議案から第35号議案まで、第38号議案から第43号議案まで、第48号議案から第52号議案までの35件を一括して採決します。
  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
伴内勝栄議長 ご異議なしと認めます。
  したがって、本案は原案のとおり可決されました。
                                            

日程第2、 閉会中の継続審査について(請願第1号)
伴内勝栄議長 日程第2、閉会中の継続審査についてを議題とします。
  総務文教委員会委員長から請願第1号についてお手元に配布のとおり、会議規則第103条の規定により、閉会中の継続審査の申し出があります。
  お諮りいたします。請願第1号については委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
伴内勝栄議長 ご異議なしと認めます。
  したがって、委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定しました。
                                            

日程第3、 請願第2号 人道的立場でJR不採用問題の早期解決を求める請願
伴内勝栄議長 日程第3、請願第2号を議題とします。
  産業建設委員会における審査の結果について委員長の報告を求めます。
  産業建設委員会、星委員長。
               〔星 賢一産業建設委員長登壇〕
星 賢一産業建設委員長 ただいま議題となっております請願第2号 人道的立場でJR不採用問題の早期解決を求める請願について、本委員会における審査の経過及び結果をご報告申し上げます。
  本請願は、JRが発足する際に国鉄職員の一部が採用されないJR不採用問題が発生しました。国際労働機関では、この問題について、政府の責任による早期解決を行う勧告がされました。また、最高裁ではJRに使用責任なしという法的な確定をされましたが、責任は当時の国鉄が負うべきものであり、ひいては政府の責任において早期解決を図るべきであることから、内閣総理大臣ほか関係大臣に早期解決を求める意見書を提出していただきたいという趣旨であります。
  委員会では紹介議員の説明を求め、質疑の後、討論に入り、国際労働機関の勧告については日本が批准した条約は憲法第98条第2項の規定にのっとり誠実に守られており、国鉄職員に対する再就職促進法に基づき万全の雇用対策が講じられています。また、最高裁では採用問題についての上告を破棄し、中労委への救済命令を無効とする判決が下されていることから、本請願に反対するとの討論があり、起立採決の結果、不採択とすべきものと決定しました。
  以上をもって委員長報告を終わります。
伴内勝栄議長 ただいまの委員長報告に対して質疑はありませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
伴内勝栄議長 これにて質疑を終結します。
  これより討論に入ります。討論はありませんか。
  18番、佐藤議員。
               〔佐藤数幸議員登壇〕
佐藤数幸議員 請願第2号 人道的立場でJR不採用問題の早期解決を求める請願について、願意を尊重し、採択すべきものと考え討論をいたします。
  本件を審査された当市の産業建設委員会の採決は、残念ながら不採択であります。しかし、不採択の趣旨は昨年12月22日、最高裁判所第1小法廷の判決で決着済みとする短絡的な判断によるものであり、最高裁判決はJRの使用者責任の有無という法的判断に限定されたものにすぎず、採用差別が反組合的意図のもとになされた不当労働行為であるとする地労委、中労委命令の判断を覆したものでなく、不当労働行為問題が未解決であり、その犠牲者が多数存在し、厳しい生活を強いられている事実に対しての論点を反らすものであります。
  私は、JR不採用問題は1987年4月、国策による分割民営化施策により発生した事案であり、JR発足前年の国会でのJR採用に当たって差別がないことの附帯決議や当時中曽根総理大臣が一人も路頭に迷わせない、橋本運輸大臣の差別があってはならないという答弁、昨年6月のILO、すなわち国際労働機関理事会が採択した結社の自由委員会報告、結社の自由の諸原則にかかわる極めて重要なものであり、日本政府によって対処されるべきものであることを強調するこの問題解決の責任は当時の国鉄であり、国鉄の行為に責任を持って解決すべき立場にあるのは政府においてほかありません。最高裁判決により政府の責任は重大であり、住民の暮らしを守る責務を負う自治体の議会として政府に早期解決を求める意見書の提出は当然であると考えます。当見附市議会といたしましても、人道的立場を尊重し、ぜひ全会一致で採択されますことをお願いをし、討論といたします。
伴内勝栄議長 4番、久住議員。
               〔久住裕一議員登壇〕
久住裕一議員 人道的立場でJR不採用問題の早期解決を求める請願についての委員長報告に対しまして賛成の立場で討論をいたします。
  この請願にあります国鉄が1987年4月に分割民営化されたときのJR不採用問題であります。ILO、国際労働機関の勧告、これは結社の自由及び結団権の保護に関する条約でありますが、ILO、国際労働機関の勧告については日本が批准いたしました条約については憲法98条第2項の規定にのっとり誠実に対応しているものと考えます。政府としては日本国有鉄道希望退職職員、日本国有鉄道精算事業団職員の再就職促進に関する特別措置法に基づき、万全の雇用対策を講じ、その後も政治的解決の枠組みの中で必要な対策をとるなど行うべき措置は講じられたものと認識しております。昨年、2003年12月22日には、JRには使用者としての責任はないと最高裁判所にて最終的な司法の判断が下されました。これらを踏まえ、この請願に対して反対し、討論といたします。
伴内勝栄議長 これにて討論を終結します。
  これより請願第2号を起立により採決します。
  本請願に対する委員長の報告は不採択とすべきものであります。したがって、原案について採決します。本請願を採択することに賛成の議員の起立を求めます。
               〔賛成者起立〕
伴内勝栄議長 起立少数であります。
  したがって、請願第2号は不採択と決定しました。
                                            

日程第4、 議第第45号 教育委員会委員の任命について
伴内勝栄議長 日程第4、第45号議案を議題とします。
  提案理由の説明を求めます。
  久住市長。
               〔久住時男市長登壇〕
久住時男市長 議第45号 教育委員会委員の任命についてご説明申し上げます。
  現教育長の高橋孝男さんは、まだ任期途中でありますが、3月31日をもって退任したいとの申し出を受けております。大事な時期ではありますけれども、ご本人の生活設計もあろうかと思いますので、辞任の申し出を承認することにいたしました。そこで、後任に神林晃正さんを任命したいというものでございます。
  神林さんは、県内小学校の教頭、校長及び教育庁義務教育課の参事等を歴任され、この3月31日に長岡市立坂之上小学校長を退職される方でございます。ご同意を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
伴内勝栄議長 お諮りいたします。
  ただいま議題となっています第45号議案 教育委員会委員の任命については、これに同意することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
伴内勝栄議長 ご異議なしと認めます。
  したがって、第45号議案については、これに同意することに決定しました。
                                            

日程第5、 議第46号 監査委員の選任について
伴内勝栄議長 日程第5、第46号議案を議題とします。
  提案理由の説明を求めます。
  久住市長。
               〔久住時男市長登壇〕
久住時男市長 議第46号 監査委員の選任についてご説明申し上げます。
  現監査委員の嶋田實さんは、この3月31日をもって任期満了となります。後任の監査委員として室橋節男さんを選任したいというものでございます。
  室橋さんは、かつて市職員として会計課長、教育委員会庶務課長等を務められました行政のベテランでございまして、監査委員には適任と思っておりますので、ご同意を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
伴内勝栄議長 お諮りいたします。
  ただいま議題となっています第46号議案 監査委員の選任については、これに同意することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
伴内勝栄議長 ご異議なしと認めます。
  したがって、第46号議案については、これに同意することに決定しました。
                                            

日程第6、 議第47号 人権擁護委員候補者の推薦について
伴内勝栄議長 日程第6、第47号議案を議題とします。
  提案理由の説明を求めます。
  久住市長。
               〔久住時男市長登壇〕
久住時男市長 議第47号 人権擁護委員候補者の推薦についてご説明申し上げます。
  現委員、大川戸卓子さんは、6月30日で任期満了となりますが、引き続いてお願いしたいことから、人権擁護委員候補者として推薦したいものでございます。任期までまだ日数がありますが、法務大臣への推薦の日程上、次の市議会定例会では間に合いませんので、今回提案をさせていただきました。
  よろしくお願いいたします。
伴内勝栄議長 お諮りいたします。
  ただいま議題となっています第47号議案 人権擁護委員候補者の推薦については、これを適任とすることにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
伴内勝栄議長 ご異議なしと認めます。
  したがって、第47号議案については、これを適任とすることに決定しました。
                                            

日程第7、 発議第1号 見附市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について
伴内勝栄議長 日程第7、発議第1号を議題とします。
  提案理由の説明を求めます。
  13番、八木議員。
               〔八木庄英議員登壇〕
八木庄英議員 発議第1号 見附市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についての提案説明を申し上げます。
  ただいま議題となっております発議第1号 見附市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、改正の理由でありますが、今年4月1日から施行されます見附市事務分掌条例の制定に伴い、見附市議会委員会条例第2条各号に規定する常任委員会の名称、委員定数及び所管事項を改正するものであります。
  附則におきまして、この条例は平成16年4月1日から施行するものであります。
  以上で説明を終わります。
伴内勝栄議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
               〔発言する者なし〕
伴内勝栄議長 これにて質疑を終結します。
  お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第1号については、会議規則第37条第2項の規定によって委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
伴内勝栄議長 ご異議なしと認めます。
  したがって、発議第1号については委員会の付託を省略することに決定しました。
  これより討論に入ります。討論はありませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
伴内勝栄議長 これにて討論を終結します。
  これより発議第1号を採決します。
  本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
伴内勝栄議長 ご異議なしと認めます。
  したがって、本案は原案のとおり可決されました。
                                            

日程第8、 発議第2号 議会改革調査特別委員会の設置について
発議第3号 まちづくり推進特別委員会の設置について
伴内勝栄議長 日程第8、発議第2号及び発議第3号の2件を一括して議題とします。
  提案理由の説明を求めます。
  13番、八木議員。
               〔八木庄英議員登壇〕
八木庄英議員 ただいま議題となっております発議第2号及び第3号について提出者としてご説明いたします。
  まず、発議第2号 議会改革調査特別委員会の設置についてご説明いたします。地方分権の推進に伴い、地方公共団体の自己決定権と自己責任が拡大しております。このため、地方議会の果たす役割についてもますます大きくなってきております。このことにかんがみ、本市議会においてもこれに対応するため、議員定数の検討や議員報酬等について調査研究を行うこととし、委員定数を10人とし、本特別委員会を設置するものであります。
  次に、発議第3号 まちづくり推進特別委員会の設置についてご説明いたします。見附市は、昨年長岡地域の合併協議から離脱し、自律のまちづくりを進めておりますが、地域経済の低迷や国の三位一体改革に伴い、地方交付税の削減等が行われることとなり、非常に厳しい財政状況となっている中での自律のまちづくりの推進が大きな課題となっております。このため、本市議会では県営産業団地の企業誘致、市民交流センターの有効利用及び地域自治の充実によるまちづくりを推進するための施策にかかわる諸問題について調査研究を行うこととし、委員定数を9人として本特別委員会を設置するものであります。
  なお、この二つの特別委員会は議会の閉会中においても必要な調査研究を行うことができるものとし、議会において目的終了を議決するまで存続するものであります。議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
伴内勝栄議長 これより一括して質疑に入ります。質疑はありませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
伴内勝栄議長 これにて質疑を終結します。
  お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第2号及び発議第3号の2件については、会議規則第37条第2項の規定によって委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
伴内勝栄議長 ご異議なしと認めます。
  したがって、発議第2号及び発議第3号の2件については委員会の付託を省略することに決定しました。
  これより討論に入ります。討論はありませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
伴内勝栄議長 これにて討論を終結します。
  これより発議第2号及び発議第3号の2件を一括して採決します。
  本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
伴内勝栄議長 ご異議なしと認めます。
  したがって、本案は原案のとおり可決されました。
  お諮りいたします。ただいま設置されました各特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定によって、お手元に配布してあります発議第2号及び発議第3号の2件をそれぞれの別紙のとおり指名したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
伴内勝栄議長 ご異議なしと認めます。
  したがって、各特別委員会の委員はお手元に配布してあります別紙のとおり選任することに決定しました。
  それでは、休憩中に各特別委員会の正副委員長の互選をお願いします。議会改革調査特別委員会は議長応接室に、まちづくり推進特別委員会は議員控室にお集まり願います。
  ここで正副委員長が互選されるまでの間、暫時休憩いたします。
               午前10時38分  休 憩

                                            
               午前10時47分  開 議
伴内勝栄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
  それでは、休憩中に各特別委員会が開催され、正副委員長が決定しましたので、報告いたします。
  まず、議会改革調査特別委員会委員長に野本委員、同副委員長に北村委員。
  次に、まちづくり推進特別委員会委員長に佐々木委員、同副委員長に渡辺委員。
  以上のとおりであります。

                                            
日程第9、 少子・高齢社会対策特別委員会の廃止について
地域振興対策特別委員会の廃止について
伴内勝栄議長 日程第9、少子・高齢社会対策特別委員会の廃止について及び地域振興対策特別委員会の廃止についての2件を一括して議題とします。
  少子・高齢社会対策特別委員会及び地域振興対策特別委員会は、去る3月12日に特別委員会を開催し、特別委員会の活動経過等の報告後に廃止が決定した旨の報告が委員長からありました。また、両特別委員会の調査目的は、ただいま設置されましたまちづくり推進特別委員会の調査目的に包含されています。
  したがって、少子・高齢社会対策特別委員会及び地域振興対策特別委員会の廃止についてをお諮りいたします。各特別委員会で決定されたとおり両特別委員会の廃止を決定することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
伴内勝栄議長 ご異議なしと認めます。
  したがって、少子・高齢社会対策特別委員会及び地域振興対策特別委員会を廃止することに決定しました。

                                            
日程第10、 発議第4号 地方交付税の大幅削減の中止を求める意見書の提出について
発議第5号 安心して暮らせる年金制度の確立を求める意見書の提出について
発議第6号 容器包装リサイクル法の見直しを求める意見書の提出について
伴内勝栄議長 日程第10、発議第4号から発議第6号までの3件を一括して議題とします。
  議案ごとに提案理由を求めます。
  まず、発議第4号、11番、高橋議員。
               〔高橋清治議員登壇〕
高橋清治議員 ただいま議題となっております発議第4号について説明させていただきます。お手元に配布してあります発議第4号 地方交付税の大幅削減の中止を求める意見書につきまして、提出者としてご説明申し上げます。
  現在地方公共団体は住民の福祉の増進を目指し、効率的な行財政運営に努めていますが、長引く景気の低迷による税収減や経済対策に伴う公債費負担の増加により財政は危機的な状況にあります。
  その一方で、地域福祉施設の充実、地域産業振興策など住民の行政需要にこたえる施策に取り組んでいかなければなりません。しかし、平成16年度の政府予算、地方財政計画では、地方交付税と臨時財政対策債を加えた額が昨年度に比べ大幅な削減となっています。このため、地方公共団体は平成16年度の予算編成において過大な収入不足を招くなど、極めて重篤な状況となっております。
  よって、地方交付税の大幅削減を中止し、財源保証機能と財政調整機能を堅持し、地域の実情を十分踏まえ、行財政の運営に支障がないように所要総額を確保することとし、税源移譲については地方公共団体の福祉、教育などの財源を充実させるようにすべきであり、その際税源基盤の脆弱な地方公共団体に対して地方交付税を充実するなど特段の配慮を行うこととするように、内閣総理大臣ほか関係大臣あてに意見書を提出するものであります。
  議員各位のご賛同をよろしくお願いをいたします。
伴内勝栄議長 次に、発議第5号及び発議第6号、16番、井上議員。
               〔井上慶輔議員登壇〕
井上慶輔議員 発議第5号 安心して暮らせる年金制度の確立を求める意見書について、提出者としてご説明させていただきます。
  我が国は世界的にも例のない急速な高齢化社会を迎えています。2003年に公表された国民生活基礎調査では、国民年金を受給している高齢者世帯は96.1%であり、国民年金が高齢者の所得において重要な役割を果たしていることを示しています。しかし、政府は平成16年度税制改革案で年金の課税強化を決定し、基礎年金の国庫負担2分の1の引き上げも先送りしようとしています。また、平成14年4月から国民年金事務が市区町村から国へと移管されたことにより、国民年金収納率は大きく低下しました。これにより、今後の経済にも影響を及ぼす大きな問題となります。本来住民にかかわりの深い社会保険行政は、住民に身近な地方自治体で行い、都道府県と市町村間の協力のもとで行政サービスの充実を図るべきであると考えます。
  よって、基礎年金の国庫負担率を早急に2分の1に引き上げること、公的年金控除の縮小、老齢者控除の廃止など年金への課税強化は行わないこと、住民に身近な社会保険行政は法定受託事務として必要な財政措置をすること、保険料の引き上げ、年金給付額の引き下げを行わないこととするように、内閣総理大臣ほか関係大臣あてに意見書を提出するものであります。
  次に、発議第6号 容器包装リサイクル法の見直しを求める意見書につきまして提出者として説明いたします。一般廃棄物の約6割を占める容器包装のリサイクルを行うため、1997年4月に容器包装リサイクル法が施行されました。しかし、リサイクル率が上がっても使い捨て容器の大量生産、大量使用の構造は見直されず、排出抑制に結びついていないのが現状です。
  その一方で、地方自治体は収集、分別、保管を義務づけられ、地方自治体の財政を圧迫しています。容器選択権のある生産者の責任を明確にしない限り、このままでは大量廃棄にかわる大量リサイクルに税金を使い続けることになります。
  よって、容器包装リサイクル法の見直しを求める意見書を内閣総理大臣ほか関係大臣に提出するものであります。議員各位のご賛同をよろしくお願いします。
伴内勝栄議長 これより議案ごとに質疑に入ります。
  まず、発議第4号に対して質疑はありませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
伴内勝栄議長 次に、発議第5号に対して質疑はありませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
伴内勝栄議長 次に、発議第6号に対して質疑はありませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
伴内勝栄議長 これにて質疑を終結します。
  お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第4号から発議第6号までの3件については、会議規則第37条第2項の規定によって委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
伴内勝栄議長 ご異議なしと認めます。
  したがって、発議第4号から発議第6号までの3件については委員会の付託を省略することに決定しました。
  これより討論に入ります。討論はありませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
伴内勝栄議長 これにて討論を終結します。
  これより発議第4号から発議第6号までの3件を一括して採決します。
  本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
伴内勝栄議長 ご異議なしと認めます。
  したがって、本案は原案のとおり可決されました。

                                            
日程第11、 常任委員会の閉会中の継続調査について
伴内勝栄議長 日程第11、常任委員会の閉会中の継続調査についてを議題とします。
  各常任委員会委員長からお手元に配布してあります申出書のとおり、会議規則第103条の規定によって、閉会中の継続調査の申し出があります。
  お諮りいたします。各常任委員会委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
伴内勝栄議長 ご異議なしと認めます。
  したがって、各常任委員会委員長の申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。

                                            
教育委員会教育長退任のあいさつ
伴内勝栄議長 最後になりますが、ここで3月31日をもちまして教育長の職を退任されることになりました高橋教育長からごあいさつがありますので、よろしくお願いいたします。
  高橋教育長。
               〔高橋孝男教育委員会教育長登壇〕
高橋孝男教育委員会教育長 3月議会の最終日に当たりまして、本当に貴重なお時間を拝借いたしまして、ごあいさつを申し上げることを大変光栄に思います。ありがとうございます。
  私は、この教員を長く務めておりまして、特に若いときあこがれておりましたのが見附市でございます。見附市に行って働きたいというのが私ども若い教員の願いでございました。と申しますのは、見附市には非常に生き生きとした若い教員たちが勉強する、そういう機会が与えられた進取の気概に満ち満ちた気風がございました。私たちはそれにあこがれておりましたけれども、その見附市に教育長として9年半、それから学校教育課長として2カ年、さらには見附小学校の校長として3年務めさせていただきました。その間4人の市長にお仕え申し上げましたが、一貫して教育は任せるから、頑張ってくださいという激励と支援をちょうだいいたしまして、大変楽しみながら学校教育を初め社会教育、その他一生懸命にやってきたつもりでございますけれども、とにかく大変気持ちよく仕事ができた見附市でございます。
  私特に印象に残っておりますのは、2代目に仕えました内山市長に、生涯学習をやれという命令を受けました。とにかく私は見附市の進取の気概に満ちた教育界というのは大変大事でございましたですし、そのころちょうど生涯学習の初期のころでございましたが、やれというお話を聞きましてとても元気づけられました。と申しますのは、私は生涯自分の課題としてきたことは教育の中で価値ある自己を追い求める、そういう力を育成していこうと。つまり小学校教育でも中学校教育でもあらゆるところで値打ちのある自分を追い求めていくそういう力、そういうものをそれぞれの子供たちに求めていこうというのが私の教育哲学でございました。したがいまして、生涯学習というお話が出たときは本当に感動いたしました。私と同じ考えを持っている政治家もいらっしゃるのだなという気持ちでございました。
  そういうことにかんがみまして、私はその後大塩市長、そして今の大変お世話になっています若き市長にお仕え申し上げまして、私たちが推進会議で決定していただいたその中身、そしてそれを推進会議で答申していただいたことを中心に、この市役所の中に市長をキャップといたしました生涯学習の立ち上げをいたしました。このことは本当にほかの市町村に先駆けて見附市民が選んだ一番大切な道であったかと思います。その裏には、行政の中にはやはりハードな部分とソフトの部分がある。そのことにおいて見附市では、やはりまちづくりは人づくりなのであると、人づくりを基本に置いたことによって、いわゆるソフトの部分が大変強化されていくという、そういう喜びがございました。その中で市民から選ばれた推進会議の皆さんが生き生き人生、生き生き社会をつくり上げようではないか、そしてその中で生きる一人一人の市民が自分らしく、心豊かに、健やかに学び合う見附市民になっていこうではないかという市民像を描いていただきました。
  私ども見附市の教育委員会といたしましては、見附市は今個が輝くとき、つまり一人一人の市民が自分自身を磨いて、自分自身の価値ある人生をつくり上げていこうという、そういう意味を込めましてこのメッセージを発信したわけでございますが、そういう中で市民の皆様初め本当に議員の皆様には個人的にも、あるいは公の場でも大変かわいがっていただきました。少々私はわがままで乱暴なところもございますけれども、それをお許しいただきながら、本当に4代の市長、その中でも最後にお仕え申し上げました久住市長が新しいまちづくりを目指して自律の道を選びながら進んでいく。これは、見附市の市民かたぎといいましょうか、そういうことを私はいつも言っているのですが、見附市はとにかく進取と自治ということが基盤になっているということを教えられました。したがって、そのことを考えてもこの自律の道を選んでこれから自律を推進していくいろいろなプログラムが展開されようとしておりますけれども、万々歳でございます。
  今後ちょっと遠い田上町の地で、第2のふるさと、この見附市がますます発展し、そして見附市に住む4万4,000の市民が本当に一人一人が、ああ、生きてきてよかった、そういう人生がつくり上げられるように祈念しながら暮らしたいと、残る人生を私自身も一生懸命に楽しみながら、そして道楽に命をかけながら過ごしていきたいと思います。私のわがままで、任半ばではございましたけれども、一身上の都合で教育長、そして教育委員を辞することにいたしました。本当に皆様にはどれほど感謝の気持ちを述べても尽きないという感じでございますけれども、心からお礼を申し上げ、見附市のこれからの万々歳を祈念しながらお別れのごあいさつとさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手)
伴内勝栄議長 以上をもちまして退任のごあいさつは終わりました。

                                            
伴内勝栄議長 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
  これにて平成16年第1回見附市議会定例会を閉会をいたします。
               午前11時07分  閉 会